九州大学に合格する理系数学の勉強法と対策・参考書を徹底解説
この記事でわかること
- 九大・理系数学で高得点をとる勉強法
- 九大・理系数学におすすめの問題集や参考書
この勉強法ヤバいです!九大数学の点数がグングン伸びる!
間違いなくNo1の九大数学攻略法です
こんにちは。九大合格特化・竜文会の中原です
この記事では『九大数学攻略に100%特化した』勉強法とおすすめ参考書を紹介します。

実際、私はこの勉強法で九大模試数学1位を達成しました。
「え、そんなに数学得意だっけ?」と周りに思われるほど数学の成績アップを体感するためにも、必ず最後までご覧ください。
↑この記事の内容を動画で話しています。
九州大学・理系数学の重要性
九大理系数学を攻略するために、最初に九大において数学の立ち位置をお伝えします。
数学の完成度で九大の合否は90%が決まる?
九大の理系学部の合否は、数学の完成度で90%が決まる。
ほとんどの九大受験生が知らないですが、真実なので確実に覚えておいてください。
数学は全科目の起点である
「やばい、数学苦手」と思われたかもしれませんが、数学で高得点が取れないと落ちるというわけではありません。
数学は範囲が膨大で難易度も高く、どうしても時間がかかります。
つまり、数学の勉強がうまく回るようになれば、時間ができるので、英語や理科、さらには共通テストの科目にも時間を回すことができる。
一方、数学がうまくいかないと、数学の勉強ばかりに時間をかけてしまうことになるので、英語や理科の点数が一向に上がりません。

「じゃあ、数学を捨てたらいいじゃん」と思われるかもしれませんが、数学を捨ててしまうと九大受験が崩壊してしまうのが九大の難しいところです。
九大の理系学部の生命線は理系数学であり、そんな理系数学を攻略するためのすべての情報をお伝えするので、ぜひ集中してご覧ください。
九州大学・理系数学の傾向
九大数学に完全特化した勉強法やおすすめ参考書を伝える前に、九大数学の分析を簡単にしておきます。
九州大学・理系数学の難易度
まず九大の理系数学の難易度はかなり難しく、しかも点差がめちゃくちゃつきやすいです。
数学で勝負が決まってしまう、そんな科目になっています。
2020年代に入ってからの九大数学は2010年代とは別物。
「標準問題が解けてたら九大は大丈夫」と言われた時代はもう終わりました。
2025年など簡単な年もありますが、2022年、2023年、2026年は特に難しく、旧帝大の中でもトップクラスの難易度。
高校3年間の全てを捧げて勉強しないと、立ち打ちできないほど難しいです。
と言っても、そこまで深刻に考える必要はなく、数学が難しくなれば合格最低点は下がります。
もちろん、数学の勉強の負担は増えますが、今から話す九大数学に完全特化した勉強法を忠実に実行してもらうと、合格点はしっかり取れるようになるので、最後まで集中してご覧ください。
九州大学・理系数学の出題傾向
では続いて、九大理系数学の出題傾向を簡単に話しておきます。
九大数学は出題される単元がかなり偏っていて、
数学ⅢCがメインの出題であり、積分法や複素数平面、ベクトルは基本的に毎年出題され、他には場合の数・確率や整数が頻出です。
基本的に九大理系数学のセットはベクトル、複素数平面、確率、整数、積分の5題が構成されることが多いです。
ちなみにベクトルや確率は解きやすい問題が多く、積分や複素数平面、整数は難しい問題が多い傾向にあります。
「じゃあ、これらの単元以外はしなくていいじゃん」と思うかもしれませんが、それも立派な作戦です。
ただ、積分の問題を解くためには三角関数や微分の知識が必要だったり、積分と極限が絡めて出題されたりと、基本的には全単元の知識が要求されます。

なので、どうしても時間がない場合は、品出単元に絞るというのは作戦としてありですが、基本的には全単元を九大レベルまで仕上げる。
そして、先ほど述べた頻出単元以外が出たとしても、点数が確実に取れる。
この状態を作りに行くことが大事です。
九州大学・理系数学の得点戦略+目標点
そして九大数学の頻出単元を踏まえた得点戦略や目標点についてお話しします。
九大理系数学の得点戦略
基本的な戦略は、0点の大問は作らない。
その上で解きやすい問題は確実に完答する。
当たり前の戦略ですが、これが九大・理系数学を攻略するための王道な戦略です。
九大理系数学の目標点

