九州大学2026年の文系数学を徹底分析!「これって差がつくの?」
この記事で解決できるお悩み
- 九大文系数学2026年の難易度
- 九大文系数学2026年の合格点
- 今後の文系数学の対策について
こんにちは。
九大合格特化・竜文会の中原です。
2026年の九州大学文系数学を解いたので、本音で講評をしていきます。
2026年九大文系数学のリアルな感想
「簡単な問題と難しい問題の差がありすぎ・・・」
これが解いた素直な感想です。
もうちょっとバランスよく出題してもいいのかなと。
2026年の九大文系数学って、
第1問とか第2問とかはめちゃくちゃ解きやすく、九大を受けるレベルの受験生なら満点も簡単に狙えたんじゃないかなと思います。
(というか、満点じゃないとキツイ)
ただ、第3問とか第4問に関しては、
第3問の(1)はめちゃくちゃ簡単なんですけど、(2)で難易度が一気に上がる。
(1)はみんな解けるけど、(2)はほとんどの九大受験生が解けない、みたいな極端な問題でした。
ちなみに、第4問も同じ感じですね。
(1)は書き出すだけなんで誰でも解けるけど、(2)以降で難易度が一気に上がるという極端な問題。
こんな感じで、途中から難易度が一気に上がる問題が多かったので、
段階的に差がついた年ではなくて、数学ができる人とできない人で極端に差がついたセットかなと思います。
2026年九大文系数学の難易度
| 大問 | 難易度 | 単元 |
|---|---|---|
| 第1問 | 簡単 | 微分・積分 |
| 第2問 | やや簡単 | ベクトル・空間図形 |
| 第3問 | やや難 | 確率 |
| 第4問 | やや難 | 確率漸化式 |
| 全体 | 標準 |
全体の難易度としてはこんな感じですが、正直試験としては微妙かなと思います。
人生で大一番の大学受験であるからこそ、数学が出来る人、普通の人、出来ない人が差がつくような試験っていうのがベスト。
ただ、2026年の文系数学では、数学が普通な人と出来ない人は差がつかないかなと。
2026年九大文系数学の合格点
次に合格点なんですが、合格点に関しては、130点。
欲を言えば、140点は欲しいかなというセットです。
合格最低ライン
- 文系学部・・・140点
具体的には、第1問と第2問はサクッと完答してもらう。
そして、第3問の(1)と第4問の(1)は確実に解いて、130点ぐらいはあるかなと。
これ以外の問題がは難しいので、出来る限り点数を確保する。
つまり、解けそうな問題を確実に解いて、130点〜140点を確実に確保してもらう。
これが、2026年の九大文系数学で合格を狙うための一番の戦略です。
九州大学・文系数学2026 各大問の講評
それでは、大問ごとに難易度や何点取ればいいのか、どのくらいの時間をかけて解くべきか。そして、どういう勉強をしたら解けるようになるのかをお話しします。
難易度
難易度は簡単・やや簡単・標準・やや難・難の5段階で評価しています。例年の九大受験生のレベルを参考に判定。標準の問題が合格するには解けないといけないレベル。やや難は解けたら合格者の中でも差がつくレベルと思ってください。
理想解答時間
試験本番でその大問にかける時間です。この時間内で完答できたら合格できる、という時間です。
目標得点
理想時間をかけて解答した時に、合格するために試験本番でとって欲しい点数。受験生はこの点数が取れるかどうかを目安に過去問演習をしましょう。
九大文系数学2026 第1問 講評

