【最も難しい科目は〇〇?】九州大学の入試科目ランキングを発表します

この記事でわかること

  • 九州大学の入試科目ランキング
  • 九大ではどの科目が一番点数が取りやすいか

はっきりいいます!九大受験生の勉強は勿体無い。無駄とは言いませんが、効率の悪い勉強ばかりしています。

中でも一番多いのが、数学は点数が取りにくいのに、数学ばかりしてる人が多い。他の科目に時間を割いたらもっと簡単に点数が上がるのに・・・

そして、その理由を考えたんですが、おそらく戦う相手(九州大学)の分析ができていないのが原因です。なので、『九大の入試科目ランキング』を発表することにしました。あなたが、「効率よく九大に受かりたい」という場合は勉強の参考にしてください。

※ミュート(無音)の状態で再生されます

本題に入る前に1つだけお願いをすると、「九大に本気で受かりたい」と思っているなら最後まで見てほしい。どの科目にどのくらいの時間を割くか、はあなたが思っているより大事。

だって、点数を伸ばしやすい簡単な科目を勉強する方がよくないですか?中々成績が上がらない科目を勉強するのってバカですよね?でも、ほとんどの受験生は何も知らずにやってるんです。

この動画を見るだけでライバルを簡単に出し抜ける。だからこそ、九大を目指すなら最後まで見てほしい動画です。

中原 遼太郎

九大受験に特化した学習塾
竜文会』代表

『竜文会』開校後、初年度には国立大学医学部や九州大学に合格者を輩出。

2年目には旧帝大医学部にも合格!

九州大学の過去問を20年分以上分析して指導カリキュラムを作成。

九州大学医学部に現役合格した経験を生かして、『学習計画の作成』や『LINEでのいつでも相談』による1人1人のサポート・九州大学に特化したハイレベルな演習で「九大受験生」をサポート。

経歴

もっと知りたい方は中原先生の紹介へ!

※ 当ブログでは、九大受験生や親御様の悩みをリサーチした上で、表面的な悩みだけでなく根本的な悩みを解決できるようなコンテンツ制作を心がけています。コンテンツ制作は、中原遼太郎(九州大学医学部卒・竜文会代表)が担当。制作の流れや想いに関しては、コンテンツ制作ポリシーページを参考にしてください。

目次

九大の入試科目ランキングの前提

今回のランク付けは理系を対象に行っています。

ランク付けした科目一覧

  • 理系数学
  • 英語
  • 物理
  • 化学
  • 生物

ランクは難易度に応じてS〜Dの5段階としました。Sが一番難しい科目で、Dが最も簡単な科目になっています。

ランクのイメージとしては、Sは勉強しても中々点数が上がらない科目Dは努力した分だけ点数が取れる科目です。

勘違いして欲しくないのが、簡単に点数が取れる科目はありません。あくまで、九大で出題される問題ですので、いずれもレベルが高い。その中でさらにランク付けをしたと思ってください。

理系数学のランキング

最初は理系数学からお話しします。理系数学は文句なしのSでしょう。はっきり言って、理系の科目では理系数学がダントツで難しいです。

理系数学は最近、難しい年が多いんですよ。難易度が高めの問題が多く、中には「これ受験生解ける人いるの?」というレベルの問題も出題されます。

数学は時間がかかる

そもそも、数学は点数が取れるようになるまで時間がかかる科目です。どれだけ優秀な受験生でも、点数アップには時間がかかる

数学で点数が取れるようになろうと思ったら、まず最初に基本問題をたくさんこなして解法を学ぶ。そして演習問題に取り組んで、学んだ解法を使えるようになる。演習問題をたくさんこなしてようやく、少し点数が取れるようになる。

高得点を取ろうと思ったら膨大な演習量が必要ですし、人によったらどれだけ勉強しても高得点は取れないかもしれない。これが数学という科目です。

理科や英語に比べて高得点を取るのは3倍難しい。9割を取る難易度で比較すると、九大では理科の10倍は難しいでしょう。取れるようにならない可能性が高いという意味では、100倍難しいかもしれません。

