【九大合格必須】参考書18冊はいつまでに終わらせるべきか
この記事で解決できるお悩み
- 九大合格に必須の参考書18冊の期限が分かる
- 医学部・理系・文系それぞれの期限が分かる
- なぜその期限なのかという根拠が分かる
チャートを高3の夏休みまでに完成させていない人。
九大合格は絶望的です。
こんにちは。
九大合格特化・竜文会の中原です。
今回は、九大合格に必須の参考書18冊すべてのタイムリミットを発表します。

多くの九大受験生が、参考書を終わらせないといけないタイミングを間違えている。
この記事の内容を動画で見る
※ミュートで再生されます
だからこそ、あなただけが正しい期限を設定して確実に参考書を終わらせることでライバルに差をつけることができて、九大合格に一気に近づきます。
ぜひとも最後までご覧ください。
【英語】九大合格のために
参考書はいつまでに終わらせる?
まずは英語から見ていきます。
九大合格に必須の英語の参考書は5冊です。

システム英単語

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の10月 |
| 理系学部 | 高3の10月 |
| 文系学部 | 高3の10月 |
共テの3ヶ月前には仕上げたいところです。
「そんなに遅くて大丈夫なの?」と思われたかもしれません。
ただ、本当の意味で完成させることができたら、残り3ヶ月もあれば十分です。
ここでいう完成とは、2,000単語の意味を1秒で答えられること。
理想は0.2秒ですが、残りの3ヶ月で完成度を高めるので一旦これで十分です。
英単語帳を完成させる3ステップ
「2,000単語を仕上げるとか、もう終わる気がしない」と思っているかもしれません。
大丈夫です。簡単な3ステップでOK。
- 今の完成度と残り時間を把握する
- 完成度と残り時間から逆算する
- あとは全力で取り組むだけ
たとえば「今の完成度は2割くらい。あと3周は必要で、残り期間は6ヶ月」とざっくり把握する。
2,000単語を6ヶ月で3周するなら、3日で100単語のペースで暗記できれば2ヶ月で1周。これを3回繰り返せば英単語帳は完成します。
英単語帳だけではレベル70で止まる
ただ、ここで安心しないでください。
むしろ、ここからが本当の勝負です。
英単語帳で見たら意味が分かるのに、模試で同じ単語が出た瞬間に「あれ、見たことあるけど何だっけ?」となる。
つまり順番で覚えている状態です。
英単語帳で到達できるのは、完成レベルを100とするとせいぜい70程度。
ランダムに覚え直す、長文で出てきた際に意味を引っ張り出す、和訳問題で文脈を考慮して訳す。この多角的な練習でようやく100に近づきます。
長文の中で覚えようとしてはいけない
ちなみに「英単語は時間がないから長文の中で覚える」のは絶対にダメです。
知らない単語が多いと辞書を引きながら読むことになり、長文1題に膨大な時間がかかります。
英単語なんて隙間時間があればできます。
寝る前にスマホを触る時間、髪を乾かしている時間、通学中の移動時間。かき集めれば30分、場合によっては1時間確保できます。
基礎英文解釈の技術100

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の夏休み |
| 理系学部 | 高3の10月 |
| 文系学部 | 高3の10月 |
システム英単語と同じくらい大事なのが基礎英文解釈の技術100です。
「長文をどんどん読まないといけないのに、解釈をそんなに遅くまでやってて大丈夫なの?」と思うかもしれません。
ただ英文解釈は、数学でいうチャートと同じくらい九大合格には必須です。
目指してほしいのは、問題集の英文をすべて模範解答レベルで訳せること。
さらに「この英文はこの構文が使われている」と一つ一つの要素を他人に説明できるレベルです。
英文解釈をやっているのに九大英語で点が取れない人の落とし穴がここにあります。
なんとなく訳せるだけで満足する人がめちゃくちゃ多い。
数学でいうと、チャートを「なんとなく解法は分かる気がするけど、いざ解いたら手が止まる」レベルで終わっている状態。
こんな完成度で難しい問題は解けません。
「そんなに丁寧にやって本当に間に合うの?」と不安になりますよね。
大丈夫です。九大合格に必要な量からちゃんと逆算しています。
医学部医学科なら、夏休みまでに終われば9月から毎日2題ペースで本番までに360題。
これで九大英語は7〜8割狙えます。
その他の学部も、10月までに終われば200題は読めるので6〜7割は十分狙うことができます。
英語長文100題

