【学年別】九州大学に受かる共通テストの目標点を大公開

この記事で解決できるお悩み

  • 九大合格に必要な共通テストの目標点が学年別に分かる
  • 今の自分の点数で九大合格に間に合うか判断できる
  • 目標点に届いていないときに何をすべきかが分かる

いきなりですが、
九州大学が難しい理由をご存知ですか?

ほとんどの九大受験生が知らないですが、
共通テストと2次試験の絶妙な点数比率

「九州大学は2次メイン」と思われがちですが、共通テストの配点も40%と高い。
つまり、九大合格を掴むためには共通テストを絶対に失敗するわけにはいきません。

そこで、この記事では、
『各学年別・九州大学を目指す際の共通テストの目標点』を発表します。

※ミュートで再生されます

「今、この点数が取れないとヤバい」
そんな共通テストの目標点を発表します。
是非とも勉強の指標にしてください。

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中原 遼太郎

九大受験に特化した学習塾
竜文会』代表

『竜文会』開校後、初年度には国立大学医学部や九州大学に合格者を輩出。

2年目には旧帝大医学部にも合格!

九州大学の過去問を20年分以上分析して指導カリキュラムを作成。

九州大学医学部に現役合格した経験を生かして、『学習計画の作成』や『LINEでのいつでも相談』による1人1人のサポート・九州大学に特化したハイレベルな演習で「九大受験生」をサポート。

経歴

もっと知りたい方は中原先生の紹介へ!

※ 当ブログでは、九大受験生や親御様の悩みをリサーチした上で、表面的な悩みだけでなく根本的な悩みを解決できるようなコンテンツ制作を心がけています。コンテンツ制作は、中原遼太郎(九州大学医学部卒・竜文会代表)が担当。制作の流れや想いに関しては、コンテンツ制作ポリシーページを参考にしてください。

目次

九州大学の共通テスト目標点

まず結論から、九大に受かるために必要な共通テストの目標点を学年別に出します。

その前に、志望学部ごとに本番で必要な得点率を確認しておきましょう。

学部・学科共通テスト目標点
医学部医学科90%
臨床薬・音響・メディア80%
文系学部78%
理系標準(工・理など)75%
理系下位(保健など)70%

そのうえで、この点数に到達するために各時期で取っておきたいのがこちらです。

科目高1・1月高2・1月高3・7月
数学60〜65%70〜75%80%
英語R60〜65%70〜75%80%
国語65〜70%65〜70%70%
リスニング65〜70%65〜70%70%
社会・情報65〜70%70%
理科既習範囲で5割既習範囲で6割

高3・11月は、全科目で本番の目標点マイナス5%が理想です。

なお、今回は学部ごとに細かく分けていません。
医学部医学科を目指している場合だけ、すべての数字に10%を足して読んでください。

ちなみに、共通テスト本番で必要な得点率は学部によって変わります。
自分の志望学部のボーダーは、こちらで確認してください。

学部別に九大の共通テストボーダーを確認する

共通テスト7割で九大に受かるのか?

受かりません。
同じ7割でも「九大に受かる7割」と「落ちる7割」があります。

受かる7割と落ちる7割

理学部を狙っているA君とB君がいたとします。
2人とも総合得点率は約7割です。

科目A君(落ちる7割)B君(受かる7割)
国語90%50%
数学60%80%
英語60%80%
理科60%80%
社会・情報90%50%

ただ、B君は理学部に受かる可能性がありますが、A君は100%落ちると言っても過言ではありません。
理由はシンプルで、A君は2次試験に必要な数学・英語・理科の点数が全然取れていないから。

「とりあえず7割取れてるからいっか」という考え方が、A君を作ります。
だからこの記事では、総合点ではなく科目別の目標点まで出しているのです。

九州大学を目指すなら
高1・1月の共通テスト目標点

ここからは学年別に、目標点と具体的にやるべきことを見ていきます。
まずは高1です。

科目目標点
数学60〜65%
英語R60〜65%
国語65〜70%
リスニング65〜70%
理科・社会ノー勉でも可

落ちる7割の決定的な特徴

共通テストの過去問を30セット解いて7割に乗せても、意味はありません。
形式に慣れる恩恵をすべて使い果たしているので、そこで頭打ちになるからです。

例えるなら、筋トレをせずにプロテインだけ飲んで「筋肉がついた」と言っているようなもの。
2次試験対策の副産物として共テの点数が上がる、この順番だけは絶対に崩さないでください。