年にもよるので一概には言えませんが、医学部医学科は3完2半で、そして狙ってほしい点数は180点、よく言えば200点に届きたい。
医学部医学科以外の学部であれば、理想は2完3半で、そして狙ってほしい点数が130点。
薬学部臨床薬学科や、芸術工学部の音響設計やメディアデザインなど難しめの学部は150点を目指したいところです。
そしてこの得点を目指すために大事なのは、どんな単元が出ようが(1)は確実に解ける学力をつけることです。
九大数学は大問が5つしかないので、一つでも0点の大問を作ってしまうと一気に厳しくなります。
200点満点スタートになるので、医学部医学科の目標点である180点に届く確率は限りなく低くなります。
(1)が確実に解ける実力がついたら、標準レベルの大問をできる限り完答します。
従来はベクトルが解きやすいというのが九大数学のセオリーでしたが、2026年のベクトルはめちゃくちゃ難しかった。
このように、どの分野の問題が解きやすいなどはないので、基本的には全単元において九大の標準レベル、もしくはやや難のレベルの問題が完答できる実力をつける。
これが九大数学の勉強であり、今からそのための勉強法やおすすめ参考書を話していきます。
九州大学・理系数学の勉強法
では、いよいよ本題に入っていきます。
数学の成績が上がるイメージ
今回は基礎レベル、標準レベル、応用レベルと3段階で話していきますが、正直、基礎レベルを仕上げたところで、九大理系数学レベルだと、手も足も出ないかもしれません。
標準レベルを完璧にこなせば、「数学ちょっとできるんじゃね?」って感じるようになる。
実際、九大理系数学でもそこそこの点数が取れるようになります。
ただ、これは正しい勉強法で取り組めばという条件付きですが。

そして基礎レベルと標準レベルをしっかり仕上げた上で、応用レベルに取り組んでいくと、少しずつ九大数学で合格点に近づいていきます。
なので数学の勉強は我慢が大事。
ただ、私が考える『本当の意味で正しい勉強法』で勉強すれば、数学の点数は確実に上がっていくし、九大理系数学でも合格点を取ることは十分に可能です。
九州大学・理系数学の勉強の全体像
では、九大数学攻略に完全特化した勉強法の全体像をお伝えします。

理系数学の参考書ルートの全体像はこんな感じ。
ポイントは、基礎レベルのチャートをどれだけ早く終わらせることができるか。
理想は高2の終わりまでに完成させること。
その上で、1対1対応の演習の例題を高3の夏休み前まで、遅くても高3の夏休み終わりまでに完成させましょう。なお、何度も言っていますが、正しい勉強法で完成すること、これが何よりも大事です。
勉強法を間違えていれば、チャートや1対1対応の演習にどれだけ取り組んだところで、九大数学で高得点なんて取れません。
九州大学・理系数学の勉強法
① 基礎レベル
まずは基礎レベルから話していきます。
使って欲しいのは教科書+黄チャート。
数学で一番大事な基礎を徹底的に固める段階で、
教科書+黄チャートだけでも偏差値60くらいなら十分に目指せます。
教科書
そして基礎レベルで最優先でやって欲しいのは、教科書を完璧にすること。
いきなりチャートに取り組む人がいますが、教科書の例題がスラスラ解けないのに、チャートとかFocus Goldに取り組むのは効率が悪いです。
想像して欲しいのですが、英単語を覚えるときに、1つの英単語に対して3つも4つも意味を覚えるのって効率悪いと思いませんか?
どう考えても1つの英単語に対して1つの意味だけ覚えた方が効率いい。
数学も同じで、教科書を飛ばすと、チャートで学ぶ知識が多くなり、一問にかかる時間が増えます。
数学の勉強のポイントは、難しい問題集で一気に知識を入れるのではなく、段階を踏んで少しずつ知識を増やしていくことです。
まずは、教科書の例題を徹底的に反復して基本的な公式の暗記や導出の練習をした上で、公式を意識しなくてもスラスラ使えるようになるレベルに到達しましょう。
具体的な取り組み方はシンプルで教科書の例題をとりあえず3周してください。
この際に、公式の導出があれば、しっかり導出できるまで反復して欲しい。
完成の目安は「公式は当然スラスラ言えて、その公式を一々見ないで例題がスラスラ解ける」レベルです。
公式が自由自在に使えるようになるまではチャートなんて一切必要ないので、まずは教科書を徹底的に仕上げましょう。
ちなみに、今回の参考書ルートは、極力学校の授業と両立できるように作っています。
教科書の代わりに入門問題精講をやるのもありですが、学校の授業と違うことに取り組むと負担が倍になって効率が悪い。
他の塾が提唱している参考書ルートは、一見それっぽいですが、忙しい高校生の負担を考慮して100%ベストなカリキュラムを作りました。
黄チャート
そして教科書がスラスラ解けるようになったら、黄チャートに取り組みます。
ここだけの話、九大に受かるに受かるかどうかはチャートの完成度次第。
チャートに取り組む目的は圧倒的な数学の基礎力を作ることで、もっと具体的に話すと、教科書で身につけた公式を使ってたくさんの問題を解き、『どのような場面でどの公式を使えばいいのか』を身につけることです。
そのために大事なのが、チャートの例題の解法を応用できるようになること。
勉強法に落とし込むと、練習問題を解くときに例題と全く同じ解法で解けるようになることです。

