九州大学・法学部の入試科目や配点を総まとめ
この記事でわかること
- 九州大学法学部の入試科目
- 九州大学法学部の配点
- 九州大学法学部を他の大学と比較
「九州大学法学部の入試科目や配点が知りたい」
そんなあなたのために、この記事では『九州大学法学部の入試科目や配点』を徹底的に分析していきます。
特に配点は大事です。配点次第でどのように勉強していくか、つまり戦略が変わってきます。戦略次第で合格可能性も変わる!
つまり、この記事を読むことであなたが九州大学法学部に合格できる可能性が変わるということです。
絶対に最後まで読んでください。

九州大学法学部の入試科目〜前期試験〜

では、早速いきましょう。最初に、九州大学法学部・前期試験の入試科目についてお話しします。
後期試験について知りたい方はこちらを見てください。
九州大学法学部〜前期試験〜
共通テストの入試科目
九州大学法学部を受けるにあたって、まずは共通テストを受験しなくてはなりません。共通テストは以下のようになっています。
九大法学部・共通テスト入試科目(前期試験)
教科 | 科目 |
---|---|
国語 | 国語(現代文2題・古文・漢文) |
数学 | 数学ⅠA必須、数学ⅡB・簿記・情報(※)から選択(ほとんどの人は数学ⅠAと数学ⅡB) |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1つ(リスニングあり) |
理科 | 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2つ |
社会 | 世界史B、日本史B、地理B、倫理・政経から2つ |
※簿記や会計は高校で履修した者だけ可となっているので、ほとんどの人は数学ⅠAと数学ⅡBでの受験です。
なお、九州大学の文系学部では共通テストの科目は全く同じです。ですので「他の学部を受けようかな〜」と思っている場合も共通テストに関しては心配する必要はありません。
九州大学法学部〜前期試験〜
2次試験の入試科目
続いては、2次試験での入試科目です。
九大法学部・2次試験入試科目(前期試験)
教科 | 科目 |
---|---|
国語 | 現代文(2題)、古文、漢文 |
数学 | 数学ⅠA ⅡB A(場合の数・確率・整数・図形)※1 B(ベクトル・数列)※2 |
外国語 | 英語(リスニングは例年出題なし) ※3 |
※1 データの分析は例年、出題されていません
※2 確率分布・統計は範囲外
※3 英語以外の外国語を選ぶことはできません
九州大学法学部を受験するにあたって、気をつけることは外国語が英語しか選択できないということです。
(文学部や経済学部・経営学科はドイツ語やフランス語も選択できます)
また、数学は文系数学なので数学Ⅲ(ⅢC)の出題はありません。
ちなみに、この2次試験の科目は文系学部の中でもやや変わってくるので、簡単にまとめておきます。
九大文系学部の入試科目
学部 | 必要な科目 |
---|---|
教育学部 | 国語、数学、英語 |
文学部 | 国語、数学、外国語、社会(1科目) |
法学部 | 国語、数学、英語 |
経済学部(経営) | 国語、数学、外国語 |
もっと詳しく他の学部の入試科目を知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。
九州大学法学部の配点

続いて、九州大学法学部の配点について話していきます。
九大法学部 共通テスト配点
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
50 | 50 | 50 | 50 | 100 | 300 |
※900点を300点に圧縮
※外国語は50点はリスニング
九大法学部 2次試験配点
国語 | 数学 | 英語 | 合計 |
---|---|---|---|
200 | 200 | 200 | 600 |
共通テスト・2次試験比率
共通テスト | 2次試験 | 合計 |
---|---|---|
300点 (33.3%) | 600点 (66.7%) | 900点 |
他の学部との比較
学部 | 共通テスト | 2次試験 |
---|---|---|
教育学部 | 40.0% | 60.0% |
文学部 | 33.3% | 66.7% |
法学部 | 33.3% | 66.7% |
経済学部(経営) | 40.0% | 60.0% |
九州大学法学部の配点にはいくつか特徴があります。
1つ目は共通テストの社会の比率が大きいこと。法学部は2次試験で社会が課されないので、その分共通テストで社会の比率が大きくなっています。

ちなみに九州大学の2次試験で社会が課されるのは文学部のみです
2つ目は、2次試験の比率が高いこと。2次試験の比率は66.7%と、九大の中でもトップクラスに高くなっています。
よって、2次試験に出題される国語や数学、英語に勉強時間を多めに割いていきましょう。
そういえば「九大に受かるためには何時間勉強したらいいですか〜?」なんて質問をよく受けます。
学部によって違うんですけど、私が考える法学部合格に必要な勉強時間は5,000時間!
もっと詳しく知りたい場合は、次の記事で詳しく理由を書いているので読んでみてください。
なんと5000時間?九州大学に現役合格するのに必要な勉強時間
九州大学法学部の入試科目と配点を他大学と比較