高1で一番危険な勘違い

高1で何よりも大事なのは優先順位です。
そして高1で一番危険な勘違いが、全科目をバランスよく勉強してしまうこと

高1の優先順位は、この順番で固定してください。

優先度科目
1位数学・英語
2位国語
3位リスニング

定期テストに向けて理科や社会をめちゃくちゃやっているのに、数学と英語に時間を使えていない。
これが一番もったいないパターンです。

高1は理科や社会の授業も大して進みません。
化学など、まだ始まってすらいない科目もあります。

社会や理科は最悪ノー勉で、数学と英語に全振りでも全然大丈夫です。
特に部活が忙しい人ほど、時間の使い方で差がつきます。

数学が50%を下回ると危険

数学で60〜65%という数字には、明確な根拠があります。
チャートの例題と練習問題が完璧に仕上がると、狙える点数がちょうどこのくらいだからです。

つまり過去問で60〜65%が取れるということは、チャートが仕上がっている証拠。
九大数学の土台ができていることを意味します。

逆に50%を切るようだと、かなり危険です。
「共テで点数が取れないからもっと過去問を解かなければ」という話ではありません。

チャートの完成度が低すぎる、つまり基礎が全然できていないということです。
厳しい言い方をすると、勉強の基準そのものが低いので、今のやり方を続けても意味がありません。

なお、高1の最終目標はⅡB+ベクトルまで終わらせること。
2024年以前の過去問ならベクトルまでの知識で解けるので、それで60〜65%を目指してください。

英語はテクニックに逃げるな

英語のリーディングも、高1のうちに60〜65%を目指します。
やることは英単語と英文解釈です。

システム英単語と入門英文解釈の技術70を完璧に仕上げる。
そのうえでポラリス1ややっておきたい英語長文300で長文を読む練習をすれば、60%は十分に狙えます。

ここで注意してほしいのが、小手先のテクニックに逃げないこと。
共通テストのリーディングは、問題自体が難しくありません。
だからテクニック系の問題集を解くだけ、60〜65%まで簡単に点数が上がります。

ただ、英語の実力をつけずに点数だけ上げても意味はありません。
同じ60%でも、半年後、1年後の伸び方が10倍違います

高1で一番大事なこと

高1で数学と英語の60〜65%に届かない場合、やることはひとつです。
勉強時間を増やしてください。

共通テストで60%は全国平均なので、特別な才能はいりません。
必要なのは、時間を確保して必要な勉強をこなすことだけです。

数学はチャートの例題と練習問題を、見た瞬間に解法が浮かぶレベルまで仕上げる。
英語は入門英文解釈の技術70を、何回も音読してスラスラ訳せるレベルまで仕上げる。

学年ごとに何をどこまで終わらせるべきかは、こちらでさらに細かく解説しています。

学年ごとに終わらせるべき参考書まで踏み込んだ記事

数学と英語が終わったら国語

数学と英語で60〜65%が取れるようになったら、もう少し欲張ります。
国語、さらにはリスニングで65〜70%を狙いにいきましょう。

特に国語は、「高1の終わりの学力で共通テストを戦う」くらいの気持ちで挑んでほしいところです。
現代文は入試現代文へのアクセス基本編や発展編で丁寧に読解力を鍛えていきます。

古文と漢文はステップアップノートを使って、文法や句法を完璧にしてから長文読解に取り組む。
そのうえで共テの過去問に取り組み、高1の終わりに65〜70%が取れているとかなり理想です。

国語は65〜70%が取れたら、学部によっては本番もこの点数でなんとかなります。
共テの勉強が1科目終わったと考えられるので、気持ちがめちゃくちゃ楽になります。

ただ、現代文について「センスだから勉強しても意味ないじゃないですか」と言われることがあります。
そんなことは全くなく、小説はともかく、評論は読解力と記述力を鍛えることで実力は着実についていきます。