そのためには、まずは徹底的に例題を反復して、例題が完璧になったら練習問題を解いて例題の解法が身についているかを試しましょう。
ちなみに、チャートの完成の目安ですが、解答が再現できるレベルまで取り組むのがおすすめです。
九大数学でライバルに差をつけたいなら、チャートに取り組む過程で記述の土台を作りましょう。
勘違いしている九大受験生がいますが、数学の記述力は添削なんて受けても身につきません。
考えて欲しいのですが、小論文の書き方を知らないまま適当に小論文を書いて添削を受けたところで効果あると思いますか?
最初に小論文の書き方を参考書や授業で学んでから、添削を受けた方が効率良さそうですよね?
数学の記述力を鍛える方法も小論文と同じで、まずは記述の土台を作る。
つまり書き方を学ぶ必要があります。
記述力の土台の作り方のコツは、チャートの模範解答を真似できるまで徹底的に真似をすることです。

確かに、模範解答を真似すると一問を解くのにかかる時間は10分から15分に増えるかもしれません。
つまり、今までは1時間で6問解けていたのが、4問に減るかもしれない。
ただ、長期的に見たら絶対に記述を意識して勉強するのがおすすめです。
九大レベルの数学になると簡単に完答できる問題は少なく、部分点をどれだけ取れるかが合否を分けます。
そして、その際に大事なのが記述力です。
それに、せっかく完答できそうな問題を記述力不足が原因で減点されるのも勿体無い。
目先の一問に捉われて記述力を磨くのをサボると、「答えは出たけど記述で減点されまくって全然点数が取れない」なんてことも珍しくありません。
ちなみに私は数学の記述力をチャートだけで身につけました。
中学生の時に通っていた塾の先生に「高校に入ったら記述も大事」って聞いたけど、当時は何をすればいいか全く分からなかった。
なので、中3の2月からチャートに取り組むときに、徹底的に模範解答を真似るように勉強しました。
そして、4月の入学後の実力考査は一言一句チャートの模範解答と同じ答えを書いたと思います。
チャートの模範解答を真似るのは最初は大変でしたが、この努力のおかげで高校3年間で記述で困ることは一切ありませんでした。
「記述が苦手」っていう人が多いですが、はっきり言わせてもらうと勉強が下手なだけです。
九大レベルの大学を目指すなら数学の記述力は必須で、記述次第で偏差値が60にも70にもなります。
普段の勉強でちょっと工夫するだけで記述は得意になるので、面倒に思わないで模範解答を真似する意識を持ちましょう。
ここで、チャートに取り組む際のコツをお話しすると、とりあえずリズムを意識してください。
チャートは例題と練習問題だけでもⅠA〜ⅢCで2,000問以上あるので、1問に20分も30分もかけると終わる気配がしません。
冗談抜きで、「チャートだけやってたらいつの間にか入試」みたいなことになってしまいます。
リズムよくサクサク進めていくことが大事で、教科書で基礎を先に固めるのも、吸収する知識を減らしてリズム感を良くするためです。
なので、チャートは重要例題など難しい問題で時間がかかるなら一旦飛ばしましょう。
とりあえず例題を仕上げてから重要例題に取り組んでもいいですし、そもそも次のレベルで重要例題レベルの内容は扱います。