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テストまで |
| 理系学部 | 共通テストまで |
| 文系学部 | 共通テストまで |
英文解釈が終わったら長文です。
最低ラインは共通テストまでに100題。共通テストレベルは除き、難関国公立レベル以上の長文を100題です。
問題集としては、ポラリス2ややっておきたい英語長文500がおすすめ。
「たった100題でいいの?」と思われたかもしれません。
もちろん200題も300題も読んでほしいのですが、長文読解の点数は『何題読んだか』よりも『それまでの基礎力』で決まります。
システム英単語と基礎英文解釈の技術100を本当の意味で完成させていれば、たった100題でも九大の合格最低ラインが取れる可能性は十分にあります。
なぜ共通テストまでなのか
なぜ共通テストまでなのか、理由は2つです。
1つ目は、共通テストのリーディングで8割を余裕で超えるために最低100題は読んでおきたいから。2つ目は、九大英語は過去問を15年分解くのが正義であり、これに1ヶ月かかるからです。
100題の正しい取り組み方
ただし適当に100題やればいい、というわけではありません。
100題全部を、スラスラ音読できるのは当然、全文の構造が完璧に理解できて友人に説明できるレベルまで仕上げてください。
- 問題を解く(「文構造が分からない」「訳せない」箇所にチェック)
- 答え合わせをして解説を読む。チェックした箇所は入念に文構造を確認
- 長文1題につき音読を10〜20回
音読を軽視すると失敗する
「早く次の長文に進みたい。音読なんてしてる場合ではない」と焦る気持ちは分かります。
でも次に進んでも、また1時間や1時間半という膨大な時間が必要になります。
騙されたと思って、取り組んだ長文を10回でも20回でも音読してください。
回数を重ねるごとに英文に慣れ、新しい長文を読むときの時間が短縮されます。
英作文

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の10月 |
| 理系学部 | 高3の10月 |
| 文系学部 | 高3の10月 |
九大は英語長文の配点が6割、自由英作文が4割。
しかも点数の取りやすさまで考慮すると、自由英作文の方が2倍は大事です。
対策としては、2次試験本番までに30題の自由英作文の添削を受ける。
つまり共通テスト後に毎日1題、九大の過去問の添削を受けるのが合格へのギリギリ及第点です。
例文暗記は10月がデッドライン
本当のことを言えば、10月までは例文暗記を徹底的に鍛えてほしいところ。
共通テスト直前の3ヶ月間は共テ対策が最優先なので、10月がデッドラインです。
対策は例文暗記を300題。
実戦編 英作文のトレーニングの別冊例文集がちょうど300題なので、これを10月までに暗記しましょう。
理想は定期テストの勉強と並行してやること。
定期テストの範囲にある英作文100題を、和訳を見てスラスラ書けるレベルまで暗記する。これ以上に最強の勉強法はありません。
添削だけでも5〜6割は取れる
よくある失敗が、入試直前に添削だけ受けること。
もちろん添削だけでも点数は上がります。元々3割でも5〜6割なら全然いけます。
そう考えると、例文暗記の優先度は実はそこまで高くありません。
300題覚えるくらいなら、英単語と英文解釈を極めて長文を読んだほうがいい。どうしても時間がない場合は、過去問で30題だけ添削を受けてください。
九大の英語15ヵ年

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 2次試験まで |
| 理系学部 | 2次試験まで |
| 文系学部 | 2次試験まで |
英語の必須参考書、最後の1冊が九大の英語15ヵ年です。
「15年分も?多すぎない?」と思われるかもしれません。
ただ九大英語に関しては、過去問15年分を解くのが圧倒的に正義です。
理由は3つあります。
- 時間配分を徹底的に身につける(自由英作文45分+長文25分×3)
- 記述のボリューム感をつかむ(字数指定がなく、線が3〜4本引かれているだけ)
- 形式の変化に対応する(九大英語は形式がコロコロ変わる)
過去問を早く解くほど有利になる
本番直前の2月1日から24日までは、九大の過去問だけをやる。
過去問を何度も反復して、九大英語に完全特化した臨戦状態に入ります。
ここだけの話、英語力が伸びなくても臨戦状態に入るだけで5%、人によっては10%点数が上がります。
そして「過去問は最後まで取っておけ」と学校や塾の先生が言うあれ、実は嘘です。
むしろ九大英語は、過去問を早く解かない人ほど失敗します。
過去問を一度解くことで「和訳をもっと鍛えないといけない」と九大の傾向に寄せた対策ができるようになる。
つまり毎日の勉強が九大合格に直結するようになります。
九大医学部合格者の私も、過去問で失敗した
ここだけの話、私は過去問で失敗しました。
初めて解いたのはセンター試験が終わった後。そこで初めて「え、九大って要約問題出るの?」と気がつきました。
だから竜文会の生徒には、遅くても夏休みまでに15年分を解かせています。
夏までに解いておけば、そのあとの英語の勉強が全部『九大英語を意識した勉強』になります。
英語の勉強法そのものは、こちらでさらに詳しく解説しています。
【数学】九大合格のために
参考書はいつまでに終わらせる?
続いて、九大の合否の90%を決めるほど大事な数学です。
必須の参考書は4冊です。

