【油断すると一瞬で不合格】九大に受かるために浪人生がすべきこと9選
この記事でわかること
- 九大に受かるために浪人生がすべきこと
- 今年1年で九大に受かる考え方
「あと、1年あるから九大なんて余裕!」
と余裕をブッこいていませんか?
「そんなことないよ!」と思っていたとしても、心のどこかで油断がないと言い切れますか?九大を目指す浪人生を見ていると、思うことがあります。
油断しすぎ!!
「1年あるから大丈夫!」
「現役の時は惜しかったから今年は受かるはず」
という甘い考えが油断につながっているのです。
その結果、しっかり勉強したら受かるはずなのに九大に落ちてしまう。勝ってたはずなのに、いつの間にか現役生に逆転されている。
こんな悲劇が起こらないために、『九大に受かるために浪人生がすべきこと』をお伝えします。1つでもやってなかったら、このままではあなたは不合格でしょう。
浪人生の1年間は意外と短い
では、本題に入る前に1つだけ大事な話をさせてください。
浪人生の1年間は意外と短い。「1年もあるから九大合格は余裕でしょ」と楽観的に考えていては確実に落ちる。あなたに油断する余裕はない。
模試の判定がいいのは当たり前
特に模試の成績が良くて油断している場合は危険です。春先や夏の模試で浪人生の方がいいのは当たり前。
だって、一度受験を経験して演習を積んでいるわけですから。今も、現役生が教科書的な内容を学校の授業で学んでいる間に演習を積むことができる。勝てて当たり前。むしろ、負けている方がおかしいし、絶望的です。
これから現役生がすごい勢いで追いかけてきますよ。「偏差値が10以上勝ってたのに、次の模試では負けてた」なんてことも普通に起きます。だからこそ、春先や夏の模試ではA判定やB判定を取っておきたい。
毎日が天王山
九大を目指す浪人生に伝えたいことは1つ。1学期が天王山の気持ちで勉強すること。
「すでに1学期が終わってるよ」という場合は、今から毎日が天王山。自分の全てを捧げる気持ちで勉強に挑んでください。これができてようやく、九大合格への一歩を踏み出すことができます。
九大に受かるために浪人生がすべきこと
では、九大に受かるために浪人生がすべきことをお伝えします。『九大に受かるために浪人生がすべきこと』は9つ。
- 数学の基礎(青チャート)
- 1対1対応の演習
- 基礎英文解釈の技術100
- 英単語
- 重要問題集(化学)
- 良問の風
- 名問の森
- 共通テストの社会の対策
- 古文と漢文の対策
最低でもこれだけは取り組むこと。1つでも愚かにするようなら九大合格は不可能です。では、1つずつ解説していきます。
① 数学の基礎(青チャート)
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の1つ目は、数学の基礎力強化です。ちなみに、おすすめの教材は青チャート。基礎ができていないのに、いきなり応用問題に取り組んだらだめ。まずは、青チャートで徹底的に基礎を鍛え上げましょう。
基礎を飛ばしては九大なんて受からない
いきなり応用問題に取り組みたい気持ちは分かります。基礎なんてちまちま取り組んでも九大の難しい問題は解けない。サクッと難しい問題に取り組んで、点数を上げたいですよね。
でもね、基礎を飛ばすと結局は遠回りになることになります。現役生で残りわずかしか時間がないなら基礎を飛ばすという選択肢はアリかもしれません。もしくは頻出の単元だけ基礎に取り組むのも戦略。最悪、数学を捨てる決断も必要でしょう。
ただ、浪人生の場合は1年も時間がある。しかも、学校で授業を受ける必要がないから、1日24時間を自分の勉強に使える。青チャートで基礎を鍛え上げるのも可能なはず。
九大理系数学の点数は基礎力で決まる
いいですか。あなたが、最終的に九大の問題で何点取れるかは基礎力次第。今この瞬間、 問題をたくさん解いて基礎を鍛え上げる。これが、九大の理系数学を攻略する上で一番大事なことです。
② 1対1対応の演習
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の2つ目は、1対1対応の演習です。
1対1対応の演習が九大数学攻略の生命線
1対1対応の演習を仕上げることが九大合格のために一番大事。
1対1対応の演習に取り組む理由としては、チャートなどで身に付けた解法を入試レベルに昇華させるため。このレベルを仕上げることで、あなたの数学のレベルは九大レベルに一気に近づくことでしょう。
できれば早めに取り組みたい。そして、1日でも早く終わらせる。これが九大数学攻略の生命線だと自覚してください。
夏休みまでに終わらせろ!
