「心理学」って聞くとなんか嫌らしくないですか?
「相手の気持ちを読み取って洗脳してやる」
みたいな印象ありませんか?笑
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実は「心理学」ってそんな学問では全くありません。
上手に利用することで自分自身を高みにもっていくこともできます。
今回は、「受験生が知っておいたら得をする」と私が思う「心理学」をお話ししていきます。
合格した後に、「あれ知っておいてよかったな〜」ってなるやつをなるべく話します!
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この記事でわかること
- 「受験生が知っていたら得をする」心理学
この記事を書いた人
中原 遼太郎
九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表
『竜文会』開校後、初年度には国立大学医学部や九州大学に合格者を輩出。
2年目には旧帝大にも合格!
九州大学医学部に現役合格した経験を生かして、独自の指導法で『竜文会』を発展させる。
経歴
- ラ・サール高校卒業 高校入学組主席・学校賞受賞
- 九州大学医学部医学科卒業
- 九大本試験 数学・物理 9割
- 駿台九大実践 3位
- 九大オープン 6位(数学1位)
※ すべて医学科の成績です
受験生に知っておいてほしい心理学
この記事でお話しする心理学は、「受験生が成績を上げるために役立ちそうな心理学」です。
聞いたすぐ後から実践できるものばっかり。
ちょっと取り入れるだけで、「勉強効率UP」や「成績UP」につながるものを中心に紹介していきます。
今回紹介するのは5つ!
- ① できる人は荷物が軽い
- ② プレッシャーでできなくなる
- ③ たくさんのことを覚えるコツ
- ④ みんな自分を高く評価する
- ⑤ 他の人がしていたらやりたくなる
これを読んだだけでも、「あ、なんか分かる」と思うことが多いのではないでしょうか?
そう!
本当に身近に起きていることを話していきます。
難しい話をされても分かりませんからね〜
あなたに関係のありそうなこと・すぐにでもいい方向に修正できそうなことを中心に話していきます。
① できる人は荷物が軽い
1つ目は、「できる人は荷物が軽い」ということ。
「え、このどこが心理学なの?」
と思われたかもしれません。
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まあ、簡単にいいますと、
「荷物が軽いと心も軽くなってなんかやる気が湧いてくる」ってこと。
心当たりありませんか?
想像してみてください。
何10冊もの教科書や問題集、ノートをもって学校から帰ってくる。
その後に勉強する気になりますか?
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実はこれ、体力の問題だけではないんです。
心(気持ち)は身体の影響をもろに受けます。
つまり、身体に負担がかかっていると心にも負担がかかっているというわけ。
身体を軽くするだけで、心の負担も取れてしまうということです。
というわけで、今日から通学の荷物を減らしましょう。
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決めたら、あとは置き勉するだけ!
荷物はグッと軽くなります。(つまり心もハッピーになるということです!)
ちなみに、私の通学カバンの中身は筆箱だけでしたね
(たまに、ノートをもって帰るくらい・・・)
学校での勉強と下宿での勉強は完全にわけていました。
「予習とかどうすんの?」と聞かれることがあります。
学校ですればいいんですよ。
私は復習まで学校で終わらせて帰ります。
あとは学校に7時過ぎくらいにいってサクサクやってました。
荷物が軽いといいですよ〜
移動時間が疲れませんし、下宿に帰ってから軽やかに部活や勉強に取り組むことができます。
(まあ、移動時間は5分だけでしたが笑)
今日からできそうじゃないですか?
やってみたら分かりますが、意外に効果あります。
塾に通い始める100倍くらい!
関係しているかは知りませんが
「晴れの日には株価が上がる」という研究があります。
ちなみに、曇りや雨の日は関係ないそうです。
これも身体が楽だから気持ちが晴れて仕事がはかどる!
ってことでしょう。
② プレッシャーでできなくなる
2つ目はさらに当たり前のことを話していきます。
「プレッシャーがかかるといつもの力が発揮できない」ということ。
まあ、当たり前のことと思いますよね。
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ある研究でメジャーリーグの打率について調べたものがあります。
調査はシンプル。
「チャンスではない場面(プレッシャーがかからない)」と「チャンスの場面(プレッシャーがかかる)」で比較するだけ。
※チャンスかどうかはランナーがいい場所にいるかどうかを想像してください。
なんと、「チャンスの場面」の方が打率が80%ほどに低下したそうです。
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じゃあ、どうすればいいのか?