| 単元 | 微分(数Ⅱ) 積分(数Ⅱ) |
| 難易度 | 簡単 |
| 理想解答時間 | 15分 |
| 目標得点 | 50点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
第1問から見ていくと、第1問は本当に基本的な微積の問題。
黄チャートや青チャートに載っているよりも簡単なんじゃないかなという問題です。
正直、この問題を落とすと「九大は絶対に落ちる」と断言できるくらいのレベルなので、確実に正解しておきたいところです。
設問分析
(1)に関しては微分して極値を求めるだけ。
本当に教科書レベルですね。難易度で言うと超簡単。
(2)に関しても丁寧にグラフを書いて面積を計算するだけなのでそんなに難しくない。
一応テーマとしては、面積の求め方を工夫して1/6公式で綺麗に求めようという問題ですが、かなりシンプルなので力技でゴリゴリ計算しても全然余裕で解ける。
冗談抜きで、教科書の例題を徹底的に反復しておけば、余裕で点数が取れるレベルの問題です。
九大の文系数学は、大問1つあたり制限時間が25分なんですが、この問題はどう考えても25分必要ありません。
だからこそ、丁寧に何回も何回も検算をして、確実に50点をもぎ取る必要がある。
九大の文系数学は毎年このレベルの問題が大問1つはありますが、
「これを落としたら落ちる」という覚悟で過去問演習に挑みましょう。
九大文系数学2026 第2問 講評

| 単元 | ベクトル(数C) |
| 難易度 | やや簡単 |
| 理想解答時間 | 15分 |
| 目標得点 | 50点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
引き続き、第2問について見ていきますが、
この大問も基本的なベクトルの問題です。
この問題も黄チャートや青チャートの例題レベルの問題なので、
2026年の九大文系数学は、チャートを本当の意味で完成させていたら、50%は確実に取れます。
設問分析
どういう問題なのかというと、
ある3点で決められた平面があって、そこに下ろした垂線の長さを求めたい。
そのために、平面の法線ベクトルを求めるという典型的な超有名問題です。
(垂線ベクトルは法線ベクトルの実数倍を利用して、あとは垂直だから内積で処理する、という問題ですね)
この問題では、平面以外の点が球上にあるというやや特殊な設定ですが、基本的にはチャートの例題レベルです。
この問題も時間をかけててもいいから確実に50点を取りたい問題。
繰り返しになりますが、2026年の文系数学は第1問の微積と大問2のベクトルで確実に満点を取る。
つまり、ここまでで100点を死守する。
その上で今から話す第3問や第4問でどれだけ点数を稼げるか。
これが九大の合否を分けました。
九大文系数学2026 第3問 講評

| 単元 | 論証(数Ⅰ) |
| 難易度 | やや難 |
| 理想解答時間 | 25分 |
| 目標得点 | 20点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
続いて、第3問です。
設問分析
(1)の『√2が無理数』の証明問題はチャートレベル。
見た瞬間に反射的に解けないといけないレベルなので、確実に満点を取ってください。
解き方を簡単に復習すると、√2が有理数だと仮定すると、実数p, qを用いて、p/qと既約分数でおける。
そこからは√を解消しつつ、式を整理して、素因数の個数に注目するっていうのがポイント。
こういう風にポイントを言語化して整理しておくと、どんなパターンで出題されようが安定して解けます。
ですので、回答を丸々暗記するのではなくて、ポイントを言語化して押さえるのを意識してください。
そして問題の(2)ですが、
こういう問題が苦手な受験生は多いですし、見た時に「何すればいいかわからん」ってなって解けなかった人の方が多いと思います。
ただこういう問題って実験すると割と簡単で、n乗でやるから抽象的で難しいだけで、2乗とか3乗とか4乗で試してみる答えはサクッと分かります。
(「nは偶数じゃん」って答えが分かるのは難しくありません)
この問題が解けるかどうかは、実験をする癖をつけていたか。
もしくは、nという数字に惑わされず、とりあえず「二項定理で展開しよう」と立ち向かうことができたか。
そもそも、この問題に関しては有名なテーマなので、問題演習の過程で見たことがあるかどうかが大きいです。
知らない場合に関しても、
実験するのががポイントなので、演習量がものを言う問題でしょう。
初見の問題をたくさん解く過程で、実験をして「こういうふうに解けばいいんだな」っていう糸口をつかんで、考えたことを解答に書き起こすという泥臭い作業をどれだけ積んだか。
『演習量が合否を決める』という問題なので、個人的にはかなりの良問だと思います。
しかも、この問題の配点は、(1)が15点か20点なので、15点で終わる人と(2)を完答して50点取る人で、両極端に分かれたんじゃないかなと。
第1問や第2問が簡単で差がつかない分、30点の差が一気につくので、ここが合否の分かれ目の一つになったと思います。
この大問の(2)を本番の緊張感の中で解き切るくらい、練習を積みたいところです。
九大文系数学2026 第4問 講評

