九州大学2025年の文系数学を徹底分析!簡単すぎる・・・
この記事で解決できるお悩み
- 九大文系数学2025年の難易度
- 九大文系数学2025年の合格点
- 今後の九大文系数学の対策について
こんにちは。
九大合格特化・竜文会の中原です。
2025年の九州大学文系数学を解いたので、本音で講評をしていきます。
2025年九大文系数学のリアルな感想
2025年の九州大学文系数学を解いた感想としては、めちゃくちゃ簡単。
この一言に尽きると思います。
どの大問をとっても難しい問題は一切なく、全てがチャートの基本例題レベル。
チャートの基本例題を完璧にしておけば、満点は全然狙える!
冗談抜きで、このくらい簡単でした。
唯一差がつくとすれば、第3問で整数問題に慣れているかどうか、もしくは第4問の確率で丁寧に数え上げることができたかどうかくらいです。
第3問と第4問のおかげである程度の差がつくとは思いますが、
合格に必要な点数は確実に高くなります。
九大受験生も「これは流石に簡単すぎるだろ」と試験本番で感じたとは思うので、「高得点を取らないといけない」って意味では受験生にかなりプレッシャーがかかったんじゃないかなと思います。
とはいえ、問題の難易度としてはかなり簡単なので、受験生には不誠実な試験です。
この難易度だと、数学がめちゃくちゃ得意な人と、得意な人、普通の人で、そんなに差がつかないと思うんですね。
数学がめっちゃ得意な人は200点近く取れるだろうし、数学がそこそこ得意な人でも9割とか、もしかしたら満点で狙える。
数学が普通の人でも、150点や160点、もしかしたら180点取れるくらいの難易度。
こんなのは入試問題としては微妙です。
数学はどうしても一番時間がかかる科目ですし、実際に数学に時間をかけた時間がかなり多いはず。
その受験生の努力を裏切ることになってしまうので、この2025年の九大文系数学は入試問題としては微妙かなと。
数学がこの難易度なら、「数学はチャートの例題レベルまでを完璧にして、あとは国語とか英語、もしくは共通テストの科目に全振り」が最適解でしょう。
2025年九大文系数学の難易度
| 大問 | 難易度 | 単元 |
|---|---|---|
| 第1問 | 簡単 | 積分 |
| 第2問 | やや簡単 | 図形 |
| 第3問 | やや簡単 | 整数 |
| 第4問 | やや簡単 | 確率 |
| 全体 | やや簡単 |
2025年九大の文系数学は、全体的にめちゃくちゃ簡単。
第1問に関しては微分の基本的な問題で、本当に教科書の例題レベルです。
チャートの例題なんて解く必要はなく、教科書の例題をしっかり完璧にしておけば満点取れるというレベル。
第2問から第4問に関してもチャートの例題レベルで、難しい問題なんて一切ない。
第4問の設定さえしっかり理解することができれば、全体を通じて『簡単』というセットです。
2025年九大文系数学の合格点
2025年の文系数学の合格最低点ですが、160点は欲しいというのが率直な感想です。
合格ライン
- 文系学部・・・160点
第1問と第2問は満点必須。
第3問も満点が欲しいですが、整数問題が苦手な場合は(1)は絶対に取ってもらって、(2)は落としてもいいかなくらいです。
第4問も基本満点を狙ってほしいのですが、数えミスとか、そもそも設定を理解出来ない場合もあると思うので、色々減点を考慮して160点あれば合格できるかなといった感じです。
ちなみに、最低限とってほしい点数は140点です。
この場合も第1問と第2問はカットしてもらって、第3問と第4問でできる限り点数を取って140点を狙うイメージです。
2025年の九大文系数学は、数学が苦手な人でも140点は欲しいセットだし、九大に受かる受験生は数学が苦手でも140点くらい取れないと話になりません。
九州大学・文系数学2025 各大問の講評
それでは、大問ごとに難易度や何点取ればいいのか、どのくらいの時間をかけて解くべきか。そして、どういう勉強をしたら解けるようになるのかをお話しします。
難易度
難易度は簡単・やや簡単・標準・やや難・難の5段階で評価しています。例年の九大受験生のレベルを参考に判定。標準の問題が合格するには解けないといけないレベル。やや難は解けたら合格者の中でも差がつくレベルと思ってください。
理想解答時間
試験本番でその大問にかける時間です。この時間内で完答できたら合格できる、という時間です。
目標得点
理想時間をかけて解答した時に、合格するために試験本番でとって欲しい点数。受験生はこの点数が取れるかどうかを目安に過去問演習をしましょう。
九大文系数学2025 第1問 講評