チャート

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高2の終わり |
| 理系学部 | 高3の夏休み |
| 文系学部 | 高3の10月 |
「またチャートかよ、もう聞き飽きたし」と思われるかもしれません。
ただ私が九大受験生を見ていて、受かるか落ちるかを判断する一番の基準がチャートの進捗です。
他の参考書が多少遅れていても、チャートさえペースに間に合っていれば九大合格は射程圏内。
逆にチャートが遅れると、数学は合格レベルに到達しません。
「あれ、そんなに遅くていいの?」と思うほど余裕がありそうですよね。
でもチャートは完成度がすべてです。
完成の基準は、Exerciseは一旦飛ばしていいので例題と練習問題を100%仕上げること。
ランダムに問題を出されたときに30秒以内に解法がパッと思いつき、どんな問題でも10分以内に完答できるレベルです。
この完成度まで仕上がらないと、数学が足を引っ張ることが確定します。
共テの数学ですら70点、場合によっては60点を超えるのも難しくなります。
「さすがに大げさじゃない?」と思う気持ちは分かります。
例題と練習問題だけでも文系で1,700問、理系は2,400問ありますから。
でもチャートを完成させた段階は、英語でいうと英単語を仕上げた程度。
英単語を覚えただけで九大英語が解けますか?チャートの完成は、あくまでスタートラインです。
チャートを終わらせるペース
では、どのくらいのペースで取り組めばいいのか。
理系は2,400問なので、毎日3時間と隙間時間を使っても頑張って20問。1周に120日、3周で約1年です。
| 学部 | いつ始めるか |
|---|---|
| 医学部医学科 | どんなに遅くても高2の4月 |
| 理系学部 | 高2の夏休み |
| 文系学部 | 高2の2月(ギリギリ) |
重要例題は飛ばしていい
チャートはがむしゃらに取り組んでもなかなか終わりません。
コツを話すと、重要例題は飛ばしてもらって構いません。
「九大の数学って難しいのに重要例題やらなくて大丈夫?」と思われるかもしれません。
ただ「重要例題に時間をかけまくって、チャートはⅠAしか終わらなかった」となると取り返しがつきません。
ⅠAなんて数学全体のたかが15%程度。
重要例題を飛ばしてでも全範囲を終わらせるほうが大事です。
1対1対応の演習

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の10月 |
| 理系学部 | 共通テストまで |
| 文系学部 | 共通テストまで |
例題だけでいいので、この期限で完成させましょう。
「そんなに遅くて大丈夫?」と思ったかもしれません。
これ1冊で十分に合格が狙える
医学部医学科でなければ、1対1対応の例題だけで九大数学は戦えないこともありません。
文系だと200点中120点ぐらい、理系も合格最低ライン−40点くらいには到達します。
九大数学の合格レベルを10とすると、チャートを終わらせた段階では3程度。
これが1対1対応まで取り組むことで、文系学部や入りやすい理系学部なら一気に8まで上がります。
しかも1対1対応の演習は、チャート2,400問に対してたった400問。
400問追加でやるだけで九大合格に一気に近づく。コスパ最強すぎませんか。
1対1対応の演習の役割
チャートを終わらせた状態は、なんとなく身につけた解法が頭の中に点在している状態です。
1対1対応に取り組むことで点在した解法が綺麗に繋がり、初見の問題で解法を取り出す精度が格段に上がります。
このたった2冊を完璧にできる九大受験生は本当に少ないです。
あなたの周りのライバルを見てください。この2冊が100%完成している人が本当にいますか。
あなたには失敗してほしくないので、私の失敗談を話します。
私は1対1対応の演習が嫌いだったので、ⅠAⅡBは取り組まずに逃げてしまいました。
解法が整理されていないのに上級問題精講など難しめの問題集に取り組んで、かなり遠回りをしました。
高校時代に戻ったら、絶対に1対1対応の演習を完成させます。
プラチカ