完璧に仕上げようと思って取り組むから膨大な問題量に圧倒されて心折れる人が多いですが、最初から完璧、100点を目指すのではなく、80点くらいで全然大丈夫なのでとりあえずサクサク進めるのが大事です。
数学は一番時間がかかる科目ですし、特にこのチャートは膨大な時間がかかります。
本来なら優秀なはずなのに「問題数が多くてうまくチャートが進まない」と勉強が嫌になって諦める人も多いです。
チャートをサクサク回すことで数学の勉強にリズムを作れると、他の科目にも時間を回せるようになり、他の科目の勉強も上手くいくので、まずは完成度は80%くらいでいいので終わらせることを意識しましょう。
チャートがおすすめという話をすると「残り時間少ないし」とか「チャートは問題数が多いので他の問題集でもいいですか?」と聞かれることがあるので先に答えておきます。
どうしても時間がない場合は避けてもいいですが、チャートをスキップすると圧倒的にハンデを背負うことは覚えておきましょう。
例えば、チャートの代わりに解くことがある基礎問題精講ですが、基礎問題精講のⅡBに載っている例題は170問くらい、一方、チャートは420問。
私はチャートの例題と練習問題を解くのをおすすめしているので、チャートだと840問解けるのが、基礎問題精講を代わりに使って、しかも例題だけで済ませると170問になり、約5倍もの差がついてしまいます。
もちろん、時間がない場合は仕方がないかもしれませんし、「とりあえず薄い問題集で1周学ぶ」というのも状況次第では立派な作戦です。
数学の比率が少ない大学や「数学は本当に必要最低限でいい。他の科目でなんとかする」という戦略なら、ありかもしれません。

