「九州大学の化学でライバルに差をつけたい!」
「九大の化学で高得点を取る方法を教えてほしい」
そんなあなたの気持ちに答えましょう!
今回は、『九州大学の化学で高得点を取るための勉強法や対策』を徹底的にお話ししていきます。
ここだけの話ですが、
九州大学の化学は、難易度はそこまで変わりません。
つまりしっかり勉強すれば、安定して高得点が取れるようになるわけです。
「九州大学の化学は安定して高得点が狙える」ことがわかっただけでもラッキー。
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でも本番はここからです。
あなたの合格率を20%も30%も一気に上げることができる『九大化学の対策&勉強法』についてお話ししていきます。
この記事でわかること
- 九州大学・化学の傾向や難易度
- 九州大学・化学の対策
- 九州大学・化学で高得点をとる勉強法
- 九州大学・化学におすすめの問題集や参考書
この記事を書いた人
中原 遼太郎
九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表
『竜文会』開校後、初年度には国立大学医学部や九州大学に合格者を輩出。
2年目には旧帝大医学部にも合格!
九州大学の過去問を20年分以上分析して指導カリキュラムを作成。
九州大学医学部に現役合格した経験を生かして、『学習計画の作成』や『LINEでのいつでも相談』による1人1人のサポート・九州大学に特化したハイレベルな演習で「九大受験生」をサポート。
経歴
- ラ・サール高校卒業 (高校入学組中)主席・学校賞受賞
- 九州大学医学部医学科卒業
- 九大本試験 数学・理科 9割
- 駿台九大実践 3位
- 九大オープン 6位(数学1位)
※ すべて医学科の成績です - CBT 九大医学部で3位
- ブログ読者 55万人を突破!
もっと知りたい方は中原先生の紹介へ!
※ 当ブログでは、九大受験生や親御様の悩みをリサーチした上で、表面的な悩みだけでなく根本的な悩みを解決できるようなコンテンツ制作を心がけています。コンテンツ制作は、中原遼太郎(九州大学医学部卒・竜文会代表)が担当。制作の流れや想いに関しては、コンテンツ制作ポリシーページを参考にしてください。
私自身化学は数学の次に得意で高3の駿台全国模試では偏差値86(全国順位35位)を取ったので、
少しは説得力があるのではないでしょうか!
九州大学・化学の入試科目と試験時間
まずは九州大学の化学の基本情報についてお話しします。
試験時間は75分!
理系学部のほとんどで理科を受験します。
しかも、化学は基本的に選択しているはず。
『化学・物理』か『化学・生物』を選んでいる人がほとんどでしょう。
なので、理系の受験生みんなに関係があるはずです。
化学が出題されるのは以下の学部。
化学が出題される学部
- 工学部(必須!)
- 理学部
- 医学部
(医学科と保健学科検査技術科学専攻は必須!)
-
薬学部
-
歯学部
-
農学部
-
芸術工学部
中には化学を選択しておかないと受験できない学部もあるので注意しましょう。
九州大学・化学の出題傾向&難易度
次に九州大学の化学の『出題傾向』や『難易度』を簡単にお話ししておきます。
勉強をする前に戦う相手を知っておくことは当たり前。
まずは、「どんな問題が出やすい」とか「どんなレベルの問題が出るのか」ということを簡単に知っておきましょう。
九州大学・化学の問題傾向
化学は、『理論化学』『無機化学』『有機化学』と分かれています。
ポイント
九州大学の化学で頻出なのは、
『理論化学』の『反応の速さと化学平衡』。
『有機化学』は全体的に頻出です。
『高分子化合物』なんて毎年絶対に出題されるラッキー問題!
対策しないなんてもったいない!