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テストまで |
| 理系学部 | 取り組む場合は共通テストまで |
| 文系学部 | — |
共通テストの数学で90点を安定して超えようと思ったら、1対1対応だけでは絶対に無理です。
2026年のⅠAや2022年のⅠAとⅡBのように難化した年は、1対1程度の学力では共テが崩壊します。
ただ多くの人が取り組み方を勘違いしています。
実はプラチカ自体は完璧に仕上げる必要はありません。
大事なのは、1対1対応の演習を仕上げる道具として使うこと。
プラチカで解法に詰まったら、該当する1対1対応の問題に戻る。これが一番コスパのいい使い方です。
「九大数学はプラチカをやれば十分」と言う人がいますが、医学部医学科のレベルになるとプラチカ程度では全然足りません。
九大医学部は東大の理Ⅰ・理Ⅱに受かるくらいの学力が必要です。
スタンダード演習ⅢC

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テストまで |
| 理系学部 | 2次試験まで |
| 文系学部 | — |
理系学部を目指す場合は、プラチカより優先して取り組んでほしいのがスタンダード演習ⅢCです。
九大理系数学は数ⅢCが鬼門で、チャートと1対1対応程度では本番で全く手が動きません。
ただ正直な話、スタンダード演習を解いた程度では九大数学は解けるようになりません。
ここからが大事な話です。
スタンダード演習を解けば、各大問で完答はできなくても(1)なら安定して取れるようになります。
(1)を安定して取れれば九大数学で250点中80点を確保でき、難化した年ならほとんどの学部で合格最低ラインを超えられます。
取り組むペースとしては、共テまでは共テ対策に全振りして、共通テスト後から本気で始める。
1日5時間ほど数学の時間を確保したら、40日弱で全部解き終わります。
このスタンダード演習は私の人生を変えてくれた運命の一冊です。
この問題集がなければ九大模試数学1位は取れなかった、と断言できます。
九大数学そのものの勉強法は、こちらにまとめています。
【LINE限定】中原式!九大合格に必須
参考書別タイムリミット一覧
ここまで読んで、情報がめちゃくちゃ多いと感じたはずです。
当然です。英語と数学だけで9冊もあるうえに、学部ごとに期限が違うのですから。
「この問題集はいつまでに終わらせた方がいい」と言われても、正直、頭の中で整理できていないと思います。



そこで、この記事で話す参考書すべてのタイムリミットを、一枚の表にまとめました。
名付けて『中原式!九大合格に必須参考書別タイムリミット一覧』。
学部ごとに、どの参考書をいつまでに終わらせれば九大に受かるかが一目で分かります。
つまり私の頭の中の九大合格ロジックを、言語化して表に落とし込みました。
以下のバナーをタップして竜文会の公式LINEに登録してください。
そのうえで「タイムリミット」とメッセージを送るだけです。
⬆︎タップして画面が切り替わったら『LINEアプリを開く』を押して友達追加にお進みください!
【国語】九大合格のために
参考書はいつまでに終わらせる?
九大合格のために国語で必須なのは、たった2冊です。
最低限この2冊を終わらせたら九大は大丈夫です。

ステップアップノート古文

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の夏休みまで |
| 理系学部 | 高3の夏休みまで |
| 文系学部 | 高3の夏休みまで |
「他の科目が忙しくて古文なんてやる暇がない」と思うなら、最悪やらなくても構いません。
ただ「古文をやる」と覚悟を決めた場合は、できれば高2のうちに片付けておきましょう。
完成の目安は、文法の活用表を自分で白紙に再現できるレベルです。
一番やってはいけないのは、長文を読むことばかりに気を取られて文法が中途半端になること。
古文は英語と同じで、文法が中途半端だったら長文は絶対に読めるようになりません。
ステップアップノートは見開きたった30ページ。
1日20分で1ページずつ進めれば、3ヶ月で3周できます。
ちなみに「古文は誰でもできるようになるから絶対に得点源にしろ」と学校や塾の先生が言うあれ、実は嘘です。
これは時間が無限にある人の話で、残り時間が少ない場合は当てはまりません。
古文も英語と同じで、単語と文法をやっただけでは長文は読めない。
つまり点数が取れるようになるには時間が必要です。
ステップアップノート漢文

