九州大学の滑り止めはどこ?適切な併願校の選び方とおすすめを紹介
この記事でわかること
- 九大は滑り止めを受けるべきか
- 九大の滑り止めは何大学?
- 九大に合格する可能性を最大にする考え方
「九大が第一志望だけど滑り止めってどうしたらいいの?」
「私立って受けた方がいいの?」
あなたのこのお悩みにお答えします。
私立を受けるかどうかって難しいですよね。
「九大に絞った方がいいけど、私立受けないのは不安・・・」
あなたのこういった悩みはめちゃくちゃ分かります。
実際、多くの九大受験生は滑り止めの学校で悩んでいます。
悩みすぎて、九大に向けた勉強時間が減る。
これってとても勿体無い。
この記事では、あなたが九大以外に滑り止めを受けるべきか。そして、受けるならどの大学がいいのかをお話しします。滑り止めを選ぶ上で大事な考え(もお伝えするので、あなたの悩みのすべてが解決することをお約束します。
九州大学の滑り止めの考え方
では、本題に入っていきましょう。九大の滑り止めの大学を話す前に大事な考えをお話しします。
「どうしても大学だけ知りたい」という場合は先を呼んでもらっても構いません。ただ、あなたが九大受験で後悔したくないなら丁寧に全部を読むことをおすすめします。絶対に後悔はさせません。
そもそも滑り止めは必要なのか?
最初に1つ質問をさせてください。そもそもあなたに九大以外の滑り止めは必要なのでしょうか?滑り止めを受験する目的はなんでしょうか?
あとで詳しく話しますが、滑り止めを受けるべき理由は2つしかありません。
- どうしても今年で決めないといけない
(浪人できない) - 試験慣れをしたい
はっきり言って、この2つ以外では滑り止めを受ける必要はありません。だって、その大学に進学しないのに受験するのって意味なくないですか?滑り止めを受けようと思ったら、ある程度は対策が必要になる。つまり、九大に向けた勉強時間が減ることになります。
なので、滑り止めを受ける理由としては、
- その大学に進学する可能性がある
- 九大の合格可能性を高めるため
この2つを含んでいる必要があります。
と言っても、滑り止めを受けないと安心できないかもしれません。一応、滑り止めを受けるメリットとデメリットを解説しておきます。
滑り止めを受けるメリット
滑り止めを受けるメリットは3つ。
- 九大に落ちた際に浪人しない
- 第一志望である九大の試験慣れ
- 滑り止めに合格することで自信がつく
『九大に落ちた際に浪人しない』は分かりやすいでしょう。これこそが滑り止めとして他の大学を受ける意味です。
『第一志望である九大の試験慣れ』で滑り止めを受ける人も一定数います。ただ、中学受験や高校受験はもちろん。共通テストやたくさんの模試で試験慣れしてきているので、この理由で受ける人は思ったほど多くありません。私もめちゃくちゃ緊張する人以外では必要ないと思っています。
意外と大事なメリットが3つ目。『滑り止めに合格することで自信がつく』です。
九大受験を突破する上で『自信』は大事。同じ学力の場合には、自信に満ちている方が合格しやすい。理由としては、九大の2次試験本番で本来の実力を発揮しやすいからです。
では、どうすれば九大に合格できる自信を身につけることができるのでしょうか?
成功体験を積み重ねるしかありません。分かりやすいのが模試の成績でしょうか。九大でA判定やB判定を取る。これを積み上げることがで「九大に合格できる!」という自信を身につけることができます。
「でも、今さら模試を受けるのは無理」と思われるかもしれません。この記事を見ているということは、入試直前期なはず。確かに模試を受けるのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、滑り止めの大学に合格すること。九大ではなくても『合格』の二文字を見れば自信はつく。こうやって身についた九大本番でも勇気をくれます。目に見えなくて忘れがちですが、自信を身につけるのは滑り止めを受ける大きなメリットでしょう。
滑り止めを受けるデメリット
では続いて、滑り止めを受けるデメリットについて話します。メリットだけ見て決めるのは危険です。デメリットも把握して判断するようにしましょう。
滑り止めを受けるデメリットはこんな感じ
- 対策に時間がかかる
- 出願の書類に時間がかかる
(特に医学部の場合は志望理由書) - 試験の日に勉強ができない
- 試験を受けにいくことで感染症のリスク
滑り止めを受けるデメリットは時間を失うことです。当然ですが、九大以外の大学を受けると九大の対策の時間が減る。しかも、あなたが想像する2倍、いや3倍の時間がかかります。
仮に立命館大学を滑り止めとして受ける場合を考えてみましょう。各種書類を準備する必要がありますが、出願にはそこまで時間はかかりません。
ただ、対策として過去問を解く必要があります。仮に3年分解くとして、数学・理科1科目・英語。問題を解いて解説を読んだりすると、1年分解くだけでも4〜5時間くらいでしょうか。3年分解いたら、12〜15時間かかります。
さらに、入試当日は九大に向けた勉強はできません。もしかしたら、前日に移動が必要になるかもしれない。すると、移動+受験で10時間はかかる。
合計すると、20時間以上の時間がかかります。1日12時間勉強するとして、2日分。
滑り止めを気軽に考える人は多い。でも、たった1校受けるだけでも2日分の勉強時間を失う。2〜3校受けることになったらどうでしょうか?九大の合格可能性が変わる気がしませんか?