九州大学・化学の難易度
次は九州大学の化学の難易度についてお話しします。
九州大学の化学の難易度は毎年あまり変化がありません。
つまり、極端に難しくなることもなければ簡単になることもありません。
つまり過去問演習通りの結果がそのまま出ます。
「化学苦手だから本番だけ簡単になってくれたら・・・」なんて望みは打ち砕かれるわけです。
過去問で取れないなら本番も絶対に取れない。
そんなわかりやすい試験になってます。
そういえば、最近はやや解きやすくなっているんですよね。
『難しい問題』がなくなってきています。
(2022年なんてかなり解きやすかったですね。)
今までは110点/125点を超えるのは難しかったですが、最近はハードルが下がった気がします。
九州大学の化学の『出題傾向』や『対策』についてもっと詳しく知りたい場合、次の記事を読んでください。
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この記事では、九大化学の過去問10年分を徹底的に分析して九大の化学を丸裸にしました!
九州大学・化学の対策
それではいよいよ本題に入っていきます。
確認しておきますが、
この記事の目的は、「九州大学の化学で高得点を取ること」!
つまり今からお話しすることは、『九州大学の化学で高得点を取るための対策』になります。
九大の化学はいつから対策を始める?
『九大の化学の対策っていつから始めればいいの?』は気になっていることだと思います。
受験の専門家のようなオーラを出して、
「九大の化学の対策は高校3年生の夏休みからで余裕!それまで数学と英語を鍛えよう」とか言ってみたいですが、
合格したいと頑張る高校生を騙すことはできません。
本当のことをお話しします。
対策は早ければ早いほど合格可能性は上がります。
まあ普通に考えたら当然のこと。
それなのに「高2までは数学と英語を」なんていう人がいるから高校生は騙されるわけ。
早く始める=合格可能性UPなんて当たり前。
ごめんなさい・・・
「理科は後から」なんて無責任なことは言えません。
私は理科も早めから対策をしておくべきだと思っています。
ここだけの話になりますが、
九州の高校ってめちゃくちゃ化学の進度遅いんですよ・・・
県でトップの進学校でも、高3の10月とか11月まで授業してます。
そんな現状なのに「まずは高2までで数学と英語を固めてそこから理科をしよう」なんてアドバイスがよくできるなぁ〜と思いますね笑
まだ学校でも授業があるのに、演習に回す時間なんてあまりありません。
化学が習い終わるのは高3の冬!?そこから対策だと間に合わない!
まあ「4年計画」が流行ってますし、1浪してもいいならそれもありでしょう。
しかし、私は現役合格が絶対だと思っているので、そんなアドバイスは絶対にできません。
九州大学・化学の対策 理論化学
まずは理論化学から!
高校でも理論化学→無機化学→有機化学と習いますので、最初は理論化学から勉強することになります。
ちなみに九州大学の化学でも、「理論化学の配点が最も高く、そして点数を取れるようになるまで1番時間がかかる単元」です。
大事なのは少しでも早いうちから勉強していくことです。
九州ではほとんどの学校で、高校2年生から化学を学び始めます。
まあ、これも意味がわからないんですが・・・
「1年生は物理と生物をやって、2年生から化学!」なんて学校が多いですが、現役合格を目指して指導するなら1年生から化学はするべきです。
つまり、2年間しか勉強する時間がありません。
1分でも早いうちから勉強することが大事になります。
「でも、定期テストの勉強とかはしっかりやってるよ?」なんて思っているかもしれません。
その勉強を続けていたら高校3年生の夏休みに九大模試で満足のいく点数が取れるんですか?
大事なのは入試で点数が取れるレベルで演習していくこと。
学校の演習なんてあてにしてはいけません。
母校であるラ・サールでは、高校3年生の1年間が入試問題演習になりますが、ほとんどの高校ではそんな時間はありません。
だって、高校3年生の11月まで授業しているんですから・・・。
ちなみに、
私が独自のカリキュラムを作成して、九州大学を目指す受験生に向けた指導を行っている『竜文会』の指導方針はこんな感じ。
高校2年生で化学が始まったと同時に、入試レベルの問題演習を行っていきます。
基本的な知識を確認しつつ、早いうちから高いレベルで演習を積むことで演習不足になりがちな化学を得意科目にします。
目標は、高3の夏の模試で戦えるようになること。
具体的に話しますと、
高校2年生の11月の時点で、『理論化学』の半分の範囲は入試レベルの演習までを終えています。
このペースで演習していくことで、余裕を持って高校3年生を迎えることができるわけです。
竜文会では学校で習った端から演習を始めてレベルアップ!
