【解説・採点基準付き】2021年九州大学理系数学の解答・解説
2021年の九州大学・理系数学の、
解答・解説【完全版】です。
方針の立て方・考え方はもちろん
オリジナルの採点基準付き。
このページで過去問演習が完結するので
赤本などは一切不要です。
2021年九州大学理系数学
第1問 解答・解説
この記事の配点・採点基準は九州大学が公表しているものではなく、竜文会が独自に作成したものです。
第1問は空間ベクトルの問題です。
テーマは「四面体の内接球と、3平面に接する球と平面の交わりの円」。
問題


問題文をテキストで読む
座標空間内の4点 $\mathrm{O}(0,0,0)$、 $\mathrm{A}(1,0,0)$、 $\mathrm{B}(0,1,0)$、 $\mathrm{C}(0,0,2)$ を考える。以下の問いに答えよ。
(1) 四面体OABCに内接する球の中心の座標を求めよ。
(2) 中心の $x$ 座標、 $y$ 座標、 $z$ 座標がすべて正の実数であり、 $xy$ 平面、 $yz$ 平面、 $zx$ 平面のすべてと接する球を考える。この球が平面ABCと交わるとき、その交わりとしてできる円の面積の最大値を求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
内接球は3つの座標平面( $xy$、 $yz$、 $zx$ 平面)に接するので、中心は $(r,r,r)$( $r$ は半径)と1文字で置ける。残りの条件は「平面ABCまでの距離も $r$」。距離は、平面ABCに垂直なベクトルを求めて、中心から平面へ下ろした垂線の長さとして求める。


- $\overrightarrow{\mathrm{AB}}$、 $\overrightarrow{\mathrm{AC}}$ の両方に垂直なベクトル $\vec n=(2,2,1)$ を求める。
- 中心を $\mathrm{I}(r,r,r)$ とし、Iから平面ABCに下ろした垂線の足を $\mathrm{H}$ とする。 $\overrightarrow{\mathrm{IH}}=k\vec n$、 $\overrightarrow{\mathrm{AH}}\cdot\vec n=0$ から $k$ を求め、距離 $\mathrm{IH}=|k||\vec n|$ を $r$ で表す。
- $\mathrm{IH}=r$ から $r=\dfrac14$ を求め、中心の座標を求める。
【(2)の方針】
3つの座標平面に接する球は、(1) と同じく中心 $\mathrm{I}(r,r,r)$・半径 $r$。中心から平面までの距離 $d$ は (1) で求めた式がそのまま使える。交わりの円の半径 $R$ は、球の半径 $r$ と距離 $d$ で三平方の定理。


- (1) と同様にして、中心Iと平面ABCの距離 $d=\dfrac{|5r-2|}{3}$ を求める。
- 交わりの円の半径 $R$ について $R^2=r^2-d^2=\dfrac{-16r^2+20r-4}{9}$ と表し、交わる条件 $R^2>0$ から $r$ の範囲を求める。
- $r$ の2次関数として $R^2$ の最大値を求め、円の面積の最大値を求める。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 20点
$\overrightarrow{\mathrm{AB}}=(-1,1,0)$、 $\overrightarrow{\mathrm{AC}}=(-1,0,2)$。 $\vec n=(a,b,c)$ がこの2つに垂直な条件 $-a+b=0$、 $-a+2c=0$ から、 $\vec n=(2,2,1)$ がとれる( $|\vec n|=3$)。
内接球は $xy$ 平面、 $yz$ 平面、 $zx$ 平面に接し、中心は四面体の内部にあるので、半径を $r$ とすると中心は $\mathrm{I}(r,r,r)$。Iから平面ABCに下ろした垂線の足をHとすると $\overrightarrow{\mathrm{IH}}=k\vec n$ とおけて、 $\overrightarrow{\mathrm{AH}}=\overrightarrow{\mathrm{AI}}+k\vec n=(r-1+2k,\ r+2k,\ r+k)$。 $\overrightarrow{\mathrm{AH}}\cdot\vec n=0$ より