見切りをつけることも大事

理系数学にはあまり時間をかけるべきではありません。

「まずは数学を完成させるのが大事」って聞いたことありませんか?数学を完成させてから理科を始める。一見理にかなっているように聞こえますよね?ただ、難易度を考慮すると理にかなっているように見えて、最も遠回りの勉強かもしれません。

ちなみに、九大の理系数学は(1)を取れるようになるのは比較的楽です。ただ、(2)や(3)が取れるようになるのは時間がかかる。特に大問の最後が出来るようになるまでの時間がエグい。人によっては、どれだけ勉強しても届かないかもしれません。数学は見切りをつけることも大事です。

英語のランキング

次は英語です。英語のランクはC。難易度的には、めっちゃ頑張ったら出来るようになるかぁって感じです。英語長文九大の英語は時間をしっかりかけたら点数が取れるようになります。

九大英語の構成

英語長文自由英作文合計
120点80点200点

九大英語は200点満点。構成は、英語長文が120点、自由英作文が80点になります。点数を取るためには、英語長文が読めて、自由英作文がかけたらいいわけです。

九大英語は点数が取りやすい

英語長文の勉強はシンプル。英単語をがっつり覚えて、英文解釈・長文読解に時間をかけたら解けるようになります。自由英作文も対策がしづらいと思っているかもしれませんが、英語長文より楽。数学に比べたら10倍は楽です。

最低限は必要ですが、英文法の対策はそこまで必要ありません。リスニングも共通テストだけで九大では出題されない。対策をする際にやるべきことがかなり少ないです。だから、九大英語は点数が取りやすい科目になっています。

問題の出題傾向を見ても、長文は王道の問題です。段落並び替えや要約など特殊な練習は必要ない。丁寧に英文が読めて、正確な和訳を作ることができれば得点は確保できます。

「英語が苦手だから数学で点数を稼ぐ」なんて人がいますが、自分で首を締めるのはやめましょう。九大では英語で点数を取らないのは勿体無い。だって時間をかけたら点数が取れるようになりますから。

点数が取れないのは、はっきり言って、あなたの努力不足です。

物理のランキング

続いて、物理のランクを発表します。物理の難易度ランクはB

九大の物理は問題自体はかなり解きやすいです。ただ、簡単なわけではない。しっかり演習をしていたら解けるようになるかな〜くらいのレベルです。

B評価の理由は科目特性

問題のレベルを考えたら、英語と同じでCかなと考えました。ただ、物理って苦手な受験生が多いんですよ。「勉強しても中々解けるようにならない」って悩んでいる受験生はたくさんいます。そんな物理という科目の特性も考慮してランクはBとしました。

ですので、九大の物理が難しいというよりかは、物理という科目自体が難しいと思ってください。

九大物理攻略の鍵は演習量

実際、私自身も受験生のときは物理に苦しみました。力学は得意だったんですけど、電磁気がめちゃくちゃ苦手でしたね。交流に至っては、出るな〜と心の中でずっと祈ってました。

ただ、嬉しいことに九大の物理は典型的な問題が多く出題されます。もちろん、中には難しい問題が出題される年もあります。ですが、「何これ、見たことない、、、」という設定が出されることはほとんどありません。

つまり、勉強時間が解決してくれます。物理にたくさん時間をかけて演習をたくさん積む。これができれば、九大物理で合格点を取ることが出来るわけです。

物理自体は難しい。ただ、九大の物理に関してはめちゃくちゃ難しい問題は出ない。このバランスを考えてBとしました。

ただ、油断しないでほしいのが物理で点数が取れるようになるには演習量が必要。つまり勉強時間を割かなくてはなりません。

化学のランキング

次は化学です。化学の難易度ランクはBです。化学はめちゃくちゃ悩みました。個人的にはCでもいい気がするんですよね。

というのも、ここ数年は特に化学は標準的な問題しか出ていません。(2023年の有機化学は除く)

10年前は化学で9割を取るのは難しかったです。理由は、部分的に難しい問題が出るから。大問全体の難易度は高くなくても、各大問で1問ずつ難しい問題が含まれたりしていました。これが高得点を難しくしたわけです。