ちなみに、受験に行く際の感染症のリスクもデメリットです。めちゃくちゃ用心をしていても、リスクはゼロにはなりません。
万が一インフルエンザでももらったとしましょう。40度の発熱で最低でも3日間は勉強ができない。こんな状況になったらどうしますか?
3日勉強できなかったら、九大の2次試験の結果が5点単位で変わってきます。直前期の追い上げの重要性を考慮すると、10点単位で変わってくるかもしれません。もはや事件ですよね。
メリットばかりに目が行きがちですが、デメリットを考慮した上で滑り止めを受けるか考えましょう。
九州大学の滑り止め大学
では、九大を受ける際の滑り止めの大学を発表します。最初に前提を話しておくと、国立大学は滑り止めにはなりません。理由としては、国立の前期試験は1大学しか受けられないから。
ですので、私立大学が滑り止めのメインになります。ちなみに、後期試験(場合によっては中期試験も)で国立大学を受けることはできます。
併願校の種類
私立大学は大きく3つに分けることができます。
- チャレンジ校・・・受かったらラッキーな大学
- 実力妥当校・・・現実的な滑り止め
- 安全校・・・万が一の保険
「どうしても浪人できない」という場合は、1大学ずつ受けるのがおすすめ。ちなみに、浪人がOKならチャレンジ校だけで十分です。
九州大学のチャレンジ校
では、具体的な大学を紹介していきます。まずはチャレンジ校から。
九大を受ける場合のチャレンジ校は2つ。
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
私立は慶應と早稲田がダントツで、MARCHや関関同立になると一気にレベルが下がります。正直、九大を目指している生徒が行く価値があるのは慶應と早稲田。「どうしても今年決めないといけない」という縛りがないのなら、慶應と早稲田以外は受けなくていいと思います。
ただ、早慶を受ける場合は注意が必要です。問題の難易度が九大と違いすぎます。
仮に九大の工学部を目指している人が、慶應の理工学部を受けるとしましょう。過去問を見ると、めっちゃ難しいと感じると思います。
しかも、慶應を第一志望で狙う生徒は共通テストの勉強をせずに、慶應の勉強一本で挑んでくる。
あなたは共通テストや九大の対策をしながら受験する。
はっきり言って、かなり不利です。
合格はかなり難しいでしょう。なので、早慶をチャレンジ校としました。
九州大学の実力妥当校
次は実力妥当校です。九大の実力妥当校はこんな感じ。
- 早慶の相性がいい学部
- 東京理科大学(△)
- MARCH(△)
- 関関同立(△)
MARCH・・・早慶に次ぐ関東の私立大学群
(M:明治大学、A:青山学院大学、R:立教大学、C:中央大学、H:法政大学)
関関同立・・・関西トップの私立大学群
(関:関西大学、関:関西学院大学、同:同志社大学、立:立命館大学)
はっきり言って、九大の実力妥当校は存在しません。つまり、九大と同じレベルの私立が存在しないということです。
もちろん、勉強時間やスペックを考慮した際に同じレベルの大学は存在します。ただ、私立の場合は共通テストがなかったり科目が少ない。なので、少ない科目でハイレベルを目指す必要があります。多くの科目の総合点で合格を目指す九大とは性質が根本的に違うわけです。
ということで、九大と同じレベルの私立は存在しない。ただ、強いて言うなら早慶の相性がいい学部です。
私立は学部によって受験科目が変わってきます。
仮にあなたが英語と数学がめちゃくちゃ得意だとしましょう。
その場合、英語と数学の2科目で受験できる学部が相性がいい学部になります。
他の実力妥当校としては、東京理科大学やMARCH、関関同立になります。ただ、九大と比べてレベルが落ちること。私立に特化した対策をしておけば、かなり簡単に合格できたと思うので妥当と言えるかは微妙です。
九州大学の安全校
次は、安全校です。九州大学の滑り止めの安全校としては、
- MARCHの相性がいい学部
- 関関同立の相性がいい学部
- 福岡大学(△)
- 西南学院大学(△)
こんな感じでしょうか。