目安としては、夏休みが終わるまで!そして、夏休みが終わってからは入試問題集に取り組む。これが九大合格への目安のペースになります。
1対1対応の演習は、数ⅠAからⅢCまで全部で6冊。かなりのハイペースでやらないときつい。のんびりやってるようでは余裕で1年はかかる。 特に、基礎から仕上げる場合はめっちゃハイペースでやらないときつい。今すぐにでも取り組みましょう。
ただ、1対1対応の演習を終わらせることで数学の学力はかなり上がります。数学の全範囲の自力を底上げすることができる。
入試問題に取り組んだ際も、解法が思い浮かびやすくなることが自覚できます。
このレベルをいつ終わらせることができるか。少しでも早く終わらせることが、あなたが九大に合格することにつながります。
ちなみに、1対1対応の演習の演習を終わらせたら九大に受かると勘違いしないように。2025年のポンコツレベルの数学なら戦えますが、例年の九大数学では無理。1対1対応の演習を終わらせた上で、さらに演習量が必要になることは覚えておきましょう。
③ 基礎英文解釈の技術100
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の3つ目は、基礎英文解釈の技術100です。
基礎英文問題精講でもポラリスでもいいので、とりあえず英文解釈に取り組んでください。というのも、九大英語を攻略する上で大事なのが英文解釈だから。
九大英語の特徴とは?
では、ここで1つ質問です。九大の英語はどのような問題が出題されるかご存知ですか?
まず、知って欲しいのが九大英語の配点。
九大英語は長文読解が120点、自由英作文が80点です。ここで注目してほしいのが、長文読解が全体の6割を占めること。つまり九大英語を攻略する上で大事なのは、長文読解で高得点を取ることです。はっきり言って、長文読解さえできれば九大英語は余裕。
英語長文で高得点と取るコツ
では長文読解で高得点を取るためにはどのような能力が必要なのでしょうか。
答えを言うと、『英文解釈の能力』です。英文解釈とは、英文一文一文を正確に理解し正確な和訳を作っていくこと。この能力を徹底的に鍛えることが、九大英語攻略の生命線になります
この話をすると、「長文は読まなくてもいいんですか?」と聞かれることがあります。長文なんて読まなくて大丈夫。少なくとも、すぐに長文読解に取り組む必要はありません。
というのも、九大の長文読解で出題されるのは和訳問題や内容説明問題がメイン。和訳問題はもちろん、内容説明問題でも問われているのは和訳の能力。つまり、英文解釈の能力になります。
いきなり長文読解に入ってしまうと、もともと読める英文は読めるし、読めない英文は読めない。つまり、どれだけ英語長文を読んだとしても難しい英文は読めるようにはなりません。まずは英文解釈を鍛え上げて、難しい英文に直面した際に構造を理解し正確な和訳を作る実力をつける。これが、九大英語を攻略するための第一歩です。
確かに、現役の時は仕方がなかったかもしれません。残された時間もないですし、数学や理科の勉強を考えると英文解釈に取り組む暇なんてない。だから、いきなり共通テストの過去問に取り組んだかもしれないし、いきなり九大の過去問に取り組んだかもしれません。
でも今年は、時間がたくさんある。いや、たくさんと言ったら語弊があるかもしれません。ただ、英文解釈を底上げするために十分な時間はあると思います。
100%九大に受かる秘訣
では、九大で確実に合格を掴むためのポイントをお話ししましょう。英語で安定した高得点を取ることです。英語で高得点が安定して取れると、数学や理科で少し失敗しようが合格を掴み取ることができる。大げさでも何でもなく、九大に合格する安定感が格段に上がります。
今年は絶対に九大に合格したいですよね?ということは、あなたは英語で高得点を取らなければいけない。そのためには、長文読解の120点で高得点を取ればいい。そのために必要なのが英文解釈の力です。
今年、あなたが目指すのは九大に挑むことではない。九大で『確実に、100%の確率で合格を掴む』こと。そのためには英文解釈を鍛え上げて、九大英語で高得点を安定して取ることがポイントになります。
④ 英単語
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の4つ目は、英単語です。
そして英単語に取り組む上で大事な事は、1日でも早く終わらせること。
「九大入試までに終わらせればいいや」とのんびり取り組むのはダメ。できれば1学期中に英単語を終わらせる。少なくとも、システム英単語やターゲット1900のレベルは夏休みまでに完璧にしておく必要があります。
英単語は英検準1級レベルまで
さらに欲を言えば、英検準1級のレベルの英単語にも取り組みたい。このレベルまで取り組めば、九大英語でわからない英単語が出題されなくなります。つまり英文を読んでいるときに、ストレスがかからなくなる。
和訳をする上でもわからない英単語がなくなる。その結果、和訳の精度が上がり、九大英語の点数が跳ね上がることになります。
はっきり言って、数学や理科の成績はどうなるかわかりません。あなたがどれだけ頑張って勉強しても、合格点に達する保証は無い。特に数学はこの傾向が強いです。あなたが数学に全力を捧げても、九大数学で合格点が取れるかは分かりません。
だからこそ、英語は少しでも安定して高得点を取りたい。そのためには英単語を準1級レベルまで仕上げておきたいところです。
英単語は1学期で終わらせろ!