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の10〜11月 |
| 理系学部 | 高3の10〜11月 |
| 文系学部 | 高3の10〜11月 |
漢文は、文系も理系もギリギリで大丈夫です。
入試直前の10月、もしくは11月に終わらせても全然間に合います。
しかもこのステップアップノートは本当に万能。
たった1冊で句法も重要漢字も学べて、さらに長文を読む練習までできます。
これ1冊を完璧にして共通テストの過去問を15題やれば、6〜7割なら余裕。
8割を狙うことも全然可能です。
完成の目安は、問題文を見て書き下し文が自分で書けるレベル。
句法が理解できて、本文の構造も完璧に読み解けている状態です。
おすすめのタイミングは高3の夏休みにガチること。
「夏休みは他の科目で忙しくて」という場合は、夏休み明けから2〜3ヶ月で一気に終わらせるのも全然OKです。
ここで、九大の合否を分ける大事な話をします。
ここだけの話、理系は特に、古文や漢文は合否にそこまで影響しません。
ノー勉でも共通テストの古文漢文は5割くらい取れませんか。
そこから必死に勉強して7割に上げても、共テは圧縮されるので伸びしろはたったの10点程度です。
古文と漢文で合計100時間かけて10点上げるのは、効率がいいのか。
九大受験は『時間の奪い合い』です。必要な時間に対する点数の伸びしろまで考慮して計画を作ってください。
【理科】九大合格のために
参考書はいつまでに終わらせる?
ここからは理科です。
理系の方はめちゃくちゃ大事、文系の場合はサクッと読み飛ばしてください。

セミナー基本問題+良問の風(物理)

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の9月 |
| 理系学部 | 高3の11月 |
| 文系学部 | — |
九大に受かるために物理で絶対にやるべきことが2つあります。
1つ目がセミナーの基本問題と良問の風、いわゆる基本レベルです。
つまり九大入試の3ヶ月前には完璧にしたいところ。
なぜ11月なのかというと、共テの演習をするにあたり、最低でも良問の風までは終わっていないとかなり厳しいからです。
「九大は理科が生命線なのに、そんなに遅くて間に合うの?」と思うかもしれません。
今から話す完成度まで到達できれば、ここまで時間をかけても全然間に合います。
目指してほしいのは、問題を見た瞬間に解けるレベル。
各問題の最後の小問だけを即答できるレベルまで仕上げてください。
良問の風は150問なので、1日5問のペースで1ヶ月。
9〜11月で本気で取り組めば3〜4周回すことができます。
ちなみに良問の風に進む前にセミナーやリードαの応用問題に手を出すのは、絶対にダメ。
これが九大物理で失敗する典型パターンです。
セミナーやリードαの応用問題は九大受験生レベルでもかなり難しく、勉強のリズムが狂います。
基本問題や研究ノートが終わったら良問の風へ。応用問題の代わりに取り組むのが名問の森です。
名問の森(物理)

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テストまで |
| 理系学部 | 2次試験まで |
| 文系学部 | — |
九大に受かりたいなら名問の森は絶対に必須です。
ただ「時間が足らなくて全単元終わりそうにない」と思うかもしれません。
その場合は力学と電磁気だけでもOKです。
| 単元 | 扱い |
|---|---|
| 力学・電磁気 | 名問の森で徹底的に鍛える(125点中85点) |
| 熱力学・波動 | 良問の風で戦う |
ただし医学部医学科だけは別で、全単元を終わらせる必要があるので注意してください。
| 学部 | 進め方 |
|---|---|
| 医学部医学科 | 遅くても10月から取り組み、共テまでに仕上げる→過去問10年分 |
| その他の学部 | 最低でも12月から始めて共テまでにある程度→共テ後に終わらせつつ過去問5年分 |
ちなみに「名問の森を完成させたら九大物理は解ける」と言う人がいますが、あれは机上の空論です。
合否を分けるのは、名問の森で身につけた知識を実際に使えるかどうか。
そのために必要なのが過去問演習です。たった1年分の違いが合否を分けます。
物理の勉強法そのものは、こちらで詳しく解説しています。
セミナー基本問題+重要問題集A(化学)