九州大学・化学の対策 無機化学
次は無機化学になります。
無機化学は暗記をしたら点数が取れるので、確実に取れるようになる必要があります。
ただ、配点としてはそこまで高くありません。
だからと言って疎かにする人がいますが、難しい計算問題で得点するより100倍簡単!
無機化学の問題は絶対にできるようになりましょう。
無機化学の問題ってだいたいこんな感じです。
- Fe(OH)3の色を答えよ(2017年第3問)
- 赤鉄鉱や磁鉄鉱が一酸化炭素で還元される化学反応式を答えよ(2010年第2問)
- ハロゲンの単体の化合物で最も酸化力が弱いのは何か(2020年第3問)
やや改題したので、ここまで直接は問われませんがまあこんな感じです。
要は覚えていれば解けるということを知ってもらいたいわけ。
そこでやってほしいことが2つあります。
- 問題をたくさん解くこと
- 暗記を固める時間を作ること
特に大事なのは『暗記を固める時間を作ること』です。
九州大学・化学 無機化学
対策 ① たくさん解く
「問題をたくさん解くこと」はそのままです。
理論化学や有機化学、他の科目でも言えることですが1問でも多く解けば解くほど合格可能性が上がります。
「これだけ解けば受かるでしょ?」と油断するのではなく、1問でも多く解くことを意識しましょう。
九州大学・化学 無機化学
対策 ② 暗記を固める
ただ注意してほしいのが、問題を解くだけでは無機化学は高得点が狙えません。
「無機化学はたくさんの知識を覚える分野」という認識を持ちましょう。
つまり高得点を取るためには、膨大な知識を完璧に覚えている必要があります。
問題演習だけでこの膨大な知識を暗記しようと思うとどうなるでしょうか?
そのとおり!
すべてをカバーすることができません。
問題集1冊の無機化学の問題をすべて解いて完璧にしても、まだ知らない問題が出題されることがあります。
無機化学は『暗記をする』というのが大事になってくるわけです。
私も生徒には暗記を徹底させております。
もちろん、授業では問題演習を行います。
それに加えて無機化学の暗記プリントでの知識確認は徹底させています。
竜文会無機化学暗記プリント例
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九州大学・化学の対策 有機化学
最後は有機化学です。
有機化学は毎年出題される上に、簡単に点数が取れて配点が大きい(50/125点)分野です。
絶対に対策するようにしましょう!
有機化学は『脂肪族・芳香族化合物』(大問4で出題)と『高分子化合物』(大問5で出題)があります。
この2つで対策がやや変わってきます。
九州大学・化学 無機化学
対策 ① 暗記は徹底的に
まずは、暗記ですね。
『脂肪族・芳香族化合物』も『高分子化合物』もまずは暗記です。
特に『高分子化合物』は暗記さえしておけば、ある程度の点数は確保できます。
グルコースの構造書けますか?
もちろん、αグルコース・βグルコース・鎖状構造のすべて。
書けない人は暗記が足りません。
まずは暗記を徹底的に行いましょう。
九州大学・化学 無機化学
対策 ② 構造異性体を書く練習
次に大事なのが、構造異性体を書く練習です。
有機化学が苦手な生徒は、構造異性体を書くのが苦手ということがと多い。
C4H10Oの構造異性体といわれてすべて書けますか?
「う〜ん」と考えながら時間をかけて書いているようではお話になりません。
こんなのスラスラかけて当たり前。
有機化学の出発点です。
この構造異性体を書く練習は絶対にするようにしましょう。
これをこなすだけでも、有機化学はかなり合格点に近づきます。
数学の計算練習みたいなもの!