ただ、九大を狙うなら、基本的にはチャートで圧倒的な演習量を確保しないとかなり厳しく、公式の理解度や公式を自由自在に使えるかなど基本的な部分で絶対に差が出てきます。
そもそも九大に受かるライバルはチャートをやっている人が多いので、チャートから逃げるだけで差がつけられてしまう。
そして、この差をどうにかして埋めない限り、数学で差をつけられることは覚えておきましょう。
九州大学・理系数学の勉強法
② 標準レベル
チャートが終わり基礎レベルが完璧になったらいよいよ次のレベル。
1対1対応の演習で、標準レベルの問題に取り組んでいきます。
ちなみに、標準問題精講でも構いません。
九大合格の1つの目安
このレベルまで取り組むと、全統記述模試くらいなら偏差値70が見えてくるし、九大数学でも2025年くらいなら十分に合格点が狙えると思います。
この標準レベルにおいて、1対1対応の演習を『本当の意味で完璧に』仕上げることが九大合格の1つの目安だと思ってください。
さて、チャートの例題と練習問題が完璧になり、かなり基礎力はついていると思います。
公式は自由自在に使えるようになっているので、模試でも(1)は当然、問題次第では(2)も見た瞬間に解けるレベルです。
逆に言えば、このレベルに到達していないということは、チャートの完成度が不十分なので次のレベルに進まずにチャートを徹底的に完成させましょう。
1対1対応の演習に取り組む目的
そして、1対1対応の演習に取り組む目的は、チャートで身につけた解法を整理しつつ難しい問題に応用できるようになることです。
チャートを終わらせただけでは「解法は知っているのに問題解けなかった」とか「模試で難しい問題がまだ解けない」など悩みがどんどん出てくるので、この対策を1対1対応の演習でやっていきます。
1対1対応の演習で取り扱うのは九大レベルにおける典型問題、つまり「この問題はこう解くよね!」と見た瞬間に解法が分からないとダメな問題です。
取り組み方のイメージは基本的にチャートと同じで、例題を解けるようになるまで解いていきます。
1対1対応の演習には演習問題もあり、理想は演習問題までこなすことですが、例題と演習問題にはレベルの差が結構あるので、一旦例題の完成をゴールにしましょう。
そして、例題を取り組んだ際に「何この解法?」って思う問題があれば、チャートの例題を絶対に復習して、チャートで身につけた解法を確実に使えるように完成させていきます。
この意識で1対1対応の演習に取り組んでいけば、終わる頃にはチャートはさらに完成しています。
さらに、チャートで身につけた解法を難しい問題に応用できるようになり、なぜその解法を使うのかをある程度説明できるようになっています。
ここまで到達したら偏差値70が見えてきますが、私はそれ以上に数学の基礎が本当の意味で完成すると思っています。
チャートだけで数学の基礎力が完成すると思っている受験生が多いですが、「類題には応用できない」し「なぜその解法を使うのかも説明できない」。
なので、チャートで一通り身につけた解法をやや難しめの問題を解きながら言語化しつつ、自由自在に使えるようにしていくこの段階は、数学の勉強において一番重要な段階です。
そして、1対1対応の演習ですが、できれば例題を高3の夏休み前までに終わらせたいところです。
勉強を始めるのが遅い場合は夏休み終わりがギリギリ大丈夫なラインです。
「数学は最低限の点数でいい」という場合はもっと時間をかけても構いませんが、「数学でもそこそこ勝負がしたい」という場合は、九大数学のレベルを考慮すると高3の夏休み前が理想です。
1対1対応の演習に取り組むコツ
ただ、現役生の場合は特に、チャートの後に1対1対応の演習まで取り組む場合はどうしても時間が足りません。
その場合は、頻出の単元だけ、もしくは苦手な単元を優先的に取り組むのも作戦です。
1対1対応の演習の全範囲にとりあえず1周取り組んで中途半端に終わるくらいなら、単元ごとに3周ずつ取り組んで確実に仕上げた方が力はつきます。
チャートの完成度がめちゃくちゃ高いならまだしも、1対1対応の演習レベルになると、とりあえず1周取り組んだだけでは、絶対に完成しません。
「とりあえず1周」なんてただの自己満足で実力は全然つかないので、注意しましょう。
「じゃあ、どの単元から取り組んだらいいの?」と言われると難しいのですが、九大数学の攻略のために、数Aの確率や整数、数Ⅱの微積に数Bの数列、数ⅢCはできる限り全範囲取り組むのがおすすめです。
標準レベルで油断しないで欲しい
ところで、1対1対応の演習に取り組んだら2025年で合格点が取れると先ほどは言いましたが、基本的には1対1対応の演習の例題だけでは九大で合格点は取れないと思った方が無難です。
2025年は特に簡単なので戦えなくはありませんが、2020年代になってからの九大数学の難易度を考慮すると難しい。
しかも、模試で「解いているときは全然分からなかったけど、答えを見たらすぐに納得」みたいな経験があるように、
解き方を知っているからと言って類題に応用するのは難しいのが数学ですので、九大レベルで確実に合格ラインを取れるようになるには、今から話す応用レベルの演習にも取り組んでいきましょう。
九州大学・理系数学の勉強法
③ 応用レベル
1対1対応の演習の例題が仕上がれば、次はいよいよ応用レベル。
理系数学のプラチカ+スタンダード演習
ⅠAⅡBは理系数学のプラチカ、ⅢCはスタンダード演習がおすすめです
このレベルまで取り組めば、基本的に数学で偏差値70は超えるし、九大数学でも2021年や2024年の難易度ならそこそこ余裕を持って戦うことができます。
ただ、元も子もない話をすると、正直、このレベルになってくると問題集なんてどうでもよくなります。
もちろん、自分のレベルに合ってない難しすぎる、もしくは簡単すぎる問題集を選ぶのは論外ですが、どの問題集に取り組んでも基本的に成績は上がります。
ただ、成績が上がるためには条件があって、これより前のレベル、つまり1対1対応の演習までが完璧に身についていることが条件です。
プラチカやスタンダード演習に取り組む目的は、チャートや1対1対応の演習で身につけた典型問題の解法を類題に応用できるようになること。
つまり、チャートや1対1対応の演習の完成度が低ければこのレベルに取り組んでも成績なんて大して上がりません。
私の中学時代みたいに、「問題集と似たような問題は解けるけど、思考力を問われる難しい問題は全然できない」という、九大合格可能性が不安定すぎる典型問題マシーンが出来上がるだけです。
だからこそ、チャートや1対1対応の演習の完成度は大事にして欲しくて、問題を見た瞬間に解法が思いつくのは当然、さらには、なぜその解法を使うのかをしっかり言語化できるまで取り組んでください。
せっかくなので、プラチカやスタンダード演習の取り組み方についてコツを話しておくと、まず第一にしっかり時間を確保して問題と向き合うようにしましょう。
このレベルになると「分からないからすぐに答えを見る」では得られるものが少なくなります。
数学の偏差値が70を超えなかったり、もしくは九大レベルに届かない人は、この応用レベルの問題集に取り組む目的を勘違いしています。