基本的には、MARCHや関関同立の相性がいい学部に出すのがおすすめ。九大をそこそこ狙える大学であれば、1〜2年分の過去問対策で十分に合格することができます。
九州大学を受ける方で多いのが、福岡大学や西南学院大学を滑り止めにする生徒です。おそらく、九州の私立ではこの2大学がトップ校だからでしょう。
ただ、個人的には滑り止めとしてはおすすめしません。理由は九大とレベルが違いすぎるから。「絶対にこれ浪人はできない」という最終手段としてはいいと思います。ただ、受験はおすすめしません。
福岡大学や西南学院大学に落ちたら九大には100%、いや1万%落ちる。そう断言できるほどレベルに違いがある。ただ行く大学を最低限確保する程度しか受ける意味はありません。九大の合格を第一に考えるなら、受験するだけ時間の無駄です。
九州大学を受ける上で後期試験
では、後期試験についても軽く書いておきます。
- 熊本大学
- 長崎大学
- 他の九州の国立大学(△)
基本的には、熊本大学や長崎大学に出すのがおすすめ。「九州大学の後期はどうですか?」と聞かれることがあります。基本的に、九大に前期で落ちてしまうと後期試験での合格は厳しいです。
共通テストのボーダーを見ると分かりますが、(同じ学部でも)後期試験は前期試験より5%程度高くなっています。これは、後期試験が前期試験と比べてかなり難しいということです。
理由としては、東大や京大を前期試験で出願した人たちが受けるから。東大や京大は後期試験を実施していません。(昔はしてました)なので、後期試験で受ける大学がないわけです。
九州地方の高校で東大・京大を受ける人は、ほぼ100%が後期は九大。しかも、後期の定員はかなり少ない。だからこそ、後期は熾烈な戦いになります。
九大に合格したいなら「前期で決める!」という覚悟がないと厳しい。後期試験は熊本大学や長崎大学あたりが無難です。
ちなみに、「九大は割と余裕」という学力なら後期試験で九大に出しても大丈夫。
前期試験で万が一失敗したときの保険になります。
共通テストで後期のボーダーの点数くらいが取れているならいいでしょう。
九州大学の滑り止めの選び方
では、ここで九大の滑り止めの大学の選び方を整理しておきます。大事なことは3つ。
- 得意科目を考慮して選ぶ
- 基本的に対策が必要ないように
- リターンを最大にする
私立は科目数が少ない大学が多い。せっかくなので、あなたが得意な科目で受けられる大学を受けましょう。というか、苦手科目で受験するとかなり厳しい戦いになります。
中には、国語と英語の2科目で受けられる私立もある。早慶ですら、国語と英語、社会の1科目で受験できる学部があります。そしてこの学部を狙うライバルは、国語と英語、社会1科目しか勉強していません。
数学に時間をかけて頑張ってきたあなたは不利じゃないですか?ライバルは点数が上がりやすい科目に絞る。しかも、過去問をめちゃくちゃ取り組んで死ぬ気で対策をしてきます。最低でも得意科目で受験できる大学・学部を選びましょう。
次に対策を極力減らす必要があります。滑り止めを受けすぎて、九大の合格可能性が下がったら元も子もありません。
過去問を解いて、対策がたくさん必要な大学はやめる。これが基本的な考え方になります。有名な話だと、早稲田の理工学部は英語が難しい。英単語のレベルがかなり高く、特化した対策が必要になります。こういった学部は避けるのがおすすめです。
『必要最低限の労力でリターンを最大にする』この考え方を常に持っていてください。あくまで目標は九大に受かること。つまり、私立の対策に時間をかけるわけにはいきません。
だからこそ、最低限の時間でそこそこの滑り止めを確保することが大事。そのためには、受験する大学を極力絞ること。そして、対策をしないで受験できる大学・学部を狙う必要があります。
九大の滑り止めを考える上で大事なこと
では、ここからが一番大事です。九大の滑り止めを考える上で大事なことをお話しします。この内容を読むかどうかで人生が変わるかもしれない。それほどまでに大事なことをお伝えします。
九大に滑り止めなんて必要ない
私は九大受験に滑り止めは必要ないと考えています。理由としては、九大以外に行く価値のある大学がないから。
