【合否は高2で決まる!】九大に受かるために高2ですべき参考書10選!
この記事でわかること
- 九大に受かるために高2ですべき参考書
「九大を目指しているけど、何をしたらいい分からない」
あなたのこんな悩みを解決します。
高2から「九大にいきたい!」と熱意があって素晴らしい!はっきり言って、高2の1年間が勝負です。
↑この記事の内容を動画で話しています。
高3になったら九大を目指すライバルはみんな勉強する。だからこそあなたがどれだけ頑張っても差がつかない、なんてことは珍しくありません。
やる気に満ちたあなたは分かっていると思いますが、高2の1年間はめちゃくちゃ貴重な1年。
あなたが九大に合格できるよう、高校2年生の1年間でやるべき参考書をお話しします。
九大の合否に関わる残酷な現実
本題に入る前に大事な話をさせてください。もしかしたら、「高2から頑張る!」と熱意に満ちたあなたなら分かっているかもしれません。ただ、あえて言わせてください。
九大の合否は高3になる前に決まる
九大の合否は、高3になる前に決まっている。つまり、あなたの九大受験の結果は高2の終わりにある程度決まってしまいます。
勘違いしている人が多いですが、高3から逆転して九大に合格するのは難しい。高3では受験生は当然、みんな頑張ります。つまり、あなたがどれだけ頑張ってもライバルとの差はつかない。
どれだけ遅くても部活引退の5月までが勝負です。部活引退までは周りの勉強時間も少ないので、まだ可能性があります。とはいえ可能性はほとんど0%に近い。
高3の夏休みなんて頑張っても成績は上がらない
そして絶対にダメなのが、高3の夏休みに期待をすること。高3の夏休みなんてみんな頑張る。1日12時間の勉強は当たり前。あなたが1日でもサボってしまったら簡単に差をつけられてしまいます。
高3の夏休みはみんな勉強する。だから、成績は思うように上がりません。
分かりましたか?あなたには時間はあまり残されていない。高2の終わりまでが勝負。気合いを入れて勉強しましょう
九大合格のために高2で絶対終わらせる参考書
では本題に入っていきましょう。まずは、九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書からです。絶対に終わらせたい参考書は5冊。







- 青チャートⅠA・ⅡB
- 基礎英文解釈の技術100
- システム英単語
- ステップアップノート古文と漢文
- 古文単語帳
なお、今回おすすめする参考書は理科と社会は控えめにしています。理由は、学校ごとに進度が違うから。
進度が比較的早めの国語・数学・英語を中心に紹介していきます。そのため、理系が中心ではありますが、文系の方にも役立つ内容になっています。
① 青チャートⅠA&ⅡB


九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書の1冊目は、青チャートⅠAとⅡBです。
高2のうちに青チャートで基礎を仕上げる
正直、これを終わらせておけばかなり大きい。勉強時間が一番かかるのは、数学の基礎を仕上げること。かなり大変なので、時間がなくて飛ばしてしまう受験生も多い。
ただ、基礎が完成しているかどうかで九大入試の結果が大幅に変わってきます。入試問題演習に取り組んだ時の効率も変わってくるし、点数の伸び方も格段に上がる。あなたが本気で九大を目指すなら、丁寧に基礎を完成させるのをおすすめします。
だからこそ、高2の大きな目標の1つは青チャートⅠAとⅡBを完成させること。
青チャートだけでも九大合格が狙える?
ちなみに、最悪これだけでも合格最低ラインは取れなくはありません(医学部医学科は無理)。特に難易度が低めの文系数学は取れる可能性が高いです。つまり、他の科目次第ではありますが、ここまで仕上げたら九大数学の勉強はそれなりに終わっているということ。
高3では数学ⅢCに全振りが理想
高2のうちに青チャートⅠAとⅡBが終わっていればいいことがあります。高3では数ⅢCに全振りできます。
九大理系数学の生命線は数ⅢC。頻出の単元である極限や微積、複素数平面をどれだけ攻略できるか?そのためには、たくさんの演習時間を確保することが必要になってきます。
というか、理系の場合は高3の1年間を数学ⅢCに全振りする。これが合格最低条件です。そうでないと、九大レベルの難しい問題が解けるようになりません。どうしても時間が足りなくなってしまうのです。
青チャートから逃げたら九大受験は勝てない
「でも、チャートは問題が多いから終わりそうにない」という人もいるでしょう。時間が厳しい場合は、薄い問題集でもいい。とりあえずⅠAⅡBを全体的に勉強するのでも大丈夫です。
チャートに時間をかけすぎて他の科目の勉強ができなかったら元も子もありません。今の学力や進捗を考慮して臨機応変に対応しましょう。
ただ、1つだけ覚えておいて欲しいのですが、薄い問題集に取り組んだ場合、チャートでがっつり基礎を身につけた人には勝てません。つまり、他の科目の負担が増えることになります。
② 基礎英文解釈の技術100