簡単な話です。
プレッシャーで普段の力が出せなくても合格する力を身につけたらいい話です。
私はプレッシャーに絶望的に弱い人間でした。
センター試験の日もガクガク震えて、先生に心配されるほど。
受験に合格した理由は1つ。
どんな状況でも合格できる力をつけたこと。
高校3年生の記述模試はすべてA判定(模試によっては志望校順位1位も取ったことがあるほど余裕にA判定のラインは超えていました)
別に自慢ではありません笑
高校受験で久留米附設を受験したときに、「緊張で力が発揮できない」のを痛感したんですよね。
それから気持ちをいれかえて勉強を始めただけです。
九州大学に入学後、中学時代の塾の友人と再会しました。
その友人は工学部だったのですが、京大に落ちて後期で入学。
「B判定だったのに・・・」みたいなのをずっと言ってました。
思ったのが、「A判定じゃなかった君が悪いんじゃない?」ってこと。(もちろん、言ってはいませんよ笑)
いいですか?
B判定で落ちるのは不思議なことではありません。
本番のプレッシャーを考慮していないB判定なんて、本番どうなるかは分かりません。
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ごく稀にですが、プレッシャーにめちゃくちゃ強い人がいます。
なぜか本番だけ圧倒的に強い・・・みたな人。
でもそんな人は本当に稀。
あなたが、そうである確率は極めて低い。
だから、頑張って勉強しましょう!
③ たくさんのことを覚えるコツ
3つ目は「たくさんのことを覚えるコツ」です。
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聞いたことがあると思いますが、
たくさん覚えるコツは視覚を利用することです。
人間の脳は単語をたくさん覚えることはできないのに、写真なら覚えることができる不思議な脳。
小学校の教科書に載っている織田信長の絵を思い出せますか?
おそらくほとんどの人が思い出せると思います。
(クイズ番組でも異常なくらいの正答率ですから笑)
これも視覚で覚えることの効率の良さを表してますね。
じゃあ、どうやって受験勉強に活かすのか?
ここが難しいところ。
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でも地理とか社会科目なら威力は抜群では?
今となっては遅いですが、「資料集」って最強の教材だと思います。
教科書と違って視覚的に勉強できるんですから。
私は資料集を開いたことがありません。
だからセンター試験の地理は苦手だったんでしょうね。
化学の炎色反応の暗記とかなら語呂合わせでなんとかなったので、化学は得意だったのですが笑
地理はどうにもなりませんでした。
今、高校生に戻れるなら100%資料集を開いて勉強するつもりです。
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④ みんな自分を高く評価する
4つ目は、「人は自分のことを高く評価してしまう」ということ。
こんな研究があります。
運転免許証を持っている人に、自分の運転の技術を点数化してもらいました。
すると50%よりもはるかに多くの人が、「自分が平均よりも運転が上手い」と評価したようです。
おかしい話ですよね。
「平均より上手い人」と「平均より下手な人」が同じくらいいなければならないのに・・・
人は自分を高めに評価してしまう。
『平均以上効果』っていうものです。
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1つの例を挙げると、
生徒に「学校で配られた英単語はどのくらい覚えていますか?」と聞きます。
すると「70%くらい」とか「半分は覚えている」といろんな答えが返ってきます。
しかし、ほとんどの人は自分で言った数ほど英単語を覚えていません。
(少なくとも、長文に出てきたときに意味がわかるレベルにはなっていません。)
私はこれも『平均以上効果』の一種だと思います。
「なんとなく知っていること」を「出来ること」と勘違いしてしまうようです。
あとは、現代文ですかね〜
勉強してもいないのに、「現代文ならなんとなく点数が取れそう、少なくとも平均点くらいは」と言う生徒もたくさんいます。
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ポイント
この『平均以上効果』ってのはかなり曲者。
勉強していない科目を出来ると錯覚させ、勉強不足の科目を出来ると思わせます。
『平均以上効果』で自分の実力を過信してしまう
いいですか。
勉強していない科目は点数は取れません。
あなたが勉強したと思い込んでいる科目も、不十分なことが多い。
こう覚えておいてください。
人は自分のことだと過大に評価する。
勉強も多少やり過ぎるくらいがちょうどいい。
⑤ 他の人がしていたらやりたくなる
最後の5つ目は「他の人がしていたらやりたくなる」です。
心当たりはありませんか?
