「入試の前日ってどうやって過ごしたらいいですか?」
と、入試の直前になって聞いてくれる生徒がいます。
やっぱり、本番の直前ということで何か特別なことをしないと・・・なんて思うんでしょうね。
でも、入試前日にいきなり新しいことをするのってあまり良くないんですよ。
いつものルーティンをあまり変えずに過ごすのが1番!
ということで、
入試前日の「勉強はどれだけするのか?」や「睡眠時間はどのくらいがいいのか?」などお話しします。
せっかくなので、「入試当日の過ごし方」についても一緒にお話ししていこうと思います。

この記事は入試本番が近い人だけではなく、入試まで時間がある人にも役に立ちます!
今のうちから入試前日の過ごし方を考えて日々の学習に取り組むアドバイスをたくさん載せています。
この記事を書いた人
中原 遼太郎
九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表
『竜文会』開校後、初年度には国立大学医学部や九州大学に合格者を輩出。
2年目には旧帝大にも合格!
九州大学医学部に現役合格した経験を生かして、独自の指導法で『竜文会』を発展させる。
経歴
- ラ・サール高校卒業 高校入学組主席・学校賞受賞
- 九州大学医学部医学科卒業
- 九大本試験 数学・物理 9割
- 駿台九大実践 3位
- 九大オープン 6位(数学1位)
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入試前日の過ごし方
まずは、入試前日の過ごし方についてお話ししていきます。
お話しするのは、3つ!
- 入学試験の会場の下見は行ったほうがいいか
- 勉強はした方がいいか
- 睡眠時間は何時間がいいのか?
では、それぞれについて見ていきましょう。
①気分転換がてら下見に
まずは「入試試験会場の下見」についてです。
正直な話をすると無理していかなくてもいいと思いますが、
自宅やホテルから会場が近い場合は「気分転換」を兼ねて下見に行ってもいいと思います。
試験前日って意外に暇なんですよね。
高校があるとかならともかく、ホテルで過ごすとかだとなおさら暇です。
それでも、「緊張」は容赦無く襲ってきますからね〜。
「下見」にでも行ってリフレッシュしちゃいましょう。
ちなみに試験当日の移動は「タクシー」がおすすめ。
だからあまり「下見」って意味がないんですよね。
会場まで連れて行ってくれるし、そこからは受験生の波に乗っていえば試験室には着きます。
私がセンター試験の時は、至学館大学(鹿児島)での受験でした。
前日に高校の友人と下見に行ったのですが、なんとふもとのJRの駅から坂が2km以上。
(記憶が曖昧なので、もしかしたら誇張しているかもしれません笑)
「こんなの、入試当日に登ってられるか!」
ということで、タクシーを即決しました。
気分転換がてら歩きたいという人ももちろんいると思います。
でも、普段から歩く習慣がない人はタクシーが無難ですよ。

ちなみに、「下見」にいくといいことはいくつかあります。
1つ目は、「適度に疲れる」ということ。
後で話しますが、入試前日は緊張して眠れないということもあります。
少しでも睡眠の導入をよくするために、適度に疲れておくことはいいこと。

2つ目は、「入試会場の雰囲気を味わえる」ということ。
実際に入試試験会場に行って、他の高校の受験生をみる。
それだけでも、「いよいよ受験だな」と再認識することができます。
適度な緊張も味わえていいのではないでしょうか?
(アドレナリンがいい感じに出るかもしれません)
医学部キャンパスって、「下見」に行っても受験の雰囲気はあまり味わえないんですよね。
学部が多くないので、受験生がそこまで多くありません。
九州大学だと試験会場が学部によって離れているので、特に高校生とは会わないんですね。
医学部キャンパスには病院があるので、患者さんや医療スタッフも多くいます。
そこらへんも含めて、受験っていう感じが全くしません。
せっかくの受験なのに、受験の雰囲気はあまり味わうことはできません。
あ、でも九州大学の場合は合格発表が全学部一緒にあるから、最後の最後には受験っぽいことができます。
ご安心を笑
②受験前日の勉強はほどほどに
次は「受験前日に勉強するのか」についてお話ししていきます。
あなたが1番気になっていることかもしれません。
最後の日だからこそ、後悔したくない!
それで勉強をどれだけするか悩む受験生は数多くいます。