このレベルに取り組む目的は、今まで身につけた解法を頭の中から引っ張り出す練習をすることです。
そのためには、最初に問題を見たときに何をしたらいいか分からなくても、今まで頑張って身につけてきた頭の中にある数百もの解法を検索して「これ使えるかな。あの解法はどうかな」と実際に当てはめて試してみる作業が大事になってきます。
じっくり考えていると問題数があまり進まないので不安になるかもしれませんが、思考力は確実に鍛えられているし、解法を頭の中から引き出すスピードや精度も確実に上がっていきます。
そして何より、九大入試において初見問題と戦い、答えを泥臭く導き、合格を掴み取る力を手に入れることができます。
ハイレベル数学の完全攻略
一応、「もっと演習問題を積みたい」という人のために、さらに上のレベルの問題集も紹介しておくと、ハイレベル数学の完全攻略がおすすめです。
選んだ理由としては、問題数が40問ずつとボリュームが小さく、そこそこ初見チックでありながら難関大学受験者にとっては典型問題と言える問題が載っているからです
おそらく、プラチカとスタンダード演習を仕上げるだけでかなり時間がかかるし、特に現役生にとっては他の科目のバランスを考慮すると、これ以上に演習を重ねるのは現実的ではありません。
なので、私としてはプラチカとスタンダード演習を100%完璧にして九大受験に挑むのがいいとは思います。
ただ、どうしてももう1冊取り組みたい場合はハイレベル数学の完全攻略がおすすめです。
40問と聞くと少なく聞こえるかもしれません。ただ、問題ごとに基本的な知識を例題として取り扱ってくれるので、実際の問題数は倍以上になるし、この例題が1対1対応の演習の復習にもなり知識を更に深めることができます。
九大を目指す場合は、この問題集が理想到達ラインといっていいでしょう。
ちなみに、このレベルまで完璧に仕上げたら九大数学では2022年や2023年、2026年クラスの難易度で少なくとも合格ラインが目指せるようになります。
ただ、満足するほど手応えがあるかというとそんなことはありません。
2022年や2023年、2026年の数学はかなり難しく、ハイレベル数学の完全攻略まで取り組んでも、満足する点数は取れないと思います。
ただ、合格点は取れます!
大学受験なんて相対評価なので、合格者の中で相対的にいい点数を取れれば合格できる。
数学が難しくなれば当然、周りの受験生もできなくて合格ラインは下がるので、無理に高得点を求めず、合格ラインに確実に届くような勉強が大事。
さらに、全科目での総合点で合否が決まることを考えると数学を深追いするのは勿体無いので、ハイレベル数学の完全攻略まで取り組めたら十分です。
上級問題精講
もちろん、もっと上の問題集はあります。
上級問題精講やハイレベル理系数学、解法への突破口でしょう。
ちなみに私は現役時代にすべて取り組んだら、数学の学力はかなりアップしました。
この中で特におすすめなのは上級問題精講で、ここまで取り組めば、2022年や2023年、2026年で高得点が狙えるようになるし、九大の受験生の中でも間違いなくトップクラスです。
ただ、このレベルになると必要な時間に対する点数の伸び率がかなり悪くなります。
そもそも、このレベルになってくると、地頭の影響も大きくなってくるため、どれだけ勉強しても点数が上がらない、なんてこともあります。
なので、無理に高いレベルに手を出すのではなく、1対1対応の演習やプラチカ、スタンダード演習を確実に仕上げる。
数学だけでは合格点が取れなかったしても英語と理科、さらには共通テストの科目も合わせて合格点が取れる状態を目指すことが大事です。
九州大学・理系数学の勉強法
④ 過去問
せっかくなので過去問の対策方法についても話しておきます。
九大は数学に関しては過去問の優先度は低く、最新5年分が解けたら十分です。
九大の理系数学は時間にも余裕があり、年度ごとに出題形式もバラバラなので、過去問を解いて形式に慣れたら点数が上がるような試験ではありません。
攻略する上で大事なのは、黄チャートや1対1対応の演習にしっかり取り組み、基礎や典型レベルを確実に身につけること。
その上で応用レベルの問題に取り組み、所見力、思考力を着実に鍛えていくことです。