それに理系は高2・高3で国語をやる余裕なんてありません
高1のうちに本番に近いレベルまで仕上げておくのが無難です。

国語に余裕が出てきたら、リスニングにも取り組んでください。
リスニングの勉強はシンプルで、共通テストの問題を使って徹底的にシャドーイングするだけです。

高1でやるべき参考書

ここまでに出てきた参考書を、科目別にまとめておきます。

科目参考書
数学チャート(例題・練習問題)
英語システム英単語
入門英文解釈の技術70
ポラリス1
やっておきたい
英語長文300
国語入試現代文へのアクセス
(基本編・発展編)
ステップアップノート
(古文・漢文)
リスニング共通テストの過去問

数学はⅡB+ベクトルまで終わらせるのが理想です。
2024年以前の過去問ならベクトルまでの知識で解けます。

高1で使う参考書のレベル感や進め方は、こちらでさらに詳しく解説しています。

高1のうちに終わらせたい参考書を1冊ずつ解説した記事

九州大学を目指すなら
高2・1月の共通テスト目標点

続いて高2です。
ここからは社会と情報も視野に入ってきます。

科目目標点
数学70〜75%
英語R70〜75%
(理想85%)
国語65〜70%
リスニング65〜70%
社会・情報65〜70%
理科既習範囲で5割

高2の優先順位はこうなります。
高1に社会・情報が加わるだけです。

優先度科目
1位数学・英語
2位国語
3位リスニング
4位社会・情報

高2の数学の目標点が低い?

高1が60〜65%で高2が70〜75%。
「あれ、1年たったのに10%しか上がってなくない?」と思いましたよね。

これには理由があります。
高2では数ⅢCのチャートをメインで進めてほしいので、ⅠAⅡBの演習に充てる時間がそこまでないからです。

ⅠAⅡBは、ⅢCのチャートをやりながら余った時間の演習で10点程度伸ばす。
共テ演習をがっつりやって点数を上げるのではなく、実力がついた結果として70〜75%に届くのが理想です。

使う問題集は1対1対応の演習。
並行して共通テストの過去問を、2〜3ヶ月に1回のペースで取り組んでください。

模試を基準にするな

高2くらいから共通テスト模試が始まります。
ただ基準にすべきは模試ではなく過去問です。

理由は、高2の模試は本番に比べて解きやすいことが多いから。
その点、過去問は多少の前後こそあれ、難易度が大きく変わりません。

実力がつけば点数は伸びるし、実力がついていなければ前回と変わらない。
どのくらい成長できたかを測る指標として、過去問ほど正確なものはありません。

九大目指すなら英語の理想は85%

英語Rの目標は70〜75%ですが、欲を言えば学部関係なく高2で85%が欲しいところです。
高2のうちに、英語を九大の合格ラインまで持っていきたいからです。

文系なら数ⅢCや理科に時間を奪われないので、高3で英語に取り組む余裕もあります。
ただ理系が高3で英語の時間を捻出するのは、かなり厳しいのが現実です。

高2のうちに長文読解だけでも合格ラインに乗せておく。
そうすれば高3は自由英作文の添削に集中でき、英語は2次試験でも合格点が取れます。

数学の点数が取れないときの対策

数学と英語で70〜75%が取れていない場合はかなりヤバいので、すぐに対策が必要です。
ただし、やることは点数によって変わります。

共通テストの過去問を何回解いても60%を超えないなら、チャートの例題が完璧に解けるか確認してください。
おそらく例題レベルが仕上がっていないので、まずはチャートの復習です。