友達が持っている漫画を読みたくなったり、友達が行っているからと言って英会話を始めたりとか。
私が小学生の時には『遊戯王カード』が大ブームでした。
(今もそうらしいですが・・・)
今となって思いますが、売るのが上手いですよね〜
友達がしていると自分も欲しくなる。
友達がレアカードを持っていると欲しくなって、カードパックを買うわけです。
しかも人間には『収集欲』もあるので、この欲がさらに加速させます。
結果、バカ売れするわけです。
では、勉強にどう影響するのかと言いますと、
「友達がやっているから始めた単語帳」とかはありませんか?
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これも「他の人がしていたらやりたくなる」ことの効果です。
そして、これがあまりよくない。
いい方向に働くこともありますが、悪い方向に働くこともあります。
自分には必要ない問題集をしたり、今やっている問題集が仕上がってないのに新しいのに手を出してしまうわけです。
人によってベストな問題集は違う!流されないで!
1冊ずつ完璧に仕上げていった方が効率的な受験勉強において、この人間の心理はまさに天敵。
気をつけるようにしましょう。
おまけで知ってもらいたい心理学
せっかくなので、あと2つほど紹介しておきたいと思います。
受験には直接影響しませんが、どこかで役に立つかもしれません。
① イケメンや美女はエコ贔屓される
人生はイケメンや美女であるだけで得をします。
しかも、異性にモテるだけではありません。
イケメンや美女ほど他人から優しくされるという研究結果があります。
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じゃあ、受験勉強はどうでしょう?
まあ、多分「受験勉強は平等だから頑張らないといけないよ」みたいなことが言われると予想したことでしょう。
全然違います!
実は、受験も不平等な試験です。
どれだけ教育に熱心な両親を持ったかである程度は結果が決まります。
いわゆる「親ガチャ」ってやつですね。
この「親ガチャ」である程度アタリを引かないとかなり厳しい戦いになります。
「イケメンや美女といった抽選」と同じです。
ただ違うのは、『整形』という途中で変更する手段がないこと。
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じゃあ、何が言いたいんだ?
と思ったことでしょう。
私が言いたいのは、「大学受験本番は完全に平等な試験」であると言うこと。
イケメンか美女かどうかや「親ガチャ」なんて関係ありません。
100%平等なペーパーテストの結果だけで全てが決まります。
親御さんに小さい頃から教育を受けて、受験勉強が出来る環境にあるならば言い訳はできません。
あとはあなたが頑張るだけ!
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② 食器を小さくする
「これはなんのこと?」と思ったことでしょう。
これは絶対に痩せられる方法です。
(成長期の高校生には関係ないかもしれません。)
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部活動をしているときは、毎日動いていたのに受験勉強を始めて運動不足になった。
という人は多くいます。
高校生なら代謝能力が高いので大丈夫ですが、
年をとって運動が低下したのに、食べる量を変えなければまず間違いなく太ります。
そんな時におすすめなのが、「食器を小さくすること」!
「食器を小さくすること」でなんと、食べる量も減るみたいです。
まあ、確かに「白ごはんを2杯」と決めている人は、容器が多少小さくても3杯は食べませんもんね。
こう考えると納得です。
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受験生に知ってもらいたい心理学まとめ
この記事では、受験生が知っていたら受験に役立つと思う心理学をお話ししてきました。
経験したことがあるものばかりだったと思います。
簡単にまとめておくと、
- ① できる人は荷物が軽い
- ② プレッシャーでできなくなる
- ③ たくさんのことを覚えるコツ
- ④ みんな自分を高く評価する
- ⑤ 他の人がしていたらやりたくなる