早慶なら行く価値が十分にありますが、MARCHや関関同立は微妙です。九州大学を受ける受験生の中には、「国立に行きたい」という気持ちが強い人が多いので、あまり乗り気ではないでしょう。
実際、MARCHや関関同立になるとかなりレベルが落ちます。九州大学の滑り止めなんて、存在しません。
1浪しても九大にいった方がいい
九大に不合格になった場合は、浪人してでも九大に行くのをおすすめします。こういう話をすると、「金銭面的に浪人はできない」と言われることがあります。
本当にそうでしょうか?浪人したらかかる必要はなんですか?1年間の予備校代金+生活費くらいでしょう。生活費は大学に行ってもかかるので、予備校の費用が問題です。
だったら、宅浪すればよくないですか?「自宅では勉強は無理」なんて言われるかもしれませんが、ここでは一旦無視させてください。
もちろん、「早く社会人として働きたい」と時間を重視される場合は、滑り止めを受けた方がいい。ただ、金銭面が問題なら浪人した方がいいと私は思います。
大学別の平均年収をご存知でしょうか?九州大学に行くのと、MARCHや関関同立に行く場合では100万円ほど年収が変わってきます。後期試験で熊本大学や長崎大学に行く場合でも100万円以上変わってくるはずです。
しかも、この金額はたった1年間の金額。生涯を通じてならどうでしょうか?40年間働くとして、生涯収入は5,000万円単位で変わってきます。もしかしたら、1億円変わってくるかもしれません。
もちろん、MARCHや関関同立に進学して大企業に入り出世するかもしれません。ただ、平均的にこの差が生まれるということです。
1年間の浪人の必要っていくらですか?100万円くらい?はっきり言って、この100万円をケチって九大を諦めるのは勿体無い。もしかしたら、一浪して大阪大学や京都大学にいけるかもしれません。そうなったら、もっと生涯収入は上がってくる。1年間の予備校の費用なんてちっぽけなものです。
最悪でも早稲田
大学別の年収を考慮すると、『最悪でも早稲田大学』というのが私の結論です。早稲田は九大よりも就職に強い。だからこそ行く価値があります。
早慶以外の大学に進むくらいなら、浪人して九大、もしくはよりレベルの高い大学を目指すのがおすすめ。
九州大学・学部別の滑り止め
「もっと具体的に滑り止めを教えて欲しい」と思われたかもしれません。そこで、学部別の滑り止め大学を紹介しておきます。
医学部医学科の滑り止め
ここでは医学部医学科についてお話しします。
医学部医学科のチャレンジ校
医学部医学科のチャレンジ校は1つ。慶應義塾大学医学部です。ただ、慶應の医学部に受かるならよっぽどのことがないと九大医学部には落ちないでしょう。
「受かったらいいな」くらいの気持ちで挑戦の気持ちで受験するのはありかもしれません。
医学部医学科の実力妥当校
医学部医学科の実力妥当校としては、
- 東京慈恵医科大学
- 日本医科大学
- 順天堂大学
このあたりでしょうか。
ただ、先ほども言いましたが、九大と同じレベルの私立は存在しません。どうしても低いレベルの大学を受けることになります。
医学部医学科の安全校
医学部医学科の安全校は、こんな感じ。
- 関西医科大学
- 産業医科大学
九大医学部に受かりたいなら、これらの大学に落ちるようでは話になりません。ちなみに、産業医科大学は注意が必要。2次試験の日程が国立大学の後期試験と被ります。なので、国立大学の後期試験を諦めることになる。
共通テストで高得点を取れた場合は、後期試験で十分に合格が狙えます。(医学部の後期試験は共通テスト+面接+小論文であることが多いため)なので、産業医科大学はやめておきましょう。
九州大学の滑り止めの結論
今回は、九州大学の滑り止めについて話してきました。いかがでしたか。
結論としては、私は九州大学の滑り止めは必要ないと思います。早慶以外の私立に行くくらいなら、1年浪人して九大を目指すのがおすすめ。
お金がネックな人も多いですが、意外とそんなことはありません。むしろ、九大以外の大学に進学した方が損をすることになるかもしれません。
そもそも、滑り止めを受ければ受けるほど九大の合格可能性は減る。これらのことを念頭において、受ける大学を決めましょう。