「チャートが解けるようになっても共通テストが取れない」ということも最近の難易度なら十分ありえます。
その場合は1対1対応の演習に少しずつ取り組んでいきましょう。

「とりあえず1対1対応をやろうかな」と安直に考えないでください。
共通テストの点数をベースに、自分の完成度がどこにあるのかを常に客観的に判断することが大事です。

英語の点数が取れないときの対策

英語のリーディングも、原因別に対策を変えます。
知らない英単語が多いなら、システム英単語をがっつり復習する。

「なんとなく読めるけど、細かい内容を見落として点数を落とす」なら、英文解釈の対策をしっかりする。
単語と解釈は仕上がっているのに速く読めないなら、長文をたくさん読んで音読で速読力をつける。

このように自分に何が足りないかを意識しながら弱点を補えば、英語のリーディングで70〜75%は確実に到達できます。

国語とリスニングは高2で仕上げる

数学と英語で70〜75%が取れるようになったら、国語やリスニングも高2の終わりで65〜70%を確保しておきましょう。

国語は、共テの演習をあまり解いていない状態で65%が取れると理想です。
過去問演習でプラス10%が期待できるので75%になり、いい感じにボーダーに乗ります。

リスニングは、学校の数学や理科の進度が遅い場合、高3でやっている場合ではありません。
高2の1月で65〜70%が取れない場合は勉強不足、つまり九大に合格するための勉強水準に達していません。

高2の1月で国語65〜70%を取りたいなら、戦略を持ちましょう。
70%取れればいいので、評論も小説も古文も漢文も全部やる必要はありません。

「苦手で伸びしろがある古文と漢文を優先する」とか、「点数が上がりやすい漢文と、英語にも影響する評論文を鍛える」といった形で絞って大丈夫です。
国語にそこまで時間をかけるくらいなら、数学と英語の時間を増やしたほうがいいからです。

リスニングの勉強法は高1と同じです。
共テの過去問で毎日20〜30分シャドーイングし、65〜70%が安定して取れるようになったらペースを落とします。

社会や情報は高2で完成させるべき

ここからは、九大の合格を決定づけるくらい大事な話をします。
確実に九大に合格したいなら、高2のうちに社会や情報を仕上げておくべきです。

理由は、学校の授業で社会の全範囲が終わるのが高3の10月か11月になることが多いから。
共通テスト直前という一番大事な時間が、社会の演習に奪われます。

しかも今まで習った内容を1から復習するとなると、かなりの時間が必要です。
毎日2時間も3時間も社会をやっている受験生は珍しくありません。

だからこそ、今のうちから隙間時間で教科書や参考書を使って先取りしてください。
全範囲の知識が一通り入ったら過去問に取り組み、穴のある単元を埋めていく。このやり方なら7割程度はサクッと到達できます。

私は受験生時代、地理にめちゃくちゃ苦しめられました。
今でも地理を選んだことを後悔しているくらいです。

「地理が苦手」と思いながらイヤイヤ勉強するくらいなら、今すぐ公共・政経にスイッチしたほうが本番の点数は高い可能性があります。
人間は「今までやってきたからもったいない」と損切りできない生き物です。
ただ地理は、勉強しても高得点まで伸ばせない人が一定数います。

高2の理科は既習範囲で5割

高2の理科は、習っていない単元が多いので「共通テストで何%」と断言するのが難しいところです。
目安としては、既に習った範囲の問題で正答率が5割くらいあれば十分です。

物理なら力学と熱力学、化学なら理論化学の途中まで、といったイメージになります。
具体的には、物理は良問の風を習った範囲まで仕上げる。化学は重要問題集のA問題で理論化学に取り組む。

余裕があるなら、共通テストの過去問で既習単元だけ解いて難易度を把握しておきましょう。
「来年にはこのレベルを解けないといけないんだな」と見通しが立つので、おすすめです。

九大受験は科目数が多いぶん、戦略で決まる

ここまで読んで「九大受験って科目数が多くて大変」と思われたかもしれません。
ただ、九大は共通テストの配点が高く、共テも2次も勉強しなければならないぶん、合格最低点が低い。