極めたら強力な武器になります。
九州大学・化学 無機化学
対策 ③ 構造決定問題をひたすら解く
上の2つができるようになったらもうゴールは近い!
あとは、ひたすら構造決定問題を解くだけ!
構造決定問題は、与えられた問題文の実験に沿って有機化合物を特定していく問題です。
2020年の大問4を参考までに載せておきます。
九大化学2020年第4問
有機化学は構造決定問題が解けないと点数になりません。
九州大学ではほとんど100%、この形で出題されます。
「1級アルコールは酸化したらアルデヒドを経てカルボン酸になる」なんて知識だけ持っていても意味がありません。
こんなの誰でも知っています。
問題を解く過程で、必要な時にこの知識を適応できるかどうか。
それが高得点を取るために必要な力です。
九州大学・化学の勉強法
では、『九州大学の化学で高得点をとるための勉強法』をお話ししていきましょう。
『勉強法』はレベルごとに分けて書いています。
レベルは、
- 基礎レベル
- 入試基礎レベル
- 入試標準レベル
入試標準レベルまで到達すればとりあえずは十分なので、このレベルに到達するまでの勉強法を話していきます。
九州大学・化学の勉強法
① 基礎レベル
当然ですが、まずは『基礎レベル』から。
『基礎レベル』をしっかりこなしているかどうかで、「どこまで点数が伸びるか」が全然変わってきます。
このレベルを飛ばした人はどんなに頑張っても、100点(125点満点)に到達することはありません。
よく問題集でみかけるような問題だけ点数が取れる、なんてことになってしまいます。
「どんな問題でも対応できる」という最強の状態を作るためには、避けては通れない道です。
さてこの『基礎レベル』で圧倒的におすすめの問題集が、
「セミナー化学」になります。
なんと、あの学校で配布される「セミナー」です。
何が、とは言いませんが、
学校で配布される問題集って大抵質が低いのが多いんですよね。
答えを配布してくれなかったり(まあ先生のせいですが)答えが雑で勉強の質が落ちたりと・・・
特に数学はハズレの傾向がありますね笑
そんな中、このセミナーは大当たりです!
この問題集を配られるだけでも高校に通った意味はあります!
(って思ってたんですが、Amazonで3000円くらい出せば購入することができます笑)
勉強法としてはシンプル、この「セミナー化学」を1問でも多く解いていくこと。
「セミナー化学」の基本例題や基本問題をしっかり解けるようになるだけで、『入試基礎レベル』はクリアすることができます。
ただ、「セミナー」は問題数がとても多い。
基本問題までのレベルで500題くらい!
1冊仕上げたら大丈夫とはいったものの、この1冊を仕上げるのはなかなか時間がかかります。
先ほども言いましたが、1分でも早く始めるのが化学で点数を伸ばしていくコツでしょう。
九州大学・化学の勉強法
② 入試基礎レベル
さて入試基礎レベルですが、なんと引き続き「セミナー」を使っていきます。
このセミナーは優秀すぎて1冊で『入試基礎レベル』までを網羅することができます。
ちなみに、『入試基礎レベル』は最も大事な段階になります。
今まで頑張って身につけた『基礎レベル』を入試レベルへと底上げするための、橋渡し的な役割になります。
そこそこの大学(地方国公立大学)の化学であれば『入試基礎レベル』までで高得点(8割とか9割)も簡単に狙うことができます。
この『入試基礎レベル』にどれほど早く取り組めるかが合格へのキーポイントでしょう。
することは簡単です。
「セミナー化学」の発展問題までを完璧に解けるようになること。
問題を見た瞬間にスラスラ解ける、というレベルに到達するのが目標です。
いいですか?
「時間をかけたらなんとか解けるかな・・・」なんてレベルじゃ不十分。
「スラスラ解ける」「見た瞬間に問題の解法が浮かんで来る」というレベルまで持っていきましょう。
さて、「ここがゴールか」なんて思いませんでしたか?