ただ、最近は難しめの問題が出題されなくなったので、高得点を狙いやすい科目になっています。

授業の質で難易度が変わる

では、なぜBとしたのか?それは、受験生を見てると学校の先生に当たりハズレがあるんですよね。めちゃくちゃ当たりの先生を引いたらCになるかもしれません。でもハズレの先生を引いたらAになる可能性もあります。

ちなみに、これは物理も同じです。しかも、物理や化学(特に物理)はハズレの先生に当たる確率が高い気がするんですよね。「先生が何を言っているか分からない」から家に帰って自分で勉強するという、可哀想な生徒がたくさんいます。

先生ガチャで差が出る

話はそれましたが、化学は誰に習うかがめちゃくちゃ大事。というのも、最初に習う解法が大事だからです。

化学(物理も)は万能な解法を学ぶ。そして、問題演習を通じて解法を真似して身につける。これである程度点数が取れるようになる科目です。

ということは、最初に習う解法が何よりも大事になってくる。解法がこんがらがっていると、演習の質が落ちるので点数が伸びないわけです。

「頑張って問題解いたのに点数が上がらない」なんて残酷な結果が起こります。

自分で勉強を頑張るだけでなく、先生のガチャに勝つ必要がある。これを考慮してランクをBにしました。

難易度だけを考慮するとCでもいいかもしれません。だって、標準的な問題が多いし、解法を真似するだけで点数が取れるから。ただ、問題が簡単なわけではありません。簡単に点数が取れるようになると勘違いはしないようにしてください。

生物のランキング

最後に生物です。生物の難易度ランクはD。はっきり言って、九大は生物が圧倒的に簡単。他の科目とは比べものになりません。

しかも、めちゃくちゃ簡単な年はあるけど、難しい年はない。つまり高得点で安定することができます。「物理が苦手かも?」を思うなら生物を選ぶのも手だと思います。ただ、医学部医学科を始め、生物では受けられない科目があるので注意してください。

生物が簡単と考える理由ですが、実験問題があまり出題されません。知識問題が多く、基本的な知識を抑えるだけでかなりの点数が確保できる。さらに論述問題(記述問題)も基本的な問題が多く、難しくない

暗記量は多いかもしれませんが、どう考えても物理より生物の方が楽なんですよね。点数が補正されているか知りませんが、これだけ差をつけて大丈夫なの?って思います。

生物はとりあえず簡単。理由は暗記でなんとかカバーできるから。「勉強してもできるようにならない」という物理で起こる現象はありえません。

ランキングを踏まえた大事な話

では、最後に大事な話をさせてください。最後までご覧になったあなたは「本気で九大に受かりたい」と思っているはず。是非とも力になりたい。

私は今回の内容を動画にした目的は、あなたの九大に合格する可能性を最大にするためです。

得意な科目にこだわっていませんか?1科目だけをめちゃくちゃ勉強していませんか?

実際、こういう受験生はめちゃくちゃ多い。でも、その科目が難しかったらどうしますか?どれだけ勉強しても最高点が50%程度しか取れない難しい試験だったらどうしますか?

めちゃくちゃ効率の悪い勉強をしていますよ。自分で茨の道を歩んでいます。得意科目にこだわらず、点数が取りやすい科目を勉強した方がいい

学習計画を作る際に、志望校の科目の難易度まで考慮できると最強です。最も少ない勉強で、(総合点で)最高点を叩き出すことができます。

現状の成績、勉強の進捗、志望校の出題傾向これらすべてを考慮して作成した学習計画は本物です。九大に絶対合格したいならこれを機に見直しましょう。

九大の科目別・難易度ランキングまとめ

今回は、『九州大学・入試科目ランキング』について話してきました。いかがでしたか?

内容を簡単にまとめると、理系数学はSランク。九大の理系数学は難易度が高く、勉強しても点数が中々上がりません。

英語はCランク。物理と化学はBランクです。

そして生物は暗記がメインで点数が取りやすいのでDランクにしました。

この記事を書いた人

ラ・サール高校から九州大学医学部医学科へ現役合格。医師国家資格所持するも、多くの受験生を難関大学に合格させるべく教育業界を選択。この度、自分の理想とする教育を生徒に少しでも提供するべく、個人で塾の開校に至る。
現役合格を目指し、熱い想いで指導に携わる。

目次