| 単元 | 確率(数A) 数列(数B) |
| 難易度 | やや難 |
| 理想解答時間 | 25分 |
| 目標得点 | 20点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
そして、いよいよ最後の第4問。
この第4問こそ、2026年の文系数学の合否の分かれ目の一問です。
第4問って、(2)が解ける人は(3)も(4)もサクッと解けるし、解けない人は当然解けないんですよね。
設問分析
(1)は丁寧に書き出すだけなので、絶対に取りたいところ。
というか、落としたらお話になりません。
そして、問題の(2)と(3)。
(2)のヒントをもとに(3)の三項間漸化式を立式できるかどうかが全てを決定しました。
一応、難易度してはやや難ですが、
実際はこの大問ってただの知識問題といっても過言ではありません。

これは東京大学の過去問で『場合の数・漸化式』の問題なんですが、解き方は全く一緒です。
いわゆる『初手場合分け』ってやつです。
この東京大学の過去問はやや難しめの問題集なら掲載頻度が高いので、まずは高いレベルまでしっかり演習をこなしていたか。
その上で、解説を読み込み『初手場合分け』の解法まで落とし込めていたか。
これでこの大問の出来は決定しました。
この第4問が解けるかどうかは決して発想ではなく、演習量。
九州大学・文系数学2026の振り返り
九大の文系数学2026年の全体を振り返ると、
九大の文系数学は、やはり、微積とベクトルは確実に完答することが絶対です。
九大の文系数学は難しい年ですら、積分とベクトルは標準的な問題が出るので解きやすい。
というか、この二つの単元に関しては、標準的な問題を超える問題がなかなか作れません。
(特に文系数学の範疇だと。)
なので、積分とベクトルは絶対に取るという『九大文系数学の黄金ルール』が適用されました。
その上で、第3問の(1)(√2が無理数であることを示せ)みたいな典型問題や、第4問の(1)みたいに丁寧に数え上げたら取れる問題を絶対に落とさない。
これが当たり前のように出来たら、2026年では合格点掴めますし、他の年でも文系数学なら合格点は十分に取れるでしょう。
今後の九大文系数学の対策
今までの内容を踏まえて、今後の九州大学の文系数学の対策について話していきます。
やはり、ⅠAⅡBCをまんべんなく仕上げるのが一番大事。
というのも、2026年の問題では第1問や第2問の完答は当然で、第3問の『√2が無理数であることを示せ』みたいな典型問題は絶対に取らないといけない。
そのために、ⅠAⅡBCをまんべんなく標準的な問題が解けるまでは持っていくことが絶対です。
その上で、九大文系数学の頻出単元(微分積分とかベクトル、あとは確率)はゴリゴリに演習を積んで、確実に満点取れるレベルまで持っていく。
一つの目安としては、ベクトルと積分は過去問で満点が安定して取れるレベルに持っていく。
これが九大分系数学の一つのゴールです。
ここまで到達すれば、多少難化しようが、簡単になろうが、合格点は安定して取れます。
ベクトルと積分で満点が取れれば、国語や英語の点数次第で合格は余裕で狙えるし、何よりも数学の点数が安定するので、合格がめちゃくちゃ安定する。
ということで、ベクトルと積分は絶対に満点が取れるレベルまで演習を積んでください。
あと大事なのは早くから始めることですね。
どうしても、全単元を演習する必要があります。
共通テストは全単元から出るので、「二次試験で頻出の積分とベクトルだけやろう」なんて甘い考えは通用しません。やっぱり共通テストでも、75%から80%ぐらいは欲しいので、全単元しっかり取り組みましょう。0
九州大学の過去問を徹底的に分析しました!合否を分けた一問を解説