九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書の2冊目は、基礎英文解釈の技術100です。「英語の勉強は何をしたらいいですか?」と聞かれたら、絶対にこの問題集と即答します。
まずは英文解釈を鍛える
はっきり言って、この問題集の完成度次第で、英語の成績が決まる。つまり、あなたが九大の2次試験の英語で何点取れるかが決まります。
英語長文なんて取り組まなくて大丈夫。あなたが第一にすべきことは英文解釈です。英文解釈とは英文一文一文を丁寧に読んで、構造を把握し正確な和訳を作ること。長文なんて英文の寄せ集めにしか過ぎません。
一文一文が正確に読めたら長文も読める。一文一文の意味が分からないようなら、長文も当然ですが読めません。
今は英文解釈を徹底的にやるべきです。解釈に取り組んでおけば、高3で長文を読み始めた時にグングン点数が上がっていきます。
過去問は後回し
なお、間違っても九大の過去問には取り組まないように。九大の過去問は英語長文がメイン。いきなり取り組んでも意味がありません。
③ システム英単語

九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書の3冊目は、システム英単語。LEAPやターゲット1900でも構いません。なんでもいいので、2次試験レベルの英単語帳を完成させましょう。
「他にどんな英単語帳があるか知りたい」という場合は以下の記事を参考にしてください。九大英語で高得点を取るための参考書を紹介しています。
そもそも完成していない時点で論外
絶対に終わらせたいと言いましたが、仕上がってないのはおかしい。九大を見据えて勉強してたら、システム英単語1冊くらいすでに仕上がっているのが普通です。
英単語なんて英語の勉強をする上で大事なことは知ってますよね。しかも、高1で英単語帳は配られるはずです。ですので、仕上がっていない時点で焦った方がいい。本気で九大を目指すライバルはシステム英単語なんてすでに完璧でしょう。
高3で英単語なんて取り組む暇はない
そもそも、高3の時間がどれだけ貴重かわかってますか?高3の1年間は理科や数学に時間を割くべき。
理科がどのくらい大変か知ってますか?遅い学校だと習い終わるのが高3の2学期。そこから急ピッチで問題演習を仕上げないといけない。
また、数ⅢCがどのくらい大変か知ってますか?極限、微積、複素数平面と難しい単元が盛りだくさん。その上、九大では数ⅢCが頻出だから膨大な時間を割かないといけません。
それなのに、高3でシステム英単語をのんびり覚えているようで大丈夫でしょうか?仮に取り組むにしても、復習をのんびりする程度。初見の単語を覚えているようでは話になりません。
そもそも、英単語を覚えてないと長文の勉強効率も悪くなるんですよね。いちいち辞書で単語の意味を調べるのって効率悪くないですか?1つの長文を読むのにめちゃくちゃ時間かかりますよ。九大に受かりたいなら、英単語は高2で終わらせるのが当たり前。
④ ステップアップノート 古文と漢文


九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書の4冊目は、古文と漢文のステップアップノートです。ただ、数学や英語に比べると優先度は低めです。
古文と漢文は簡単に捨てることができない
取り組む理由としては、今のうちに文法や句法だけでも終わらせたいから。
文系は当然必要ですが、理系にとっても古典は意外に厄介な科目です。2次試験まで含めると配点は低いものの、共通テストだけでは配点が高い。つまり安直に捨てることができません。
古典は勉強量に比例して点数が上がる
また、古典は勉強をしたら点数が上がります。理系科目の保険にもなるので、出来れば取り組んでおきたいところです。
そもそも、古典のせいで理系学部にいけないって恥ずかしくないですか?「共テの古典が悪かったから、九大工学部は諦めます」なんて恥ずかし過ぎます。
ですので、古典にもしっかり取り組んでおきましょう。長文読解まで取り組むのが理想ですが、文法や句法だけでも構いません。文法さえ取り組んでおけば、過去問演習をした際に点数が上がっていきます。一方、文法が何も分からなければ、過去問演習をしても時間の無駄です。
⑤ 古文単語帳

では、九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書の最後です。5冊目は、古文単語帳。
考え方は英単語と同じです。高3で古文単語に取り組んでいるようでは話にならない。
毎年受験生を見ていると分かりますが、理系の生徒で高3で古文単語を必死にやっているようでは99%不合格。高3は数学と理科の時間です。古文単語なんて隙間時間で出来るものは今のうちに気合いで終わらせておきましょう。
九大合格のために高2で終わらせたい参考書
では続いて、九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の紹介です。





- 青チャートⅢC
- 出る順パス単 準1級
- 英語長文の問題集
- 良問の風
- 重要問題集(化学)
なお、出来ればとは言いましたが、本気で受かりたいなら絶対にやるように。「絶対に終わらせたい5冊が出来ればいいか」なんて気楽に考えたらだめ。
「余裕があったらすればいいや」という気持ちでは絶対に受かりません。今から紹介する5冊まで取り組む勢いで勉強しましょう。
① 青チャートⅢC