その結果、戦略を持って勉強することで合格可能性が一気に上がります

しかも九大はかなりコスパのいい大学です。
東大に比べて圧倒的に入りやすいのに、特に九州の企業では就活も優遇されるし、周りからも「めっちゃすごい」と扱われます。

私も同窓会で地元の同級生と20歳で再会したとき、九大というだけで「めちゃくちゃすごい」と2時間ひたすら言われ続けました。

高2でやるべき参考書

高2で使う参考書を、科目別にまとめます。

科目参考書
数学チャート(ⅢC)
1対1対応の演習
共通テストの過去問
英語システム英単語
基礎英文解釈の技術100
英文解釈クラシック
国語・リスニング共通テストの過去問
社会・情報教科書・参考書で先取り
共通テストの過去問
理科良問の風(物理)
重要問題集A問題
(化学)

高2で終わらせたい参考書のレベル感は、こちらでさらに詳しく解説しています。

高2で終わらせたい参考書を10冊まとめた記事

【LINE限定】科目別・九大完全特化の共テ対策スケジュール

ここまで読んで、「じゃあ共通テスト対策はいつから始めればいいの?」と思ったはずです。
当然です。実はここが、九大受験で最も判断の難しいポイント。

始めるのが早すぎると、さっき話した「落ちる7割」になります。
かといって遅すぎると、共テの点数が足りずに不合格か、志望校を変えることになる。

そこで『科目別!九大完全特化・共テ対策スケジュール』を用意しました。
各科目でいつ共通テスト対策を始めればいいかが、一目で分かります。

これを知らないまま勉強を続けるのは、地図を持たずにジャングルを歩くのと同じです。

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すぐに『科目別!九大完全特化・共テ対策スケジュール』がLINEで届きます。

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九州大学を目指すなら
高3・7月の共通テスト目標点

高3の7月からは、考え方が大きく変わります。
ここからは「足りないから対策しよう」では間に合わないからです。

科目目標点
数学80%
英語R80%
リスニング70%
国語・社会・情報70%
理科既習範囲で6割

高3の夏以降は数ⅢCと理科

高3・7月の理想は、理科以外で本番の点数を取れる状態にしておくこと。
なぜなら高3の夏以降は、数ⅢCと理科の2次対策に全力を注ぎたいからです。

理想は、数ⅢCと理科の勉強時間を100%にすること。
そして万が一、点数が伸びにくい科目が出たときのために時間を残しておく。これが確実に合格するための最強の戦略です。

逆に言えば、7月の時点で数学と英語が80%に届いていないなら、夏休み中に何とかするしかありません。
2学期が始まってからでは、もう手を打つ時間がないのです。

数学と英語が80%に届かないなら

高3・7月の時点で数学と英語が80%に届いていないなら、夏休み中に何とかするしかありません。
具体的にやることは決まっています。

数学は1対1対応の演習の例題をまず完璧にする。
そのうえで2次試験の対策を兼ねて、理系数学の良問プラチカに取り組んでいきましょう。

英語のリーディングは、英文解釈が仕上がっていればやることはシンプルです。
長文を毎日、もしくは2日に1回のペースで読んでください。

このとき、共通テストレベルの長文ではなく九大の2次試験に向けた難易度の長文を解きます。
音読で速読力をつければ、共通テストでもいつの間にか8割取れるようになっています。

リスニングは毎日20〜30分確保して、共テの過去問でシャドーイングすれば点数は上がります。
ただし数学や理科とのバランスを考えて、伸びしろの最大値を狙ってください。

50点など伸びしろが大きいなら優先的に取り組む。
すでに70〜75点が取れているなら、2次試験の科目を優先して大丈夫です。

焦らず1科目ずつ丁寧に取り組む

高3で目標点に届いていない場合、明確に優先順位をつける必要があります。
最優先は数学と英語のリーディングです。

この2科目は共通テストで取れないなら2次試験で絶対に取れないので、対策は必須。
国語・社会・情報・リスニングは、伸びしろが大きい科目から1つずつ潰していきます。

「点数が悪い」と焦って複数科目を同時に始める受験生が多いですが、これは効率が悪い。
1科目ずつ取り組むほうが2周目・3周目までが早く、復習効率が圧倒的に上がります