$$2(r-1+2k)+2(r+2k)+(r+k)=0\iff k=\frac{2-5r}{9}$$
中心は四面体の内部なので $2-5r>0$ で、 $\mathrm{IH}=|k||\vec n|=\dfrac{2-5r}{3}$。 $\mathrm{IH}=r$ より
$$\frac{2-5r}{3}=r\iff r=\frac14$$
答 $\left(\dfrac14,\ \dfrac14,\ \dfrac14\right)$
別解(点と平面の距離の公式) 平面ABCは $x+y+\dfrac z2=1$、すなわち $2x+2y+z-2=0$。中心 $(r,r,r)$ との距離は $\dfrac{|2r+2r+r-2|}{\sqrt{2^2+2^2+1^2}}=\dfrac{|5r-2|}{3}$ で、同じ式になる。
(2) 配点 30点
中心の座標がすべて正で3つの座標平面に接する球は、中心 $\mathrm{I}(r,r,r)$、半径 $r$( $r>0$)。(1) と同様にして、中心Iと平面ABCの距離は
$$d=\frac{|5r-2|}{3}$$
交わりの円の半径を $R$ とすると、三平方の定理より
$$R^2=r^2-d^2=r^2-\frac{(5r-2)^2}{9}=\frac{-16r^2+20r-4}{9}$$
球が平面と交わる(円ができる)条件は $R^2>0$、すなわち $4r^2-5r+1<0$、 $\dfrac14<r<1$。
$$-16r^2+20r-4=-16\left(r-\frac58\right)^2+\frac94$$
より $r=\dfrac58$ のとき $R^2$ は最大値 $\dfrac14$ をとる( $\dfrac58$ は範囲内)。
答 $\dfrac{\pi}{4}$( $r=\dfrac58$ のとき)
出題意図
(1) 空間ベクトルの基本問題を処理できるか
(2) さらに、関数の最大値の処理が素早くできるか
講評
| 医学部医学科 | その他の学部 | |
|---|---|---|
| 難易度 | 標準 | |
| 目標得点 | 45点 | 35点 |
| 目標時間 | 20分 | 25分 |
(1) が解けなければ合格は厳しい。
内接球のような典型問題は、スラスラ解けるまで何度もくり返して練習する。
(1) は典型問題。
すぐに解いて (2) に時間を回す。
空間図形が苦手でも、(1) と同じ置き方をすれば (2) も同じ流れで進む。
差がつく所・失点しやすい所
- (1) の置き方:中心を $(a,b,c)$ と3文字で置くと難易度が跳ね上がる。3つの座標平面に接することから $(r,r,r)$ と置けるかが勝負のポイント。
- (2) の交わる条件:$R^2>0$ の範囲を確認せずに頂点の値を答えると、論証として不十分。頂点 $r=\dfrac58$ が範囲内にあることまで書く。
2021年九州大学理系数学
第2問 解答・解説
第2問は複素数平面・複素数と方程式の問題です。
テーマは「共役な虚数解と原点を通る円の中心」。
問題


問題文をテキストで読む
$\theta$ を $0<\theta<\dfrac{\pi}{4}$ をみたす定数とし、 $x$ の2次方程式
$$x^2-(4\cos\theta)x+\dfrac{1}{\tan\theta}=0\quad\cdots\cdots(*)$$
を考える。以下の問いに答えよ。
(1) 2次方程式 $(*)$ が実数解をもたないような $\theta$ の値の範囲を求めよ。
(2) $\theta$ が(1)で求めた範囲にあるとし、 $(*)$ の2つの虚数解を $\alpha,\beta$ とする。ただし、 $\alpha$ の虚部は $\beta$ の虚部より大きいとする。複素数平面上の3点 $\mathrm{A}(\alpha)$、 $\mathrm{B}(\beta)$、 $\mathrm{O}(0)$ を通る円の中心を $\mathrm{C}(\gamma)$ とするとき、 $\theta$ を用いて $\gamma$ を表せ。
(3) 点O、A、Cを(2)のように定めるとき、三角形OACが直角三角形になるような $\theta$ に対する $\tan\theta$ の値を求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