そして、数学や理科の成績が思うように上がらなかったときに備えて、2学期は余裕を持っておきたいところ。だからこそ、早いうちに英単語は終わらせておく必要があります。
1学期の英語の勉強としては、英単語と英文解釈、そして時間があれば英作文対策がベスト。このうち、英単語は1学期のうちに絶対に終わらせましょう。
1学期に油断する気持ちはすごくわかります。実際、九大を目指す浪人生で油断している人は多い。そんな中、あなただけは30分余分に勉強して英単語を少しでも多く覚える。たったこれだけでも、九大合格に一気に近づくことを約束しましょう。
⑤ 重要問題集(化学)
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の5つ目は、化学の重要問題集です。
もしかしたら、現役生の時に取り組んでたかもしれません。あくまで体感ですが、九大受験生のほぼ100%が重要問題集に取り組んでいます。そして、重要問題集を終わらせられるかどうかが九大合格への1つの指標。
大事なことを言います。今すぐに重要問題集に取り組んでください。
焦らず基礎は丁寧に仕上げる
ただ化学の基礎ができていない場合は焦らないで欲しい。まずは、セミナーやリードαを使って基本的な内容を学びましょう。最悪、1学期はセミナーやリードαに集中しても九大合格には十分間に合う。
基礎ができていない状態で重要問題集に取り組むのはもったいない。基礎を十分に仕上げてから重要問題集に取り組む流れを意識してください。
重要問題集は10月までに終わらせる
さて、重要問題集を終わらせられるかどうかが九大合格への1つの目安です。理想のペースとしては、苦手な単元を補強しつつ、10月までに終わらせられるのがベスト。10月までに終わらせることができたら、そこからは共通テスト対策と九大の過去問演習でいい感じに入賞を迎えることができます。
理科にも力を入れて早くから取り組む
大事な話をすると、「1学期はとりあえず数学と英語を仕上げる」なんて甘い考えを持たないでほしい。理科をサボってしまうと現役の時の二の舞になります。
九大の配点は数学と英語と理科が同じくらい。つまり数学と英語と同じくらい、理科も勉強する必要があります。悩んだら九大の配点通りに勉強してください。これで大きな失敗を防ぐことができます。
理科の重要性を理解し、1学期のうちから理科にも力を入れましょう。
⑥ 良問の風
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の6つ目は、良問の風。
良問の風は物理の共通テストレベルの問題集です。もちろん良問の風が完璧なら、飛ばして名問の森に取り組んでも構いません。
共通テストで80点取れるなら飛ばしてOK!
目安としては、共通テストの物理で80点取れる場合は良問の風は必要ないでしょう。もちろん、良問の風をパラっと見てみて「取り組んだほうがいいなぁ」と思う場合はおろそかにせず取り組んでください。
夏休み前には絶対に完成させる
良問の風を仕上げる時期の目安としては、夏休みの前には絶対に仕上げること。
というか、夏休みまでに良問の風を仕上げないと絶望的です。良問の風程度では九大の物理は全然解けないですし、次に話す名問の森が九大入試までに絶対に終わりません。物理がめちゃくちゃ苦手でも、良問の風を夏休み前に仕上げることだけは死守してください。
⑦ 名問の森
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の7つ目は、名問の森。
名問の森は、物理の九大レベルの問題集になります。同じレベルの問題集として、重要問題集があるのでこちらでも構いません。
良問の風が終わり次第すぐに取り組んでください。名問の森が完成するかどうかが九大合格の1つの目安になります。
理想のペースとしては化学の重要問題集と同じで10月までに仕上げること。名問の森が10月までに完成すれば、そこからは共通テスト演習+九大の過去問演習で本番を迎えることができます。
九大合格への生命線は理科。物理は名問の森、化学は重要問題集を仕上げるこれが、あなたが九大に受かるために絶対にしなければならないこと。逆に言えば、この2つさえ終わらせることができれば九大の合格可能性は一気に上がります。
⑧ 共通テストの社会の対策
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の8つ目は、共通テストの社会の対策です。
数学と英語、理科だけで満足していませんか?せっかく時間があるわけですから、共通テストの社会の対策もしましょう。
社会を舐めるから九大に落ちる
九大理系だと1175点満点中社会はたったの50点。配点自体はめちゃくちゃ小さいので舐めている人が多い。
でも、社会で失敗する人は意外と多い。あなたはどうですか?現役の時、社会は思うように点数が取れましたか?