なお、理系の国語は45%や50%と相当ひどくない限り、基本的に捨てる判断で構いません。
そんな時間があるなら数ⅢCや理科に回したほうが、確実に合格に近づきます。

高3の理科は点数より進捗で見る

高3・7月の理科は、習った範囲までの正答率が6割ぐらいでOKです。
「たった6割でいいの?」と思われるかもしれません。

順当に勉強が進んでいれば、高3の夏休みからは理科の勉強時間を40%とか50%とがっつり確保できます。
そこからどんどん点数が上がっていくからです。

物理は良問の風を習った範囲まで全部取り組んでおく。
化学は理論化学を重要問題集のA問題とB問題で仕上げて、無機化学の暗記もある程度しておく。

この状態を作れば、物理は名問の森、化学は有機・高分子と演習を積むにつれて共テの点数も7割、8割、9割と上がります。
だから7月の時点では何%取れるかより、どこまで問題集をやっているのかに焦点を置いてください。

九大合格は、その後の人生の難易度を下げる

ここだけの話、九大受験はめちゃくちゃ難しいのですが、勉強量とテクニックに依存する部分が大きいと思っています。
共通テストの比率が絶妙に高いのがその理由です。

「共テも2次も勉強しなければいけない」から苦戦するライバルが多い。
ただ共通テストは、80点くらいなら戦略を持って勉強すれば再現性高く伸ばせます。

それなのに、九州大学に合格することによる恩恵はかなり大きい。
具体的には、周りからの信頼を一気に得ることができます

たとえば、この記事を読んでくれているのも、私が九州大学医学部医学科卒だからだと思っています。
私があまり聞いたことのない大学の出身だったら、たぶん今この記事を読んでいないはずです。

九大に受かるだけで「この人は信頼できそうだ」という信頼が一気に得られて、これから先の人生の難易度が大きく下がります。

高3でやるべき参考書

高3で使う参考書を、科目別にまとめます。

科目参考書
数学1対1対応の演習(例題)
理系数学の良問プラチカ
英語九大レベルの長文
共通テストの過去問
(リスニング)
国語・社会・情報参考書で知識を固める
過去問・予想問題集
理科良問の風/名問の森
(物理)
重要問題集A・B問題
(化学)

高3で何をどの順番で進めるかは、こちらでさらに詳しく解説しています。

高3が1年間でやるべきことを9つに整理した記事

九州大学を目指すなら
高3・11月の共通テスト目標点

共通テスト2ヶ月前の話です。
理想は全科目でほぼ目標点に到達していることです。

科目高3・11月の目標点
数学80%
英語80%
国語・リスニング70%
社会・情報70%
理科70%

目安は本番の目標点マイナス5%。
「社会だけ悪い」「習い終わったばかりで理科だけ取れていない」など、1科目だけならギリギリOKです。

ただし点数が足りないなら、「2次試験の対策が優先」とは言っていられません。
共通テスト対策に全力で取り組んでください。

共テで崩壊する九大受験生の特徴3つ

入試直前期に共通テストで崩れる受験生には、はっきりした共通点があります。
3つ挙げるので、当てはまっていないか確認してください。

① 国語が全然取れない

2次試験を含めた総合点で見ると、国語の配点は小さい。
ただし共通テストの1000点満点で考えると、国語の配点はめちゃくちゃ大きいのです。

ボーダーが75%だとして、国語で50%を切ったとします。
その時点で満点が90%スタートになります。

ここから巻き返すには、数学や英語や理科で80〜85%が必要。
しかもそれだけ取っても、ライバルに差をつけるどころか、差を埋めるだけで終わります。

② 数学で7割取れない

この記事で高1からずっと数学の目標点を言い続けてきました。
数学だけは、絶対に目標点を確保し続けてください。

最近の九大2次試験の難易度を考えてください。
共テで7割すら取れない人が、2次の数学で合格点を取ることは100%ありません
他の科目でカバーしてボーダーを超えても、2次で手も足も出ずに不合格という未来が待っています。