係数 $4\cos\theta$、 $\dfrac{1}{\tan\theta}$ は実数なので、判別式が使える。実数解をもたない ⟺ 判別式が負。
- $\dfrac D4=4\cos^2\theta-\dfrac{1}{\tan\theta}<0$ を立てる。
- $0<2\theta<\dfrac{\pi}{2}$ の範囲で解いて、 $\theta$ の範囲を求める。
【(2)の方針】
実数係数なので $\alpha$ と $\beta$ は共役で、A、Bは実軸に関して対称。円の中心は弦ABの垂直二等分線(=実軸)上にあるので、$\gamma$ は実数。あとは $\mathrm{CO}=\mathrm{CA}$ を立てて、解と係数の関係を使えばよい。


- A、Bが実軸に関して対称であることから、 $\gamma$ が実数であることを述べる。
- $\mathrm{CO}=\mathrm{CA}$ より $|\gamma|^2=|\gamma-\alpha|^2$ を立て、 $\overline{\alpha}=\beta$ を使って $\gamma(\alpha+\beta)=\alpha\beta$ に整理する。
- 解と係数の関係 $\alpha+\beta=4\cos\theta$、 $\alpha\beta=\dfrac{1}{\tan\theta}$ を代入して $\gamma$ を求める。
【(3)の方針】
$\mathrm{CO}=\mathrm{CA}$(半径)なので三角形OACは二等辺三角形。底角は等しく直角になれないので、直角になれるのは $\angle\mathrm{OCA}$ だけ。Cは実軸上にあるので、 $\angle\mathrm{OCA}=90^\circ$ はAがCの真上にあること、つまり $\alpha$ の実部が $\gamma$ に等しいこと。


- 直角は $\angle\mathrm{OCA}$ に限られることを説明する。
- $\angle\mathrm{OCA}=90^\circ\iff$( $\alpha$ の実部)$=\gamma$ に、実部 $\dfrac{\alpha+\beta}{2}=2\cos\theta$ と (2) の $\gamma$ を代入して $\sin2\theta=\dfrac14$ を導く。
- (1) の範囲で $\tan\theta$ を求める。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 15点
係数はすべて実数なので、実数解をもたない条件は
$$\frac D4=4\cos^2\theta-\frac{1}{\tan\theta}<0$$
$\tan\theta>0$ をかけて $4\sin\theta\cos\theta<1$、すなわち $\sin2\theta<\dfrac12$。 $0<2\theta<\dfrac{\pi}{2}$ より $0<2\theta<\dfrac{\pi}{6}$。
答 $0<\theta<\dfrac{\pi}{12}$
(2) 配点 20点
$(*)$ は実数係数なので、虚数解 $\alpha,\beta$ は互いに共役( $\overline{\alpha}=\beta$)。よってA、Bは実軸に関して対称で、弦ABの垂直二等分線は実軸。円の中心Cはこの上にあるので、 $\gamma$ は実数。
$\mathrm{CO}=\mathrm{CA}$ より $|\gamma|^2=|\gamma-\alpha|^2$。 $\gamma$ は実数なので
$$\gamma^2=(\gamma-\alpha)(\gamma-\overline{\alpha})=\gamma^2-\gamma(\alpha+\beta)+\alpha\beta\iff\gamma(\alpha+\beta)=\alpha\beta$$
解と係数の関係より $\alpha+\beta=4\cos\theta$、 $\alpha\beta=\dfrac{1}{\tan\theta}=\dfrac{\cos\theta}{\sin\theta}$ なので
答 $\gamma=\dfrac{1}{4\sin\theta}$
(3) 配点 15点