ちなみに、社会を捨てるのは理にかなっています。実際、私も時間がない場合は社会を捨てるのも戦略だと考えています。だって、数学や英語、理科が間に合わないのに社会の勉強をするのは時間が勿体無い。社会なんてノー勉でいいから、数学や英語、理科の勉強をすべき。
でも、あなたは違う。社会の勉強をする時間も十分にあるはず。考えて欲しいのですが、1日の中で社会の勉強に割ける時間はありませんか?
浪人生は気が抜けがちだからちょっとくらいサボってると思うんですよね。きっと、社会にあてる時間くらいあるはず。
ないなら隙間時間を捻出するのでも大丈夫。今のうちに社会の勉強をしておきましょう。社会をちょっとするだけでも九大受験がめちゃくちゃ楽になる。
90点取るのに予備校の授業なんて不要
別にね、予備校で長い授業なんて受けなくていい。参考書を毎日15分読むだけでも全然OK!というか、予備校で長い授業を受けて復習しないくらいなら、毎日参考書を15分読む方が100倍マシ。
毎日15分勉強を続けると、3〜4ヶ月後には一通りの知識が入っているはず。そこから過去問演習に取り組むとどうなるか?共通テストで80点や90点取るのも難しくはありません。
あなたがすべきことは隙間時間をちょっと捻出するだけ。ね、やった方がいいでしょ?
せっかく時間があるなら社会もしよう。
⑨ 古文と漢文の対策
『九大に受かるために浪人生がすべきこと』の9つ目は、古文と漢文の対策です。
優先度はめっちゃ低め
ただね、古文と漢文の優先度はめっちゃ低め。数学と英語、理科と社会の勉強をしてさらに余裕があるなら取り組みましょう。数学や英語の時間を削って取り組む価値はありません。ただ、時間が余っていたり隙間時間を活用できるなら社会と同様に積極的に取り組んで欲しい。
文法や句法、古文単語といった基礎から取り組むのがおすすめ。基礎を叩き込んだ後に、長文読解という王道ルートで勉強しましょう。
九大受験は〇〇の戦い
古文と漢文の勉強に関連して大事な話をすると、九大受験は不安を1つでも消していく戦いでもあります。やや抽象的な話なので、難しいかもしれません。
イメージして欲しいのですが、心の中に抱える不安が少ないほどパフォーマンスを発揮しやすい気がしませんか?
例えば、「英語が苦手だけど、本番取れるかな・・・」という不安があれば、数学や理科でも失敗する可能性が高くなる。思い当たる節がありませんか?
だからこそ、少しでも不安を消しておきたい。理系で配点が少ないと言えど、古文や漢文の勉強をすることは数学や英語の点数アップにつながる可能性があるのです。
古典で失敗して九大を諦めるのはダサい
そもそも、「古典で失敗した・・・」なんて理系のくせにダサすぎます。「共通テストの古典で失敗してから、志望校を熊大に下げる」こんな恥ずかしい結果では目も当てられない。万全の状態で九大入試に挑むためにも古典にもしっかり取り組みたいところです。
ちなみに、古典なんて後になればなるほど取り組む機会はありません。「古典は10月からやろう!」なんて考えていても、どうせやらない。ノー勉で共通テストを迎える未来が見えています。
古典を始めるなら今しかない。「共通テスト前に対策しよう」なんて考え方が甘いよ。入試直前期なんてどうせ時間ないから。
現役の時はどうでしたか?共通テスト前に古典の対策をがっつりする余裕がありましたか?
九大に受かるために浪人生がすべきこと・まとめ
今回は、『九大に受かるために浪人生がすべきこと』について話してきました。『九大に受かるために浪人生がすべきこと』は9つ。
- 数学の基礎(青チャート)
- 1対1対応の演習
- 基礎英文解釈の技術100
- 英単語
- 重要問題集(化学)
- 良問の風
- 名問の森
- 共通テストの社会の対策
- 古文と漢文の対策
勘違いしてないで欲しいのですが、他にもすべきことはたくさんあります。今回は取り上げなかったですが、現代文は取り組むべきでしょう。
ここで話した9つは、とりあえず優先度が高いこと。あなたが九大に受かりたいなら、絶対に取り組んだ方がいいこと。つまり、最低でもこのくらいはやって欲しいことです。
この9つ全てに取り組んでようやく、現役生に負けないくらいじゃないですか?