久留米附設が東京大学と九州大学医学部に強いのはなぜ?理由を徹底解剖
この記事でわかること
- 久留米附設→九大医学部合格者の声
- 久留米附設の合格実績
- 久留米附設が東大と九大医学部に強い理由
こんにちは!
九州大学医学部発 大学受験 個人塾 竜文会です。
今回の記事は『久留米附設高校』が東大と九州大学医学部に強い理由に関して記事を書いていこうと思います。
私も九州大学医学部時代には同期や先輩・後輩に久留米附設、通称『附設』の人がたくさんいました。
それもそのはず、毎年約25人(既卒含む)の人が附設から九大医学部に入学してきます。
同様に附設からは東大にも多数の合格者数が輩出されます。この記事はその理由を徹底解剖していきたいと思います。
ちなみに私の出身校は附設ではないので、今回は現役九大医学部生の後輩にインタビューをしてこのこの記事を作成しております。
今回はラ・サール高校とライバルとも言える附設の紹介記事になりますが、附設出身の人には人柄がいい人がとても多く、いい高校であることは間違い無いのでしっかり紹介していきます。
この紹介記事で附設の志願者が増えたら少し悔しくはありますがwww
九大医学部生紹介
では、今回インタビューに協力してくれた九州大学医学部の学生を紹介していこうと思います。
今回インタビューに協力してくれたYくん。
Yくんは地元の公立小学校を卒業後、久留米附設中学に入学。
6年間の附設での生活を経て九州大学医学部医学科に現役合格しました。
そんなYくんは爽やかイケメンで非常に気になる人は入学して探してみてください!
ちなみに趣味を聞くと、休日にはサイクリングをしているそうです。
しかもなんとママチャリで!!多くの場所を巡っていく!!これが爽やかイケメンYくんの休日だそうです。
久留米附設高校を選んだ理由
そんなYくんに附設を選んだ理由を聞いてみると、
- 親のススメ
- いい環境でできる勉強できる
- 周りが医学部って言っててなんとなく医学部を目指していたから
と言った理由でした。
Yくんは中学受験での入学というので特に周りからの影響が大きかったようです。
親御さんに附設を勧められたということと、Yくんは英進館に通っていたそうですが、英進館で周りの生徒が「医学部」と言ったことに影響されたそうです。
特に中学受験組に関しては自ら行きたい人よりも周りから影響を受けたという人が多いような気がします。
九州大学医学部を目指した理由
そんなYくんが九大医学部を目指した理由ですが、
- 附設から進学する人が多い(例年25人ほど)
- 九州圏内で最高峰の医学部だから
と言った理由でした。
英進館の時と同様に、周囲の人で目指す人が多く、Yくんもいつの間にか九大医学部を目指すようになっていたようです。
この自然と高みを目指せるようになるというのは附設やラ・サールの強みでもあると思います。
久留米附設高校に進学してよかったか?
次にYくんに附設に進学してよかったか?ということを聞いてみました。
「よかったです」と即答でした。
具体的に理由を聞いてみると
勉強面では、
「競争が自然とある。しかもすごいレベルの高い競争に参加できるのは自分の雨に非常によかった」
とのことです。
しかもみんなも意欲が高く、勉強する環境が素晴らしく気持ち的にも非常に勉強しやすいそうです。
Yくんは「附設に行ってなければ今の僕はありません」とはっきり言いました。
また勉強面以外でも附設は「学校行事」がすごい盛り上がるそうです。
生徒主体ですごい規模の学校行事が行われ、特に文化祭(通称『男く祭』)は多くの中学生・高校生が他校から来るそうです。
毎年恒例の女装コンテストも開催されているとか、、、
勉強面でなく、多くの行事を通じて自分を成長させてくれた学校!!
それがYくんにとっての久留米附設でした。
久留米附設高校の紹介
では附設の強さの秘密を書いていく前に簡単に附設の紹介をしていきたいと思います。
久留米附設高校の合格実績(2019年)
東京大学 50名
- 理科一類 20名
- 理科二類 7名
- 理科三類 0名
- 文科一類 6名
- 文科二類 6名
- 文科三類 11名
医学部医学科
- 九州大学 25名
- 国立計 65名
東京大学に50人、しかも九州最難関でレベル的には東京大学と同等の九州大学医学部には25名の合格者を出しております。
驚くべきなのはラ・サール高校と同様で附設の1学年の人数は200人!!