$\mathrm{CO}=\mathrm{CA}$ なので $\angle\mathrm{COA}=\angle\mathrm{CAO}$ で、これらは $90^\circ$ にはなれない。よって直角になるのは $\angle\mathrm{OCA}$ だけ。Cは実軸上にあるので、 $\angle\mathrm{OCA}=90^\circ$ となるのは、AがCの真上にある( $\alpha$ の実部が $\gamma$ に等しい)ときである。
$\alpha$ の実部は $\dfrac{\alpha+\beta}{2}=2\cos\theta$ なので
$$2\cos\theta=\frac{1}{4\sin\theta}\iff8\sin\theta\cos\theta=1\iff\sin2\theta=\frac14$$
$t=\tan\theta$ とおくと $\sin2\theta=\dfrac{2t}{1+t^2}=\dfrac14$ より $t^2-8t+1=0$、 $t=4\pm\sqrt{15}$。(1) より $0<\theta<\dfrac{\pi}{12}$ で $\tan\theta<\tan\dfrac{\pi}{12}=2-\sqrt3<1$ なので $t=4-\sqrt{15}$( $\sin2\theta=\dfrac14<\dfrac12$ なので (1) の範囲に入る)。
答 $\tan\theta=4-\sqrt{15}$
出題意図
(1) 実数係数の2次方程式の判別式と三角関数の計算を正確にできるか
(2)(3):複素数を座標平面上の点として捉えることができるか。共役複素数を表す2点は実軸に関して対称、という当たり前のことを常に意識できているか。
講評
| 医学部医学科 | その他の学部 | |
|---|---|---|
| 難易度 | 標準 | |
| 目標得点 | 50点 | 40点 |
| 目標時間 | 25分 | 25分 |
九大の入試は、このレベルの問題でどれだけ高得点を取れるかで合否が決まる。
複素数の問題を図形で解く癖は、数学が苦手な人ほどつけるべき。
時間がかかってもいいから完答する。
(2)(3) は複素数を座標平面の点として図に書いてから考える。
差がつく所・失点しやすい所
- (2) で $\gamma$ が実数と気づけるか:共役な2点は実軸に関して対称、という図形の見方ができれば計算はすぐ終わる。気づかずに $\gamma=u+vi$ と置くと計算が重くなる。
- (3) の直角の場所:3通りを全部調べるより、二等辺三角形だから底角は直角になれない、と言えると速い。最後に (1) の範囲で $\tan\theta$ を1つに絞るのを忘れない。
2021年九州大学理系数学
第3問 解答・解説
第3問は微分法・積分(数学Ⅲ)の問題です。
テーマは「すべての $t$ で成り立つ不等式が表す領域と回転体」。
問題


問題文をテキストで読む
座標平面上の点 $(x,y)$ について、次の条件を考える。
条件:すべての実数 $t$ に対して $y\leqq e^t-xt$ が成立する。 $\cdots\cdots(*)$
以下の問いに答えよ。必要ならば $\displaystyle\lim_{x\to+0}x\log x=0$ を使ってよい。
(1) 条件 $(*)$ をみたす点 $(x,y)$ 全体の集合を座標平面上に図示せよ。
(2) 条件 $(*)$ をみたす点 $(x,y)$ のうち、 $x\geqq1$ かつ $y\geqq0$ をみたすもの全体の集合を $S$ とする。 $S$ を $x$ 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
変数は $t$、 $x,y$ は定数。条件は「 $y$ が $g(t)=e^t-xt$ の最小値以下」。 $g(t)$ が最小値をもつかどうかは $x$ の符号で変わるので、場合分けして調べる。
- $x<0$ のとき、 $t\to-\infty$ で $g(t)\to-\infty$ となり、条件をみたす $y$ はないことを示す。
- $x=0$ のとき、 $g(t)=e^t$ は正の値すべてをとるので、条件は $y\leqq0$。
- $x>0$ のとき、 $g'(t)=e^t-x$ から最小値 $g(\log x)=x-x\log x$ を求め、条件は $y\leqq x-x\log x$。
- $h(x)=x-x\log x$ の増減表を書き、図示する。