冗談抜きで過去問に取り組んでも点数が1点も上がらないなんてことはあり得るので、過去問に期待しすぎないようにしましょう。
ただ、過去問も全く役に立たないかというと、そういうことはなくて、九大受験の1年前に取り組むのがおすすめです。
現役生の場合は、高2の2月。浪人生の場合は、浪人生活を迎える前の春休み。
このタイミングで過去問1年分に取り組み気合を入れ直しましょう。
九大理系数学にテクニックは存在しない
九大理系数学を攻略する上で一番大事な話をすると、九大数学にテクニックは存在しません。
「1対1対応の演習がおすすめ」なんて言ってますが、正直どの問題集に取り組むかなんてどうでもいいです。
また、頻出単元に絞って勉強するというのも一見理にかなった戦略ですが、ただの小手先のテクニックでしかありません。
本当に大事なのは、1対1対応の演習レベルの問題集にどのように取り組むか、何を学ぶのか?
もっと言うと、解法をどれだけ体系化できるか。この完成度次第で九大理系数学の点数が決まります。

だからこそ、本気で九大を目指すあなたには、小手先のテクニック的な情報ではなく、数学の勉強の本質を知ってほしい。
ただ、九大を攻略するための本物の勉強法を文章で伝えるのは難しいです。
なので、特別講座を作成し、特別講座の中でお伝えすることにしました。
特別講座のタイトルは、『九大合格の真髄』。

この特別講座の中では、偏差値20アップさせる勉強計画の考え方を最初に話し、後半では、九大理系数学を攻略するための数学の勉強法について、実践形式でお話ししていきます。
こちらの特別講座は、九大を本気で目指すという覚悟のある方に限り、特別に無料で受講していただけるので、興味がある方は、竜文会の公式LINEにご登録いただき、簡単なアンケート、さらにはメールアドレスをお答えいただけたら、すぐに特別講座の受講案内が届きます。
と悩んでいませんか?
もしあなたが今、
「このままの勉強で九大に受かるのか分からない」
と思っているなら、その不安はかなり正しいです。
なぜなら、多くの九大受験生は、
勉強時間が足りないのではなく、
何に時間を使うべきかを間違えているからです。
九大合格に必要なのは、根性論ではありません。
偏差値20UPを狙うための考え方。
そして、九大の難問が解けるようになる勉強法です。

この講義では、そのすべてを話しています。
九大に受かるために
特に大事なことを盛り込んだ90分の特別講義。
\九大受験の本質を90分で全て学ぶ/
※登録は無料です
九大理系数学のスケジュール
では次に、今回話した勉強法を具体的なスケジュールに落とし込みたいと思います。
現役生バージョンと浪人生バージョンを発表しますが、まずは現役生バージョンからです。
現役生の九大理系数学攻略スケジュール

現役生が九大数学を攻略するためのスケジュールはこんな感じ
まず基礎レベル、つまり教科書とチャートを高2の終わりまでに完成させましょう。
そして、そこからは、一対一対の演習の例題に取り組んでいきます。
一対一対応の演習の例題を完成させるのは、 理想は夏休み前。遅くても夏休み終わりまでには完成させましょう。
あなたには失敗してほしくないので、何度でも言いますが、1対1対応の演習を夏休み前に仕上げたところで、完成度が低ければ、何も意味はありません。
九大理系数学で高得点を取るためには、1対1対応の演習の完成度が命。
1対1対応の演習の例題が仕上がればⅠAⅡBは理系数学のプラチカ、数ⅢCはスタンダード演習に取り組んでいきます。
目安としては、高3の11月には2冊とも完成させたい。
そして11月下旬からは共通テストの対策に取り組みつつ、ハイレベル数学の完全攻略に取り組む。
最後に2次試験の直前に九大の過去問を5年分解く。
これが現役生が九大数学を攻略するためのスケジュールです。
浪人生の九大理系数学攻略スケジュール