2〜3時間くらい
「これを復習しよう!」と決めておいたことを2〜3時間復習するくらいでいいと思います。
おすすめは、前日にすることをそれまでに決めておくこと。
2日前に、「前日はコレとコレの復習だけをする」と決めておけば、前日の勉強量を間違えることはありません。
たま〜に、山のように問題集を持ってホテルに移動する生徒がいますが、正直ムダ。
前日に詰め込んだところで大学受験の結果なんて変わりません。
あんなにも膨大な範囲から出題される試験の結果が前日の数時間で変わるなんてことはありませんよ。
しかも、山のような荷物を持って移動するのは気持ち的にも良くありません。
体の軽さと心の軽さは比例するという心理学の研究がありますから、大事な入試前日の移動はなるべく身軽な状態で移動しましょう!
新しいことは絶対にしない
絶対にやってほしくないことは、新しいことに取り組むこと。
「入試前日に解くために問題集を購入」なんて、バカげたことは絶対にしないように。
だって、考えてみてください。
新しい問題を解いたとします。
復習はいつするんですか?
入試当日の朝ですか?
いや〜、入試当日の朝まで勉強の予定なんて入れたくない!
前日の勉強は絶対に今までの復習。
最後の確認程度に考えておきましょう。
問題集だけではありません。
新しい問題を積極的に取り組むのはやめたほうがいいと思います。
分からない問題が出てきて、自信がなくなるかもしれません。
今まで解いてきた問題を解き直して、「問題を解ける感覚」を持って本番に挑めるようにしましょう。
③いつもと同じ時間に寝る
続いて、「睡眠時間」についてお話ししていきます。
「入試前日は何時間寝たらいいですか〜?」なんてのも良くある質問です。
ネットで調べると、「遅くても10時には寝よう!」と書いているのを見かけます。
これは正しいんでしょうか?
まあ、間違ってはないと思います。
ただ、その日だけ10時に寝ればいい!という考え方ではいけません。
いつもと同じ時間に寝るというのが大事です。

入学試験は10時から1科目めが始まります。
と言うことは、遅くても7時には起きたい!
12時前くらいに寝たら良さそうですね。
なので、少なくとも入試の1ヶ月前からは
12時前には寝て、7時に起きるという「入試当日」と同じ生活リズムにしておきましょう。
これが「いつもと同じ時間に寝る」という意味です。
普段と同じように過ごすことが最も集中できる秘訣。
入試前日だからといって特殊な過ごし方は必要ありません。
いつもと全く同じ生活リズムで生活しましょう。

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試験当日の過ごし方
せっかくなので、入学試験当日の過ごし方もお話ししておきます。
まあ、いつも通りに過ごせば問題ないですが、0.1%でも合格確率を上げるための過ごし方を話しておきます。
①朝起きてから計算練習をする
私の1番のおすすめは朝起きたら1番最初に計算練習をすること。
数学の「積分」なんて超おすすめですね。
ポイント
数学の「積分」は頻出分野で、理系の大学ならほとんど出題されます。
せっかく計算練習をするなら、よく出る分野を勉強しましょう。
ちなみに、私は数学がない日も数学をしていました。
というのも、目的は数学の勉強ではありません。
計算練習をする本当の理由は、「脳を起こして活性化するため」です。
計算練習で脳を起こす!
10時になっても頭がぼーっとしていたら入試問題は解けません。
計算練習で頭を使い、手を動かすことで脳を目覚めさせます。

大事なのは、「計算練習」をするのが入試本番だけにならないこと。
この習慣も事前につけておきましょう。
数学がない人は、他の科目でも構いません。英単語とかリスニングでも全然オッケー!
「いつもやっていることを入試本番も同じようにする」
これが本番で力を発揮する秘訣です!
②問題集は持っていかない
入試会場に問題集を持っていく必要はありません。
試験会場前で問題集を読んでいる人を見かけますが、あれ頭に入っていますか?
緊張で何も入ってないと思います。

試験本番に勉強してもぶっちゃけ何も変わりません。
当日だけで変わるようなら、中高一貫校で6年間かけて頑張るなんて制度はとっくに破綻しています。
「いや、もしかしたら同じ問題が出るかも〜」なんて思ってますか?
そんな運に左右されるあなたが悪い。
もう開き直っちゃいましょう。
しかもいいことだけではありません。
問題集を見て分からない問題があったら不安になっちゃいますよ?
自分で勝手に問題集を見て不安になっていたら、なんとも言えません。
無駄な不安要素を作らないためにも、問題集は見ないようにしましょう。
「体が軽いほうが心も軽くなる」という話をしました。
問題集を荷物に入れないほうが心が軽くなるので、むしろ合格確率が上がるかもしれませんよ。
まあ、問題集を持っていくことが必ずしもいいことではない!
ってこと。
もし、「どうしても問題の確認をしたい!」という場合。
入試当日にチェックする問題は、前日に決めた問題だけにしましょう。
新しい問題を見るのは絶対にやめること!
「この2問の最終確認をする」と決めてから、その問題集やノートだけを持って試験会場に向かいます。
持っていくものが少ないほうが、「受験票忘れ」のリスクも減りますからね。

