
「重要問題集を使いたい。けどどのように取り組めばいいか分からない」
「化学の重要問題集っていつからすればいいの?」
今回はこんなあなたの悩みに答えていきます。
大学入試、特に難関大学を目指すあなたにとって欠かすことのできない問題集が「化学 重要問題集」(数研出版)です。
この記事では、「化学 重要問題集」の使い方を徹底的に解説しております。
あなたの化学の勉強に少しでも役に立てれば幸いです。
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化学 重要問題集のレベル
では、まずは化学の重要問題集のレベルについてお話ししていきたいと思います。
どんな問題集もそうですが、その問題集のレベルを正確に把握して自分がするのに適しているかどうか知ることは非常に大事になってきます。
化学 重要問題集のレベル
化学の重要問題集のレベルとしては、入試演習初級〜中級といったところでしょう。
初級と書きましたが、あくまで入試演習としてレベルです。
なので、「教科書を読んだだけ」「学校の授業で習っただけ」という人は非常に難しく感じると思います。
また初級〜中級書きましたが、入試化学に必要な知識・解法を一通りこの問題集で学ぶことが出来ます。
東大・京大や旧帝の医学科を除く国立大学を志望する場合はこの問題集までを完璧にすれば入試で十分に戦える!この認識を持ってください!
つまり多くの人にとって、「化学 重要問題集」は最初に取り組むべき問題集ではなくゴール(最終目標)です。
この一冊を三周し完璧に仕上げていく!さらに上の大学を目指す人にとってもこれは1つの基準であり、目標にするべきことです
まずはそれほど重要な問題集であることを知りましょう。
(あ、だから重要問題集なのか笑笑)
化学 重要問題集を始める時期
ではいつからこの問題集に取り組むべきなのか?
この問題集に取り組むべき時期ですが、難関国立大学を目指す場合の理想は高校3年生の4月です!!
もちろんそれより早く始めても構いません。(というか、福岡市の公立高校や中堅私立に通っている生徒は学校の進度が遅すぎるので、現役合格を見据えての勉強だともう少し取り組み方を考えなくてはなりません。)
ここで一つ疑問に思うことがあるでしょう。
「え、高校3年生の4月は学校で化学の授業終わってないよ?」という高校生がほとんどです。(終わっている学校の方が少ないので、これはそこまで驚くことでありません。)
しかし、その人達も理論化学だけなら授業が終わっていると思います。
高校3年生の始めに重要問題集の理論化学の内容だけでも終わらせる!
これができればかなりアドバンテージになることは間違い無いです!
(私が高校生に指導するときは高校3年生の4月に時期に、化学・重要問題集の理論化学が終わるように指導しております。)
でも決して焦ってはいけません。
重要問題集は基本ができてなくて取り組んでも、得られるものは少ないですからしっかり段階は踏みましょう。
学校の授業の内容の理解+暗記とセミナーなどのやや簡単めの問題集を簡単にして重要問題集に取り組みましょう!
(セミナーなどの多くの高校で配布される教科書傍用問題集を終わらせておくことは絶対です。でないと重要問題集に取り組む意味はないです。)
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大学入試の勉強はしっかり基礎から身につけないと難しい問題は解けるようにはならないので、「高校3年生の4月から重要問題集を始めるべき」というのを聞いて焦ってすぐに始めるのはやめましょう。
あくまで基礎からしっかり積み重ねることが大事です。
化学 重要問題集の使い方・問題数
ではいよいよ本題に入っていきます。
重要問題集の使い方を問題数を紹介しながら解説していきます。
化学 重要問題集の問題数
具体的な使い方を解説していくにあたり、重要問題集に収録されている問題数が参考になりますので簡単に紹介しておきます。
※ 作成にあたり「2021実践 化学重要問題集」(数研出版)を使用しています。
単元 | A問題 | B問題 |
物質の構成粒子 | 10問 | 4問 |
物質量と化学反応式 | 11問 | 8問 |
化学結合と結晶 | 10問 | 5問 |
物質の三態・気体の法則 | 11問 | 6問 |
溶液 | 10問 | 6問 |
化学反応とエネルギー | 8問 | 5問 |
反応の速さと化学平衡 | 10問 | 6問 |
酸と塩基の反応 | 12問 | 6問 |
酸化・還元 電池と電気分解 |
12問 | 6問 |
非金属元素 | 12問 | 5問 |
金属元素 | 10問 | 3問 |
無機物質の性質・反応 | 7問 | 5問 |
脂肪族化合物 | 9問 | 5問 |
芳香属化合物 | 7問 | 3問 |
有機化合物の 構造と性質・反応 |
14問 | 7問 |
天然高分子化合物 | 6問 | 5問 |
合成高分子化合物 | 7問 | 4問 |
巻末補充問題 | 14問 |
重要問題集は各単元で、問題の難易度によりA問題とB問題(やや難しい)に分かれております。
問題数としては300問弱となっており、セミナーなどの教科書傍用問題集と比較すると半分くらいになっています。
その分一問一問は重くなっています。
セミナーの応用問題が重要問題集ではA問題に該当するといった認識でいいかと思います。
化学 重要問題集の使い方
それでは重要問題集の使い方を話していきましょう。
とはいっても基本的に、既に習っていて十分に基礎問題の演習が積めている分野から順に解いていけばいいと思います。
(何度も書きますが、基礎分野の演習が積めているというのが大事です。いきなり重要問題集に取り組むのはやめましょう。)
いきなりB問題まで解くのは難しいという人もいるでしょう。
これは別にあなたに問題はありません。
難しい問題になると解けなくなるのは多くの人に当てはまります。
その場合はまずはA問題だけこなしていくのがいいでしょう。
A問題だけ反復してこなすので十分力にはなります。
大事なのは3周して完璧にすること!
他の記事でも書いていますが、復習は早めの方がベターです。
早くすればするほど、復習にかかる時間は短時間ですみます。
なんにも考えずに重要問題集を3周するだけで化学に関しては志望校を超えるレベルは身に付いていると思います。
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