こんにちは!
九州大学医学部発 大学受験 個人塾 竜文会です。
この記事では、山口県下関市の名門高校である下関西高校の偏差値・進学実績の紹介と、下関西高校から難関大に合格するために必要なことを書いています。
この記事を書いた人
私は九州大学医学部発 大学受験塾の”竜文会”を開校しております。
経歴としては山口県下関市出身で、地元の公立中学校(勝山中学校)を経てラ・サール高校に進学し、そのまま九州大学医学部医学科に進学しました。
下関市出身ということもあり、下関西高校には少し縁があります。
というのも、実は私は下関西高校を受験しております!つまり受験時と合格発表で2回ほど下関西高校に行ったことがあるのです。
勝山中学校はマンモス校で例年25人くらいが下関西高校に進学しておりましたので、友人も多くいます。
15年間住んでいたこともあり、下関市の大学受験事情は把握しているつもりです。
そこで、今回この記事を書かせて頂いております。
下関西高校の偏差値
下関西高校とは
まず、下関西高校は下関市でトップの公立進学校であり、山口県内でもトップクラスに進学実績を誇る高校になっています。
下関西高校の偏差値
下関西高校の偏差値は
科 | 偏差値 |
普通科 | 68 |
探求科 | 68 |
※ みんなの高校情報というサイトを参考にしております。
となっております。
山口県内で比較すると、
徳山高校(71)、山口高校(70)に次いで3番手の高校となっているようです。
と言っても、公立高校の場合は入学試験の問題は非常に簡単で、中学校の内申点がメインとなるため、トップ校にいるからと言って直接大学入試に結びつくわけではないでしょう。
下関西高校の進学実績
では、下関西高校の進学実績を紹介していきます。
(注:下関西高校のHPを参考にさせていただいております。)
下関西高校の進学実績(2020年)
旧帝大
東京大学 | 1(1) |
京都大学 | 3(2) |
大阪大学 | 5(3) |
北海道大学 | 0(0) |
東北大学 | 4(4) |
名古屋大学 | 1(1) |
九州大学 | 18(11) |
※ ( )内は現役合格者数
有名私大
慶應義塾大学 | 5(5) |
早稲田大学 | 5(4) |
東京理科大学 | 13(4) |
同志社大学 | 19(8) |
立命館大学 | 49(29) |
関西大学 | 4(3) |
以上、2020年の下関西高校の主要大学の合格事績を掲載してきました。
近い九州大学への合格者を始め、旧帝大への合格者が多く出ています。
医学部医学科の合格者数の記載はありませんでしたので、医学部医学科の内訳はわかりません。
ただ、少し辛口なコメントになりますが、市内のトップ校としてもう少し欲しいところではあるような気がします。
やはり福岡市と比較するとやや劣ってしまいます。
(この理由も最後に書いていきます。)
下関西高校の進学実績(2019年)
旧帝大
東京大学 | 1(1) |
京都大学 | 2(0) |
大阪大学 | 5(5) |
北海道大学 | 2(0) |
東北大学 | 0(0) |
名古屋大学 | 0(0) |
九州大学 | 20(17) |
有名私大
慶應義塾大学 | 7(4) |
早稲田大学 | 5(4) |
東京理科大学 | 2(1) |
同志社大学 | 12(4) |
立命館大学 | 39(19) |
関西大学 | 3(0) |
下関西高校の進学実績(2018年)
旧帝大
東京大学 | 1(0) |
京都大学 | 0(0) |
大阪大学 | 3(2) |
北海道大学 | 1(0) |
東北大学 | 0(0) |
名古屋大学 | 0(0) |
九州大学 | 16(11) |
有名私大
慶應義塾大学 | 5(3) |
早稲田大学 | 5(5) |
東京理科大学 | 5(3) |
同志社大学 | 18(9) |
立命館大学 | 26(11) |
関西大学 | 10(6) |
下関市の難関大学合格への現状と対策
下関西高校の進学実績を紹介してきましたが、やはり福岡市の公立のトップ校と比較するとかなり見劣りしてしまいます。
(福岡市には下関西高校よりも合格実績の優れている高校がたくさんあります、、)
勿論、人口も全然違いますし、しょうがない事かもしれません。
しかし、私は15年間下関市に住んでいて気づいたことがあります。
それは下関市はそもそも難関大学を受験・合格するための環境が全く整っていないということです。
(特に東京大学・旧帝大医学部の現役合格となるとかなり厳しいです。)
ではこれはなぜなのかしっかり解説していきます。
下関市が難関大学合格に適してない理由
① 難関大学受験のための塾がない
福岡市の公立高校の生徒も、学校の内容では足りないと塾に行く生徒が多いです。
しかし、下関市にはこの塾が全くありません。
(確か、◯進はあったような気もしますが、、、)
なので、必要な情報や指導を受けることが福岡市などの都会と比較して難しいです。
これは地方の弊害です。
東京と比較すると格段に教育格差があるのが、現在の日本の現状であることは否定できません。
② 家庭教師や個別指導も質が落ちる
家庭教師を採用して難関大学を受験する人もいるでしょう。
しかし、福岡市では九大の医学部生の家庭教師を採用できますが、下関市では難しいです。
私含め、定期休みのみ塾講師を地元で行う人は一定数いますが、一年を通して面倒を見るのは難しいです。
このため集団塾だけでなく、家庭教師・個別指導塾も同じ料金を払っても都会とは質が落ちて、最適な指導が受けられないという点も理由です。
③ 中学生で難関私立を目指す生徒は少ない
次の理由は難関私立を目指して、中学時代を過ごす人は少ないということです。
これはそもそも難関私立を受験するための塾が下関市にないことも原因だと思います。
現に中学時代の同級生で他に久留米附設やラ・サールを目指す生徒はいませんでした。
この差は大学受験において非常に大きいです。
福岡市で公立から難関大学に進学する人は、高校受験で難関私立向けの学習をしている人が多いです。
(ここでいう難関大学とは東京大学や旧帝大の医学部のこと)
高校入学時点での学力差がかなり開いてしまいます。
難関私立高校に合格しても、高校受験組が厳しい現在の大学受験の状況では、中学時代の過ごし方で結果はかなり変わってきます。
その記事はこちらから
④ 周囲のレベルが低い
上の理由から、高校に入学しても周囲のレベルが都会の進学校と比較して低いことも原因です。
周りに合わせる高校生は非常に多いです。
つまり高校生の学力はかなり周囲の学力に影響されます。
このような環境では、なおさらしっかりした指導者をつける必要があるものの、下関市などの地方ではこれも不足している。
全てが負のスパイラルで循環している感じです。
下関市から難関大学に合格するために
現在自分で志望校を決めている高校生は、しっかり何が必要か情報を集めてください。
高校の先輩に聞くでも構いませんが、今はネットで有益な情報が落ちています。
このブログでも難関大学合格に必要な情報は定期的に発信しています。
高校3年生になってからで頑張るでは正直遅いです。
後悔しないように早くから情報を集めて、最適な指導者を見つけ頑張っていくこと!
これに尽きると思います。
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