③休憩時間は勉強しない
先ほどの話と関連しますが、休憩時間も勉強する必要はありません。
例えば、九州大学の理系だと、
1日目の英語と数学の間には2時間の休憩時間があります。
この2時間は勉強する必要はありません。

のんびり試験開始を待ちましょう。
ちなみに、この時間のおすすめの使い方は昼寝です。
特に毎日昼寝をする習慣がある人は絶対に取ったほうがいい!
寝すぎると良くないので、30分弱くらい寝て計算問題を軽く解いて試験に臨む!
みたいなのがおすすめ。
④自己採点はどちらでも
「自己採点」についてはどちらでもいいと思います。
よく見かけるのは、
「自己採点をしても間違っているのが分かるだけだからしない方がいい」
「今さら結果は変わらないから、自己採点はするだけ時間のムダ」
みたいなこと。
確かに理にはかなってますね。
でも、人間なんてそんな合理的な生き物ではありません。
「自分の答えが合ってるか間違ってるか気が気で寝れない」みたいな人もいると思います。
受験生なんて模試の自己採点を幾度となくしてきたわけですから、自己採点をして間違っていた経験はあるはず。
私は「自己採点はしてもしなくてもいい」と思います。
本人がしたければすればいいって感じですね。
私は自己採点をバリバリする派でしたね。
九州大学の2次試験なんて、1科目が終わるごとに前の席の友人と採点をしていました。
「それ、間違ってない?」みたいな感じで笑
かなり極端ではありますが
夜の解答速報まで待てないから、その場で自己採点をしちゃうという・・・
別に間違っていたから落ち込む、ということはありませんでした。
むしろ自己採点をしたほうが気楽でしたね。
だから、自己採点は気になっていればしてもいいと思います!
入試1日目の夜の過ごし方
最後におまけで入試1日目の過ごし方についてお話しします。
入試が1日しかない場合は関係ありませんが、2日や3日に渡る長い入試を戦う人は参考にしてください。
①宴会はしない
1日目の夜で最も大事なこと。
それは「宴会をしない」こと。
まあ、バカ騒ぎをしないで早く寝ろってことです。
1日目の自己採点をして、受かった気になって調子に乗る人がたまにいるんですよね。
それで生活リズムが崩れたら今までの努力が元も子もありません。

②勉強はほどほどに
「1日目がヤバいから2日目で逆転しないといけない」と思って、1日目の夜に無理をする人がいます。
これは絶対にいけません。
いいですか?
入学試験なんて膨大な時間をかけて勉強してきているわけ。
1日努力したところで結果なんて変わりません。
1日で結果を変えることができる人がいたら、すべての受験生が泣きながら恨んできます。
ってことで、結果が変わらないのなら勉強する必要はありません。
むしろ寝不足でもっと悪くなる・・・なんてのが最悪ですから早く寝ましょう。
最後まで、同じ時間に同じリズムで寝る!
これが大事。
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①九大模試数学1位の 数学問題集大全
②一生忘れない 英単語の覚え方
③九大医学部150人のイチオシ問題集
④超有料級!九大合格の得点戦略
⑤九大英語のすべてがわかる本
⑥九大英語の読み方
⑥合格の秘訣を公開!合格体験記
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試験前日の過ごし方まとめ
今回は、入試前日や入試当日の過ごし方をお話ししてきました。
いかがでしたか?
簡単にまとめておくと
- 気分転換を兼ねて「下見」に行こう
- 勉強はあまりしない
- いつもと同じ時間に寝る
- 計算問題で脳を起こす
- 試験会場に問題集は持っていかない
- 自己採点はしたいならしてもいい
大事なことは、「入試前日の過ごし方はそれまでの過ごし方で決まる」ということ。
いきなり10時に寝るなんて無理な話です。
(仮にできたとしても、入試当日の体調が100%とは限りません。)