基礎レベル、つまり教科書のチャートはすでに完璧であることが理想ですが、完璧でない場合は3月、どんなに遅くても4月末までには完成させましょう。
そこから1対1対応の演習の例題に取り組んでいって、これが終わるのが夏休み前。
そして夏休みに入ったタイミングでⅠAⅡBCは理系数学のプラチカ、ⅢCはスタンダード演習を開始します。
8月、9月、10月の3ヶ月で2冊を完璧にして、11月初めからハイレベル数学の完全攻略を開始。
このペースでいけば共通テストまでにハイレベル数学の完全攻略が一通り終わるので、共通テスト後はハイレベル数学の完全攻略を復習しつつ、九大の過去問に取り組んでいく。
このペースなら九大の過去問を15年分解いてもいいかなと思います。
九大理系数学対策のポイント
では、せっかくなので九大理系数学の対策のとっておきのポイントをお話します。
数学ⅢCは計算力がポイント
数学の成績アップを加速させるのにおすすめなのが計算練習で、ⅠAⅡBもですが、ⅢCは絶対に計算練習をやった方がいいです。
計算練習に関しては、チャートに載っている計算問題をひたすら回すのもありですが、個人的には『合格る計算』など専門の問題集で徹底的に計算練習をするのがおすすめです。
結構な九大受験生が勘違いしているのですが、数学ⅢCって計算が完璧になった段階で、勉強の50%は言い過ぎかもしれませんが、30〜40%は終わっています。
計算練習を極めて九大医学部合格
私も高2・高3で一番苦しんだのが、数Ⅲの計算、特に積分の計算でした。
積分の計算がスラスラできないから、問題を解くのに膨大な時間がかかり思うように勉強が進まない。
冗談抜きで、問題を解く時間のほとんどを計算に使っているみたいな感じでした。
そこで私がやったのが、計算力だけを徹底的に鍛えることで、私の場合は学校の先生が配ってくれたB4の計算強化プリントを毎日1周取り組んでいました。
このプリントを2〜3週間ひたすら取り組みましたが、たったこれだけで数学ⅢCが一気に得意になった気がします。
「数学ⅢCは難しい」と思っている人が多いですが、面倒な計算さえ攻略したらあとは意外とシンプルで、問題の解法自体はⅠAⅡBの方が難しいなんてことも珍しくありません。
ただ、計算がゴツすぎるせいで難しく感じて嫌いになってしまう人が多く、私もまさにこれでした。
数学が苦手な人ほど計算練習がおすすめ
数学ⅢCだけでなくⅠAⅡBも含めて、「数学が苦手」と思っている人ほど計算練習はおすすめです。
数学が苦手な人ってただの計算に頭を使うから、数学の問題がなかなか解けるようになりません。

分かりやすく話すと、数学の問題を解いてて、途中で因数分解する必要が出てきました。
数学が苦手な人は因数分解することに集中するから、その問題をどうやって解くかなど大事なことに集中できなくなる。
一方、数学ができる人は因数分解を思考力を使わないで処理できるので、因数分解している間も問題の解法を考えることができます。
計算の負担を極力減らしましょう。
数学の勉強は、解法を身につけるのがメインなのに、計算に意識を奪われているのは勿体無いです。
そこで、おすすめが毎日計算練習に取り組むことで、チャートや1対1対応の演習に取り組む時間とは別に、計算練習の時間を毎日30分取ってください。
計算練習に30分も時間を使ってしまうと勉強の進みは悪くなりますが、問題を解くスピードが格段に上がるし、将来的には同じ1時間でも解ける問題が2問も3問も増えるので、長期的な視点で見ると絶対にプラスです。
数学以外の科目を含めた計画を!
そして、この記事の中で最も大事と言っても差し支えない話をすると、結局、大事なのは数学だけにこだわらず、英語や理科など他の科目も含めてベストな計画を立てることです。
最初に、九大理系数学は、数学の完成度で90%が決まると言いました。
ただ、九大入試までの限られた短い時間の中で数学を完成レベルまで持っていける受験生は多くはありません。
私自身、中3の2月からチャートを始めて、高校入学までにチャートⅠAを終わらせましたが、結局数学が一番完成するのが遅かったです。
なんとか、高3の11月の九大模試では数学で1位を取り、数学が得意科目と言えるようにはなりましたが、高3の1学期の段階では数学が一番不安でした。
そんな私が数学を得意科目にできたのは、英語や理科が高3の序盤の時点で完成していたからです。
英語や理科に時間を割かないでいいから、数学に時間を使えた。
その結果、数学を一番の得意科目にすることができました。

数学で九大の合否が決まるという話をすると、「とりあえず数学の勉強をしてればいい」って勘違いする人が多いですが、結局、大事なのは英語や理科、さらには共通テストの科目まで含めた総合力です。
なので、数学は早くから取り組み、時間に余裕を作る。
そして、余裕ができた時間を使って、英語、さらには理科に取り組んでいく。
その結果、英語や理科を早めに完成させ、入試直前期の大事な時間でさらに数学を鍛える。
このサイクルを作ることができると、九大の理系学部は高確率で攻略することができます。