ここまでは九州大学法学部の入試科目や配点についてお話ししてきました。
ここからは、あなたの志望校選びの参考になるよう、他の大学との比較をしていこうかと思います。
法学部で悩むとしたら以下のような大学でしょう。
- 上のレベル:東京大学文Ⅰ(67)、京都大学(65)
- 同じレベル:東北大学(56)、名古屋大学(57)
- 下のレベル:広島大学(53)、熊本大学(51)
※( )内は高3第1回駿台全国模試A判定の偏差値
※九州大学法学部は57
この中で、九州大学法学部よりも上の大学に絞って話をしていきます。
大学受験というのは、偏差値が高くなればなるほど必要な科目数が増えていきます。
そのため、目指す大学のレベルを上げるときに、必要な科目がネックになる人が多いです。
志望校を変更するにしてもしないにしても、いろんな大学の入試科目を知っていて損はありません。これから先「もっと高いレベルを目指したいな〜」なんてときに、きっと役に立つと思います。
では比べていきましょう。
東京大学と京都大学と比べていきます。
共通テストの科目についてはほとんど違いはありませんので省略します。九州大学法学部に向けた勉強をしていれば、志望校を変えても大丈夫。
では、2次試験の科目を見ていきましょう。
2次試験の科目で比較
大学 | 必要な科目 |
---|---|
九州大学 | 国語、数学、英語 |
東京大学 | 国語、数学、英語、社会(2科目) |
京都大学 | 国語、数学、英語、社会(1科目) |
大きな違いはなんといっても社会があるかどうか。
九州大学では社会はありませんでした。しかし、東京大学では2科目、そして京都大学では1科目ほど社会が追加されます。
もちろん記述式の試験なので、それだけ対策するための時間が必要になります。
次に配点を見ていきましょう。
共通テストと2次試験の比率の比較
大学 | 共テ比率 | 2次比率 |
---|---|---|
九州大学 | 33.3% | 66.7% |
東京大学 | 20.0% | 80.0% |
京都大学 | 32.9% | 67.1% |
九州大学と京都大学は配点比率はほぼ同じ。
一方、東京大学では2次試験の配点がかなり大きくなります。
最後に1ついいでしょうか?
ここまで入試科目や配点を比べてきましたが、正直こんなのどうでもいいです。気にする必要はありません。
それよりも大事なのは学力です。
偏差値を見ると、九州大学と東京大学・京都大学は10ほど変わってきます。これは難易度が天と地ほど違うということ。
入試科目なんて気にするよりもまずは勉強しましょう。



偏差値を上げないとお話になりません
九州大学法学部の入試科目〜後期試験〜


後期試験について気になっている人もいると思います。ですので、ここからは九州大学法学部の後期試験についてお話ししていきます。
九州大学法学部は後期試験が実施されます。そして入試科目は次のようになっています。
九大法学部・共通テスト入試科目(後期試験)
教科 | 科目 |
---|---|
国語 | 国語(現代文2題・古文・漢文) |
数学 | 数学ⅠA必須、数学ⅡB・簿記・情報(※)から選択(ほとんどの人は数学ⅠAと数学ⅡB) |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1つ(リスニングあり) |
理科 | 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2つ |
社会 | 世界史B、日本史B、地理B、倫理・政経から2つ |
※簿記や会計は高校で履修した者だけ可となっているので、ほとんどの人は数学ⅠAと数学ⅡBでの受験です。
共通テストは前期試験と全く同じです。前期でも法学部を受ける場合は、何も心配ないでしょう。
九大法学部・2次試験入試科目(後期試験)
教科 | 科目 |
---|---|
面接? | 講義に関する理解度確認試験 |
九州大学法学部の後期試験はかなり特殊な試験になっています。というのも、講義を聞いてその確認テストを受けます。
そして、その確認テストが2次試験になるわけです。
「しっかり講義を聞いていればそこまで難しくはない」とネットで書き込みを見つけました。とはいえ、対策がかなりしにくいので、受ける場合はかなり困ると思います。



普段から学校の授業をしっかり聞いてすぐに復習をするという習慣がある受験生が強いかもしれません
九州大学法学部の配点〜後期試験〜
続いては後期試験の配点ですが、こちらもなかなか癖のある配点になっています。
九大法学部(後期試験) 共通テスト配点
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
100 | 50 | 100 | 50 | 100 | 400 |
九大法学部(後期試験) 2次試験配点
理解度確認試験 | 合計 |
---|---|
200 | 200 |
共通テスト・2次試験比率
共通テスト | 2次試験 | 合計 |
---|---|---|
400点 (66.7%) | 200点 (33.3%) | 600点 |
共通テストの比率がバラバラです。何よりも数学の配点が低い!
2次試験でも数学が課されないので、数学が苦手だったり共通テストで数学が失敗してしまった場合はラッキーな配点です。



実際共通テストの数学で失敗する受験生はかなり多いです
九州大学教育学部の入試科目・配点まとめ
さて、今回は九州大学法学部の入試科目や配点についてお話ししてきました。いかがでしたか?
最後に簡単にまとめておきます。
九大法学部の…
- テスト共通テストは300点に圧縮
- 共通テストは社会の比率が高め
- 2次試験は国語・数学・英語
- 九大法学部は2次試験の比率が66.7%
- 九大法学部は後期試験が特殊
あなたの九州大学法学部への挑戦をここから応援しております。是非とも頑張ってください。
他の九州大学の学部に関しても入試科目をまとめています。他の学部にも興味を持っている方は是非とも参考にしてください。
また、九州大学に合格するための勉強法を各科目まとめています。こちらもぜひ参考にしてください。