| 単元 | 微分(数Ⅱ) |
| 難易度 | 簡単 |
| 理想解答時間 | 10分 |
| 目標得点 | 50点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
第1問はめちゃくちゃ簡単なので、サクッと10分程度で完答しちゃいましょう。
問題を見た瞬間に答えまでの道筋が思い浮かばないようでは確実に演習不足です。
設問分析
『2つの関数の両方に接するすべての直線の方程式を求めなさい』の一番シンプルな求め方は、3次関数の接点をtと置いて接線の式を作る。
そして、その接線が2次関数に接するので連立して判別式で処理しましょう。
ただ、これは2次関数に接するときしか使えず、3次関数同士の共通接線の問題は解けません。
より汎用的な解法としては、3次関数の接線を接点をsとおいて作る、また2次関数の接点をtとおいて接線を作るり、3つの接線を比較することです。
この共通接線の解法をしっかり押さえておけば余裕の満点。
この問題に関しては教科書の例題レベルが完璧になっておけば満点が狙えるので、満点必須。
この問題を間違えるようだと九州大学の文系数学は攻略できないし、九州大学に合格することも絶対にあり得ません。
過去問演習の際は、この大問は見た瞬間に速攻で解けるぐらいの学力を目指して勉強してください。
九大文系数学2025 第2問 講評

| 単元 | 図形・三角関数 |
| 難易度 | 標準 |
| 理想解答時間 | 25分 |
| 目標得点 | 50点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
引き続き第2問の分析ですが、この問題はどういう視点に立つかで、かなり差がついた問題です。
最悪、図形問題として三角比の知識を活用して余弦定理やらを使って求めたい長さの2乗を関数で表して最大値を求めてもいいですが、かなり大変。
できれば工夫したいところです。
設問分析
そもそも図形問題を解くときは大きく分けて3つの視点を持って欲しい。
・図形問題として解く
・ベクトルを活用する
・座標を設定する
ちなみに、この問題に関していうと、座標平面を設定するのが一番早いかなと思います。
点Pが円上にあるので、P(cosθ, sinθ)とおく。
そして、AとBもなるべくシンプルに置きたいので、
正三角形であることを利用してA(1,0)B(−1/2 , √3/2)とおけば簡単そうです。
あとはここからAP²とBP²を三平方の定理で計算するだけ。
すると、三角関数の最大最小を求める問題に帰着できます。
この問題から得られるものとしては、図形問題を解くときに図形として解くだけではなくて、ベクトルや座標を設定する解法があることを学ぶこと。
そして、後半では三角関数の最大最小を正確に処理しないといけないので、九大数学では主題頻度の低い三角関数の範囲もしっかり演習を積んでおくことが大事です。
九大文系数学2025 第3問 講評

| 単元 | 整数(数A) |
| 難易度 | 標準 |
| 理想解答時間 | 25分 |
| 目標得点 | 30点 |
※九大数学は各大問50点満点です。
続いて第3問。
第3問は欲を言えば、満点を狙うべき問題ですが、整数問題は慣れていない受験生も多い。
一応、目標点は30点にしておきます。
ちなみに、この第3問はめちゃくちゃいい問題。
ただ、(1)があることで難易度が100分の1くらいになっており、(1)の存在のおかげでかなり解きやすくなっています。
設問分析
(1)はnを8k, 8k+1,・・・などと置いて全部調べてもいいし、合同式を使ってもいいのでサクッと証明しましょう。(二項定理を活用してもいいです)
で、(2)ですが、(1)が「8で割った余りを調べたら解けますよ!」って大ヒントを与えてくれているので、従って調べるだけ。
(1)から平方数を8で割った余りは0か1か4。
つまり、右辺を8で割った余りは3か4か7。
ただ、左辺は偶数なので、8で割った余りは4しかありえない。
こんな感じでどんどん答えに近づいていきます。
(2)だけなら最高の良問なんですけどね・・・。
ちなみに整数問題の解法は大きく分けて3つに分類されます。
・(素)因数分解
・不等式で評価
・余りで分類する
今回の問題が(2)単体で出されると「どうやって解くの?」ってなると思うので、この3つの解法を上から試す。
そして、(素)因数分解や不等式で評価では解けないから、「余りに注目するのかな」と気が付く。
じゃあ、次に「何で割った余りで分類しよう」と考える。
このように、自分で思考する要素がかなり増えるいい問題なので、過去問として解く際は(2)単体で解きましょう。
整数問題は苦手な人が多いですが、基本的にテクニックで解ける問題が多いです。
そして、整数問題を解くために、解法を体系的に学べるかが大事になってきます。
とはいえ、独学でもある程度のレベルには到達するので、数学が苦手な人ほど整数問題の対策を積んで得点源にしましょう。
九大文系数学2025 第4問 講評