③ 理科の2次レベルの問題集が終わっていない

これは理系限定です。
物理は名問の森、化学は重要問題集が高3の11月で終わっていないなら危険信号。

共通テストの理科は、全科目の中でもトップクラスに難しい。
そこそこの演習レベルでは、もう歯が立ちません。

8割や9割を目指すなら、まず名問の森と重要問題集を100%仕上げる。
そのうえで過去問や予想問題集を、大量に解く必要があります。
それでも到達できない人のほうが多い、というのが正直なところです。

もし本番で目標点に届かなかったときの立ち回りは、こちらで解説しています。

共通テストで7割しか取れなかった場合の巻き返し方

九州大学受験生の
共通テスト目標点に関するよくある質問

ここからは、九大受験生からよく聞かれる質問にお答えします。
目標点を目指すうえで、判断に迷いやすいポイントばかりです。

共通テスト7割で九州大学に受かりますか?

学部によっては可能性があります。
ただし、この記事で話した「受かる7割」であることが絶対条件です。

形式慣れだけで積み上げた7割では、2次試験でまったく歯が立ちません。
7割という数字で九大を狙えるのかは、共通テスト7割から九大を狙えるかを検証した記事で詳しく検証しています。

九州大学は共通テストで足切りがありますか?

あります。
前期試験で足切りを行わないのは薬学部だけで、それ以外の学部には足切りが設定されています(学部別の足切り条件はこちら)。

なお足切りとボーダーはまったくの別物です。
足切りは2次試験に進めるかどうかの線で、ボーダーは合格可能性50%の線を指します。

九州大学の共通テストのボーダーは何点ですか?

多くの学部が73〜76%、医学部医学科だけが86%です。
学部・学科ごとの得点まで知りたい場合は、全学部のボーダーを点数つきでまとめた記事を見てください。

九大の共テと二次試験の配点を教えてください

共通テスト475点に対して、2次試験700点です。
合計1175点なので、共通テストの比率は約40%、2次試験が約60%になります。

共通テストは満点を475点に圧縮して使われます。
学部ごとの詳しい内訳は、入試科目と配点を学部別に一覧化した記事にまとめています。

九大の理系志望ですが、現代文は勉強すべきですか?

勉強するのが理想です。
ただし時間がないなら、共通テストの過去問対策だけで済ませてください。

共通テストの数学で80点を超えません
何をしたらいいですか?

2次試験に向けた勉強をするしかありません
共通テストの演習量を増やしても、80点の壁は超えられないからです。

九大数学そのものの実力を上げる方法は、九大の理系数学に特化した勉強法の記事で解説しています。

塾で高1から共通テスト模試を解かされていますが、意味ありますか?

早くから解くこと自体はいいことです。
ただし基礎の勉強が終わっていないうちに取り組んでも、意味はありません。

まずはチャートや英単語といった基本的な勉強を進めることを意識してください。

九州大学の共テ目標点まとめ

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 高1・1月は数学と英語で60〜65%
    余裕があれば国語とリスニングで65〜70%
  • 高2・1月は数学と英語Rで70〜75%
    社会や情報も65〜70%まで仕上げる
  • 高3・7月は理科以外で本番の点数
    数学と英語は80%
  • 高3・11月は全科目で本番マイナス5%
  • 医学部医学科はすべて+10%

そして、絶対に忘れてはいけないことがひとつあります。
九大受験は、あくまで2次試験の対策が最優先ということです。

2次試験に向けた勉強をする中で、共通テストの点数が上がっていく。
この順番を逆にした瞬間、どれだけ勉強しても九大には受かりません。

チャートや1対1対応が完成していないのに数学の共テ過去問を解きまくる。
単語力も速読力もないのに、リーディングの過去問を20セット解いてテクニックに逃げる。この勉強では、九大は絶対に取れません。

逆に言えば、九大は戦略を持って勉強するだけで合格可能性が一気に上がる大学です。
共通テストの配点が高く、共テも2次も勉強しなければならないぶん、合格最低点が低く抑えられているからです。

私自身、九大医学部に現役で合格しましたが、地頭が特別よかったわけではありません。
優先順位を間違えなかった。ただそれだけです。

まずは今の自分の点数を、この記事の表と照らし合わせてみてください。
そこが、九大合格へのスタート地点になります。

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