残念ながらここは出発点。
今からがスタートです。
これでようやく九州大学の化学で高得点を取るための必要最低条件をクリアしました。
今からが本当の勝負です!
九州大学・化学の勉強法
③ 入試標準レベル
さて、いよいよ本格的な勉強に入ってきました。
ここからは『入試標準レベル』に入っていきます。
ここまでが完璧に取れるようになれば、九州大学の化学は8割〜9割が狙えるようになります。
『入試標準レベル』をマスターするのに使うのは「重要問題集」です。
受験生に大人気で、ほとんどの高校で配られるという「THE・王道」の問題集。
解き方はシンプル。
1問でも多く解いていくだけです。
問題数は約270問。
これを3周することを目標に取り組んでいきましょう。
ちょっとアドバイスをすると、
『基礎レベル』→『入試基礎レベル』→『入試標準レベル』と進んでいく必要はありません。
並行しても全然オッケー!
というか、高校の進度が遅すぎて、
「まずは『基礎レベル』を全範囲仕上げてから次のレベルにいこう」ではいつまで経っても終わりません。絶対に浪人ルートです。
『基礎レベル』が終わった単元ごとに、『入試基礎レベル』、『入試標準レベル』とどんどん進んでいくようにしましょう。
ちなみに私は高校1年生から「重要問題集」を解いていました!
どんどん先のレベルに進んでいくのはすごく大事なこと。
私も『高校3年生の5月には重要問題集の理論化学は全て解ける』というのを目標に指導をしています。
九州大学の化学で最も配点が大きく、点数が取りにくい分野を高3の5月にはある程度仕上げるわけです。
「え、早すぎない?」と思ったことでしょう。
ところが、これくらいのペースで行かないと間に合いません。
だって、高3の11月まで高校はゆっくり授業してるんですよ?
いつ演習するんですか?
早めに仕上げるに越したことはありません。
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九州大学・化学のおすすめ問題集・参考書
これまでは勉強法についてお話ししてきました。
ここからは、問題集や参考書についてお話しします。
「学校でセミナーなんて配られてないよ〜」なんて場合は、代用で使える問題集もたくさん紹介しています!
九州大学・化学の問題集・参考書
① 基礎レベル
先ほどもおすすめしたように、圧倒的におすすめなのが「セミナー化学」です。
でも他にもおすすめの問題集はたくさんあるのでしっかり紹介していきます。
超おすすめ
- セミナー化学
- リードα
- アクセス
- センサー(上の3冊には劣る)
- 化学の新標準演習
代わりに使えなくもない
- リードライトノート
- 良問問題集
- 研究ノート
残念なことに、『基礎レベル』は市販のいい問題集が少なめです。
レベルが不十分だったり、問題数が少なかったりと完璧なものがありません。
絶対に気をつけて欲しいのが、
このレベルの問題集を2冊しないこと!
例えば、「『リードα』と『セミナー』を完璧にしよう」なんて膨大な時間がかかる計画は立てないように!