| 単元 | 場合の数(数A) |
| 難易度 | やや簡単 |
| 理想解答時間 | 25分 |
| 目標得点 | 30点 (理想は50点) |
※九大数学は各大問50点満点です。
いよいよ最後の大問ですが、第4問に関しては本当に数え上げるだけ。
状況の設定がちょっと複雑なんですけど、問題を理解してあげれば丁寧に数え上げるだけですし、合計で216パターンしかないので、最悪全部のパターンを数え上げましょう。
設問分析
この問題を整理すると、x²−ax+b=0とx−c=0の解の合計が解の個数になります。
(1)に実数解の個数が1個ですが、よくよく考えるとx−c=0は絶対に解(x=c)を持つ。
ということは、x²−ax+b=0が解を持たない、もしくはx=cを重解に持てばいい。
ここまで整理できたらあとは丁寧に数え上げましょう。
(2)もシンプルですね。
整数解が3つなので、x−c=0は絶対に整数解(x=c)を持つので、x²−ax+b=0がc以外の整数解を2つ持てばいい。
と分かれば、あとは丁寧に数え上げるだけ。
ちなみに(2)に関しては、数学が得意かどうかで数え方にセンスの違いが出ます。
この問題の数え方を学ぶことは数学力の成長につながるので、「数学が得意になって九大に合格したい」という場合は次の記事をご覧ください。
(合否を分けた一問ということで動画でこの問題の解説をしています)

第4問に関しては、ポイントは2つ。
まずは、問題の設定をしっかり把握できるか。
これはどれだけ問題演習をしてきたかが決まります。
そして条件に当てはまるものを丁寧に数え上げることができたか。
これは問題演習量と問題を解く際の丁寧さに依存します。
「考え方があったから答えは間違っててもいいや」と雑に勉強するのではなく、しっかり正解を導くまで何回も何回も繰り返し復習する。
こんな勉強ができていますか?
場合の数や確率の問題は普段の勉強から正確に数え上げることを意識しましょう。
ちなみに、この問題を数え上げで解いた場合ですが、
どれだけ丁寧に数え上げたかで点数が大きく変わってきます。
思考過程をあまり書かないので、どうしても正確に数え上げることができたら満点。
数え漏れがあったら点数が一気に低くなってしまう。
しかも、九大って場合の数や確率の問題で数え上げたら解けるよみたいな問題が結構出題されるので、この問題は本番を想定したいい練習になるのではないかと思います。
九州大学・文系数学2025の振り返り
2025年の九大文系数学を振り返ると、解ける問題を確実に正解するという癖をつけるのは絶対だと再確認できます。
九大文系数学では毎年、解きやすい問題がやっぱり2、3問ある。
この2問は微積とベクトルの可能性が高いわけですが、こういう解きやすい問題は確実に解く。
その上で、難しめの問題で部分点をがっつり狙いに行く。
これが、九大文系数学の基本的な戦略です。
2025年はすべての問題が解きやすかったですが、やることは同じです。
すべての問題が解きやすいなら、すべての問題を確実に解く。
周りも点数を落とさないから、自分で点数を落とさないように正確に解く。
これができれば余裕で合格です。
「解ける問題を確実に解く」
これを当たり前にできるようにする。
問題演習の際はこれを是非とも意識しましょう。
今後の九大文系数学の対策
今回の話を踏まえて、今後の九大文系数学の対策について話します。
やはり全範囲をまんべんなく仕上げるっていうのが大事!
そもそも共通テストが全範囲まんべんなく出題されるので、苦手を作らないのは絶対です。
そして、九大の2次試験の数学も微積やベクトルが頻出とはいえ、場合の数・確率や整数も出る。
さらにこの年みたいに三角関数がたまに問われたりもします。
まずは、全範囲をまんべんなく勉強して苦手を作らないことを目標にしましょう。
そして、15年分の過去問を解いたときに、140点を切らない状態を作る。
このレベルに到達できれば、合格はかなり近いです。
「140点を超えるときもあるけど、難しい年は100点を切ってしまう」というレベルなら九大文系数学はちょっと怖い。
ハイレベルな演習も積んで難しい年でも対応できるようにしましょう。