九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の1冊目は青チャートⅢCです。青チャートⅢCまで高2のうちに終わらせることができたら最強です。余裕があるなら最優先で取り組みましょう。
数ⅢCは九大合格の生命線。数ⅢCの出来次第で九大の合否が決まります。
今のうちにチャートを完成できるとどうなるか?高校3年生の1年間でⅢCの入試演習がガッツリできます。この状態に持ち込めたら、100%合格間違いないでしょう。(医学部医学科は知りません)
受験生を見ていると、高3はチャートⅢCだけで終わってしまう生徒も少なくありません。ですので、高2のうちにある程度取り組んでおきたい。
時間がないならチャートに取り組まなくてもいいので、計算には慣れておきたいところ。特に時間がかかる積分まで取り組めるかどうかがポイントです。
「でも、まだ学校で数ⅢCはやってない」という人も多いと思います。その場合は、今から紹介する4冊を優先的に取り組んでください。すると、数ⅢCに回せる時間が増えます。
② 出る順パス単 準1級

九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の2冊目は、出る順パス単 準1級です。
九大に絶対合格したいなら、英単語は準1級レベルまで取り組むのがおすすめ。
このレベルまで取り組むと、九大英語で知らない英単語がほとんど出てこなくなります。つまり、英語長文がサクサク読める。ライバルはこのレベルまで仕上げてこないので、ライバルを出し抜くこともできます。
高2の間に、英文解釈をある程度仕上げておく。そして、準一級の英単語レベルまで完成させておく。すると、高3の英語は楽勝です。
英語長文を読んでいるだけで、グングン点数が上がっていく。まさに無敵の状態が作れます。なお、竜文会では『英語は高2で九大レベルまで完成させる』を目標に、高3までにこの状態が作れるようなカリキュラムを採用しています。
③ 英語長文の問題集

九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の3冊目は、英語長文の問題集です。
何度でも言いますが、高3の時間は本当に貴重。少しでも多く、数学や理科に時間を割きたい。なので、英語の勉強は少しでも先に進めておきたいところです。
ですので、可能であれば英語長文にも取り組んでおきましょう。ただ、優先すべきなのは英文解釈と英単語。ここを雑にして英語長文に取り組んでも意味がありません。
英語長文は九大合格までに200〜300長文は読みたい。高2のうちに50題、つまり問題集2〜3冊分でも取り組んでおけるとかなり大きいです。
④ 良問の風

九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の4冊目は、良問の風。
ただ、「物理はまだまだ終わっていない」という学校がほとんどなので、進んだ単元まででOK!
数ⅢCと同様に、理科は九大合格の生命線です。特に、物理は高得点が取りやすい科目。つまり、合否の分かれ目となる科目です。
だからこそ、早めに演習に取り掛かりたい。少なくとも共通テストレベルまでは仕上げておきましょう。
何もしていない状態からたった1年で九大レベルは難しい。実際、こういったことを知らないから九大を諦める受験生が多くなります。数学が苦手で不安な場合は特に物理に力を入れましょう。物理は簡単に点数を稼げるようになります。
⑤ 重要問題集(化学)

九大に合格したいなら高2で終わらせたい参考書の最後です。5冊目は化学の重要問題集。取り組む理由は、先ほどの良問の風と同じ。もちろん、習い終わったところまででOK!
九大に受かりたいなら覚えておいて欲しいことがあります。「高2までに英語と数学を完成させましょう」という指導者がいますが、あくまで理想であり幻想です。結局は、高3で英語と数学に取り組むことになり、時間もそれなりにかかる。
1つ質問ですが、今のままで高2で英語と数学が完成しますか?おそらくしないですよね。だったら、今のうちに理科も取り組まなければいけません。
高2のあなたに知って欲しい九大合格の真実
では、最後に一番大事な話をしておきます。
「まだ高2だから大丈夫」と安心しているかもしれませんが、あなたが思っているより時間は残されていません。絶対にしてはいけないのは、入試の日から日数を計算すること。
先ほども言いましたが、高3は周りも頑張るから差はつかない。頑張っても頑張っても成績が上がらない苦しい戦いが続きます。勝負は高2の終わりまで。つまり、高2の3月31日から日数を逆算する必要があります。
もちろん、高3で成績が上がる人もいます。それは、高2までにしっかり基礎を作り上げた場合です。高3を迎えた時点で合格可能性が0%なんて、状況を絶対に作らないように。少しでも可能性を上げるため、今この瞬間から頑張りましょう。
九大合格のために高2ですべきこと・まとめ
今回は、『九大に受かるために高2ですべきこと』について話してきました。
内容をまとめておくと、九大に合格したいなら高2で絶対に終わらせるべき参考書が5冊。







- 青チャートⅠA・ⅡB
- 基礎英文解釈の技術100
- システム英単語
- ステップアップノート古文と漢文
- 古文単語帳
余裕がある場合に、高2で終わらせたい参考書が5冊。





- 青チャートⅢC
- 出る順パス単 準1級
- 英語長文の問題集
- 良問の風
- 重要問題集(化学)
この10冊のうち、高2の間にどれだけ終わらせることができるか?1冊終わるごとにあなたは夢の九大に一歩近づくことになる。10冊全て終わる頃には、九大合格は目前です!