このレベルは問題数が多いの1冊あれば十分です。
九州大学・化学の問題集・参考書
② 入試基礎レベル
次は『入試基礎レベル』の問題集です。
九州大学の化学を攻略する上でキーポイントとなる大事なレベルになります。
超おすすめ
- セミナー化学
- リードα
-
アクセス
代わりに使えなくもない
- 良問問題集
- 新標準演習
- 基礎問題精講
理想的なのは、『基礎レベル』で使っていた問題集をそのまま使うことです。
なので「セミナー化学」「リードα」「アクセス」のどれかを選びたいところ。
この3冊は万能で問題数問多いので、一気にレベルを上げていくことができます。
しかもこの3冊の発展問題は『入試標準レベル』までやや入っているので、
化学で勝負をしないのであればどれか1冊で九州大学の入試を戦い抜くことも可能になります。
絶対に1冊は入手したいところ。
九州大学・化学の問題集・参考書
③ 入試標準レベル
次は『入試標準レベル』。
このレベルを完璧に解けるようになることで8割〜9割が見えてきます。
これだけの点数を取る受験生はほとんどいないので、化学で圧倒的なアドバンテージを得ることができます。
超おすすめ
- 重要問題集
代わりに使えなくもない
- 入試の核心
- 理系標準問題集(駿台)
このレベルは基本的に「重要問題集」1択になります。
書店でも買えるので、他の問題集を選ぶ必要性が全くありません。
そもそも「重要問題集」は難関大学を狙うほとんどの受験ガチ勢は解いています。
では、似たような問題が出たとしましょう。
他の人はスラスラ解けるのに自分だけは解けない・・・なんてことになるかもしれません。
つまり、取り組んでいないことで不利になる可能性があります。
受験なんて「他の人が解ける問題は基本的に取る+他の人が取れない問題がどれだけ取れるか」で結果が決まります。
他の人が取れる問題が解けないのは論外です。
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九州大学・化学の過去問の解き方
せっかくなので『過去問の解き方』についてもお話ししましょう。
ここだけの話ですが、過去問の解き方を上手くするだけでも点数の伸び方は全然変わってきます。
もちろん基礎力があってこその過去問演習ですが、
それにしても過去問を有効活用できていない九大受験生は多い。
過去問は早めに先に解く
まず大事なのは『過去問は早めに解く』ことです。
「え、でもまだ習い終わってもないのに解いて大丈夫なの?」
と思われたかも知れません。
もちろん、過去問は貴重なもの!
できれば実力がついた時までとっておきたい。
でも、その気持ちを我慢してちょっとだけ先に解きましょう。
何も3、4年分も解く必要はありません。
1年分だけ、いや、2〜3題で十分です!
目的は、『九州大学の化学の難易度』を実感すること。
これからの勉強の見通しを立てる上でも、最終目標を知っておくのは大事なこと。
「あ、このレベルが解けるようにならないといけないんだな」と知っておくだけで、勉強効率は全然変わってきます。
今習っている範囲だけでも構いません。
できる限り早めに解いておきましょう。
残りの過去問は演習が終わってからでもOK!
それ以外の過去問は演習が『入試標準レベル』まで終わってからで構いません。
もちろんなるべく早めに解くのが理想ですが、焦っても意味がない。
十分な演習量を積んでから取り掛かるようにしましょう。
間違っても演習不足で取り組むのはやめてください。
過去問は数が多くないですからもったいないです。
九州大学の化学の過去問はできるだけ解く!
では過去問は何年分解くべきなのでしょうか?
生徒からも「過去問は何年分解けばいいですか?」と良く聞かれます。
その時に答えるのは「解けるなら限界まで解く!」です。
ただ、気をつけて欲しいことがあります。
さっきも言いましたが、実力不足で解いても意味がありません。
しっかり演習を積んだ上で取り掛かります。
なので、演習不足の人は無理して過去問に取り組む必要はありません。
九州大学の化学は形式になれたらどんどん点数が上がっていくようなテストではありません。
王道の実力がある人が点数が取れる試験です。
過去問を30年分解いたところで、実力がなかったら点数なんて取れません。
九州大学 化学の対策&勉強法まとめ
いかがでしたか?
今回は『九州大学の化学の対策や勉強法』についてお話ししてきました。
なるべく詳しく話してきたつもりです。
ただ、話したいことはこれの10倍も20倍もあります。
あまり話しすぎてもオーバーワークになっちゃうのでこのへんで笑
最後に簡単にまとめておくと、
- 九州大学の化学の難易度は毎年同じくらい
- 大事なのは早くから対策をすること
- 理論化学、無機化学、有機化学で対策法をしっかり分ける
- 問題集のおすすめは「セミナー」「重要問題集」
- 過去問は早めに少しだけ解いておく
他の科目についても、九州大学に本気で合格したい人のために勉強法を書いています。
次の記事を参考にしてください。
九大医学部卒講師が書き下ろした九州大学合格のための㊙️勉強法はこちら!
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