よく、修猷館などの公立高校と附設の実績は比較されますが、卒業人数は半分であり、附設は驚異の合格率を誇ります。
しかも現役合格率も中々高いです。
福岡県内では間違いなくダントツの一番でしょう。
ではそんな附設の強さの理由を今から紐解いていきましょう。
ここまで読んでいただいた方、申し訳ございませんがもう少しお付き合いください。
久留米附設が東大と九大医学部に強い理由
① 放課後の『特別講座』
まずYくんのいう、附設の強みは放課後の『特別講座』でした。
附設では高校2年生と3年生の時に志望校別に特別講座が開催されます。
Yくんが受講していたのは「九大数学」「九大英語」「九大理科」などでその時間に授業ではしない生物の補講もしていたそうです。
(少し前までは九大医学部はセンター試験で生物が必須でした。)
他にも東大と京大もあり、そこで志望校別に過去問演習を行い、解説をしてもらいます。
この講座を通じて他の学校にはない+αの問題演習を行え、他の学校の生徒に差をつけていくわけです。
また、志望校の過去問演習を通じて自分の現状の実力と志望校との差を痛感し、勉強のモチベーションにもつながります。
放課後に+αで、しかも学校の先生もしっかり準備して演習に取り組む!これが附設の強さの一つの理由です!!
② 年4回の『校内模試』
附設には『校内模試』というテストが年4回あります。
これは附設の先生が長年蓄積してきたデータを元に作成する独自のテストで、東大レベルを想定して作成される難易度の問題です。
これを年4回、模試のような形式で生徒は解きます。
長年のデータから半分とれれば東京大学と九州大学医学部の現役合格ラインとされており、自分の学力をしっかり測ることができます。
また校内模試を通じて、難問への思考力や対応力を鍛えることができ、この模試を目標にすることで長い受験の短期スパンでの目標にすることができます。
先ほどの『特別講座』と同様、モチベーションの向上にもつながる附設の大事な特色の一つです!!
③ 定期テストの順位の『張り出し』
三つ目の理由としては、定期テストの順位が掲載されるというのがあります。
順位は上位50人が学年通信の中に掲載されるみたいで、しかも全科目で科目ごとの順位も掲載されるようです。
「これも『特別講座』や『校内模試』を同様に生徒のモチベーションを非常に高めてくれる」とYくんは言ってます。
同級生で成績が上の人がわかるとライバルみたいになり、切磋琢磨できる環境が生まれる!!これが非常に大きいのでしょう。
個人情報に敏感な今日ではありますが、このような成績の開示は非常に大事になってくると思います。
④ 団体戦のような雰囲気が生まれる
附設ではクラスのほとんどが国公立志望であり、志望校も高い大学で同じ人が多いです。
それで「みんなで頑張って合格しようという雰囲気が生まれる」ことも大事だったとYくんは言います。
この雰囲気は非常に良い方向に働き、テストのクラス平均点を競い合ったり、お互いに教え合うという方向に働くようです。
ラ・サールもそうですが、良い学校というのは団体戦のような雰囲気が生まれます。
横の友人を蹴落としても受験の結果は良くならないということを学校の校風で学ぶことができるからだと思います。
そしてこれは非常に大事な考えで『受験は個人戦のようで団体戦である』といった考えを持てる生徒の多い高校はやはり強いです。
⑤ 高校入学組が刺激になる
Yくんは中学入学組で高校入学組の人にかなり刺激を受けたと言います。
高校受験をしてきた人は勉強する姿勢もあるから、最初は成績がとてもよく上位者表にも食い込んできて、それで自分の順位が相対的に下がる。
そのことが勉強をしなくてはならないといけないという起爆剤になる。
これも強みです。確かにラ・サールも中学入学組と高校入学組が混ざることでお互いにいい結果を及ぼしてました。
最近は中学入学組と高校入学組を混ぜない高校もありますが、正直私はもったいないと思っています。
確かに高校入学組からしては進度が早く大変かもしれませんが、それ以上に得るものも大きいので途中で混ぜる方がはるかに良いと思うのですが、、、
久留米附設高校が東大と九大医学部に強い理由まとめ
今回は現役九大医学部生Yくん協力のもと、附設が東大と九州大学医学部に強い理由を紹介してきました。
まとめておくと
- 放課後の『特別講座』
- 年4回の『校内模試』
- 定期テストの順位の『張り出し』
- 団体戦のような雰囲気が生まれる
- 高校入学組が刺激になる
といった感じです。
この前、母校であるラ・サール高校が東大と医学部に強い理由の記事を書きましたが、先生の意図していることは多くが同じような気がします。
(違いは女子がいるかどうかくらいです笑)
最後に
私の開校する九大医学部発 大学受験 個人塾 ”竜文会”は母校の教えを大事に思い、あえて少人数指導の形を取っています。
これは生徒全員の把握をし双方向性の指導と団体戦の意識を高めるといった、集団授業と個別の両方の良いところを取った結果です!!
他にも母校ラ・サールで学んだ指導に必要な教えは取り入れています。
今回の記事でご質問などありましたらいつでもお気軽にお問い合わせください!
また当塾のことに関してのご質問もいつでもお待ちしております。