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 高3の8月 |
| 理系学部 | 高3の10月 |
| 文系学部 | — |
化学も考え方は物理と同じです。
最初に絶対にやってほしいのがセミナーの基本問題と重要問題集のA問題、いわゆる基本レベル。
ただし基本レベルを終わらせるタイミングは物理よりやや早めです。
九大受験で失敗したくないなら覚えておいてください。
化学は応用レベルに時間がかかります。
理論化学のB問題と有機化学の構造決定問題は特に大変で、可能な限り時間を残しておきたい。
さらに共テ演習に入る12月までに、重要問題集のB問題も最低1周は終わらせておく必要があります。
目指すべき完成度は、問題をランダムに出されて即答できるレベル。
解法がパッと思い浮かぶだけでなく、計算も詰まらずに最後までスラスラ解けることです。
コツを話しておくと、重要問題集のA問題と並行して無機化学と高分子化合物の暗記に取り組むのがおすすめ。
無機化学は重要問題集を解かなくても暗記だけで点が取れますし、高分子化合物も2次試験で暗記だけで7割取れることが珍しくありません。
重要問題集B(化学)

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 1月末 |
| 理系学部 | 1月末 |
| 文系学部 | — |
重要問題集のB問題にも取り組んでほしいところです。
多くの九大受験生が勘違いしていますが、重要問題集を完成させた程度では九大化学で合格点を取るのは難しい。
その理由の一つが有機化学の構造決定問題です。
重要問題集には構造決定問題が20〜30問程度しか載っていないので、追加で演習を積む必要があります。
過去問を15年分やっても、追加で演習できるのは15問程度。
つまり重要問題集と過去問では有機化学の演習が圧倒的に足りません。
そこでおすすめが駿台の有機化学演習。
この問題集のために時間を残したいので、遅くても1月末に重要問題集を完成させましょう。
ここだけの話、物理と違って化学は無理に全単元仕上げる必要はありません。
| 単元 | 九大化学の配点 | 戦い方 |
|---|---|---|
| 理論化学 | 約50% | 重要問題集でゴリゴリ鍛える |
| 有機(構造決定) | 約20% | 重要問題集+有機化学演習 |
| 無機・高分子 | 約20% | 暗記で乗り切る |
9割の九大受験生がやりがちな「全単元を満遍なく鍛える」のは、九大化学では最悪の戦略です。
理論と構造決定を鍛えて無機と高分子は暗記で乗り切る。これだけで5〜6割は十分狙えます。
化学の勉強法は、こちらで詳しく解説しています。
【社会・情報】九大合格のために
参考書はいつまでに終わらせる?

| 学部 | タイムリミット |
|---|---|
| 医学部医学科 | 12月上旬 |
| 理系学部 | 12月上旬 |
| 文系学部 | 12月上旬 |
なぜこのタイミングなのかというと、共通テストの過去問を10セット、欲を言うと15セット解きたいからです。
1日1セットのペースで2周するとして必要な時間は1ヶ月。逆算すると12月上旬になります。
どのレベルまで知識を詰め込めばいいかというと、教科書や参考書のどこに何が書いてあるか、なんとなく分かるレベルでOK。
このレベルまで仕上げておけば、過去問演習を通じて7割。
公共・政経や公共・倫理なら8割も全然狙えます。
学校の授業を信じると失敗する
ちなみに「社会は学校の授業を真面目に聞いておけば大丈夫」と考えているなら危険かもしれません。
よほど進度が早い学校でない限り、社会の授業が終わるのは基本的に10月か11月末です。
そこから全範囲を総復習するようでは、共テの過去問を解く時間が足りなくなります。
おすすめは早めから教科書や参考書を使って自分で復習なり先取りをしておくことです。
九大受験生がやりがちな失敗
そして多くの九大受験生がやりがちな失敗を話すと、社会と情報を絶対に同時並行しないこと。
暗記科目を同時にすると、効率が一気に落ちます。
地理と情報を30分ずつやるより、地理を60分集中したほうが1周が早く終わり、2周目に覚えている内容が多くなります。
ちなみに社会や情報は、はっきり言って捨ててもいい科目です。
これは文系も理系も合否に関わる大事な話です。
社会・情報を攻略するためのROIという考え方
常に意識してほしいのが『ROI』という考え方。
Return On Investmentの略で、かける時間に対してどれだけ点数の伸びしろがあるのか、という視点です。
情報はノー勉でも6割くらい取れませんか。
社会も全く対策しなくても5割くらい取れているはずです。
では最終的にどこまで伸びるかというと、おそらく8割程度。
共テの圧縮を考えると、伸びしろは5〜10点程度しかありません。
社会・情報を含めた共通テスト全体の目標点は、こちらにまとめています。
九大の参考書に関する
よくある質問
ここからは、九大受験生からよく聞かれる質問にお答えします。
参考書の期限を守るうえで、判断に迷いやすいポイントばかりです。
九大の過去問は何年分やればいいですか?
科目によって変わります。
英語と理科は15年分、数学は5年分が目安です。
英語と理科で15年分やってほしいのは、形式に慣れることと、時間配分の感覚を身につけることが目的だからです。
回数をこなさないと、本番で身体が動きません。
一方で数学は、九大の場合年度によって難易度が安定しません。
古い年度を解いても本番の参考になりにくいので、5年分で十分です。
九州大学の過去問はいつから解き始めるべきですか?
できるだけ早くです。
「過去問は最後まで取っておけ」という定説は、九大受験では当てはまりません。
例えば、英語は一度解くことで「和訳をもっと鍛えないといけない」と九大の傾向に寄せた対策ができるようになります。
なので、遅くても九大受験の一年前までに各科目、1セット解くことをおすすめします。
参考書別の期限に間に合わなかったら
もう九大合格は無理ですか?
学部によっては全然間に合います。
ただし数学だけは期限を守ってほしい。
チャートが遅れると数学は合格レベルに到達しないので、他の科目でカバーするしかなくなります。
逆に他の参考書が多少遅れていても、チャートさえ間に合っていれば九大合格は射程圏内です。
九大志望ですが
今から勉強して間に合いますか?
この記事のタイムリミット一覧と、今の自分の勉強を照らし合わせてみてください。
16冊のうち何冊が期限内に終わりそうか、数えてみるのが一番確実です。
半数以上が遅れているようだと、正直かなり厳しい。
ただし、全部を間に合わせる必要はありません。
まずは半分だけでも期限に間に合わせる。
そこを目標に、今日から動き出しましょう。
九大の理系志望ですが
古文と漢文はやらないといけませんか?
やらないという選択もあります。
ノー勉でも共通テストの古文漢文は5割くらい取れるはずです。
そこから7割に上げても、共テは圧縮されるので伸びしろは10点程度。
その10点のために少なくとも100時間は必要です。
100時間をかける価値があるかどうかで判断してください。
九大の理系志望ですが
社会と情報はいつからすべきですか?
12月上旬までに知識のインプットを終わらせてください。
共通テストの過去問を10〜15セット解くのに1ヶ月かかるからです。
ただし社会と情報を同時並行してはいけません。
暗記科目を同時にすると効率が一気に落ちるので、1科目ずつ集中して終わらせましょう。
学校で理科が終わるのが遅いです
九大に受かるためにはどうしたらいいですか?
理科を先取りするのはおすすめしません。
独学での先取りは大変で、他の科目まで崩れる可能性があるからです。
それよりも、他の科目を早めに仕上げることを意識してください。
たとえば社会と情報のインプットを早く始める。
すると社会と情報が早く完成するので、共通テスト前の貴重な時間を理科の対策に使えます。
理科単体で考えるのではなく、他の科目まで含めて学習計画を立てることが大事です。
九州大学の参考書
タイムリミットまとめ
最後に、今回紹介した16冊のタイムリミット一覧を学部別で表にまとめました。
16冊すべてのタイムリミットを一枚にまとめた表は、LINE特典として配布しています。
下のバナーから公式LINEに登録して「タイムリミット」とメッセージを送れば、すぐに受け取れます。
この16冊を見て、思ったより期限が遅いと感じたかもしれません。
ただ、どの参考書も「完成度」を満たしたうえでの期限です。
チャートを終わらせた状態は、英語でいうと英単語を仕上げた程度。
そこからが本当のスタートです。
九大受験は『時間の奪い合い』。
必要な時間に対する点数の伸びしろまで考慮して学習計画を作ることが、九大合格への最短ルートです。
まずは今の自分の進捗を、今回の記事の内容と照らし合わせてみてください。
遅れている参考書が1冊でもあるなら、今日から取り返しましょう。