【(2)の方針】
(1) の図から、 $S$ は $1\leqq x\leqq e$ で曲線 $y=x-x\log x$ と $x$ 軸の間の部分(図の点D $(1,1)$ は曲線の最大の点、E $(e,0)$ は $x$ 軸との交点、F $(1,0)$)。体積は $\pi\displaystyle\int_1^e(x-x\log x)^2dx$。 $\log x$ の2乗は部分積分を2回使う。


- 図から $S$ の範囲 $1\leqq x\leqq e$、 $0\leqq y\leqq x-x\log x$ を確かめる。
- 体積を $V=\pi\displaystyle\int_1^ex^2(1-2\log x+\log^2x)\,dx$ と表す。
- $\displaystyle\int x^2\log x\,dx$、 $\displaystyle\int x^2\log^2x\,dx$ を部分積分で求め、 $V$ を求める。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 25点
$g(t)=e^t-xt$ とおく。条件は「すべての $t$ で $y\leqq g(t)$」。
$x<0$ のとき $t\to-\infty$ で $e^t\to0$、 $-xt\to-\infty$ なので $g(t)\to-\infty$。条件をみたす $y$ はない。
$x=0$ のとき $g(t)=e^t$ は正の値すべてをとるので、条件は $y\leqq0$。
$x>0$ のとき $g'(t)=e^t-x$ で、 $t<\log x$ で減少、 $t>\log x$ で増加。最小値は $g(\log x)=x-x\log x$ なので、条件は $y\leqq x-x\log x$。
$h(x)=x-x\log x$( $x>0$)とすると $h'(x)=-\log x$。 $x\to+0$ で $h(x)\to0$( $x\log x\to0$)、 $x\to\infty$ で $h(x)\to-\infty$。
| $x$ | $(0)$ | $\cdots$ | $1$ | $\cdots$ | $e$ | $\cdots$ |
|—|—|—|—|—|—|—|
| $h'(x)$ | | $+$ | $0$ | $-$ | $-$ | $-$ |
| $h(x)$ | $(0)$ | $\nearrow$ | $1$ | $\searrow$ | $0$ | $\searrow$ |
よって条件をみたす点の集合は、図の色をつけた部分(境界を含む)と、 $y$ 軸の $y\leqq0$ の部分である。
答 上の図(曲線 $y=x-x\log x$( $x>0$)とその下側、 $y$ 軸の $y\leqq0$ の部分。境界を含む)
(2) 配点 25点
$S$ は $1\leqq x\leqq e$ で $0\leqq y\leqq x-x\log x$ の部分( $h(x)\geqq0\iff x\leqq e$)。
$$V=\pi\int_1^e(x-x\log x)^2dx=\pi\int_1^ex^2\left(1-2\log x+\log^2x\right)dx$$
$$\int_1^ex^2dx=\frac{e^3-1}{3},\qquad\int_1^ex^2\log x\,dx=\Big[\frac{x^3}{3}\log x-\frac{x^3}{9}\Big]_1^e=\frac{2e^3+1}{9}$$
$$\int_1^ex^2\log^2x\,dx=\Big[\frac{x^3}{3}\log^2x\Big]_1^e-\frac23\int_1^ex^2\log x\,dx=\frac{e^3}{3}-\frac{2(2e^3+1)}{27}=\frac{5e^3-2}{27}$$
$$V=\pi\left\{\frac{e^3-1}{3}-\frac{2(2e^3+1)}{9}+\frac{5e^3-2}{27}\right\}$$
答 $V=\dfrac{(2e^3-17)\pi}{27}$
出題意図
(1) 「すべての $t$ で成り立つ」を「 $y$ が、 $t$ を動かしたときの最小値以下」に言いかえるという定石と、何が変数で何が定数かを正しく区別できるか
(2) 回転体の体積と、部分積分をくり返す計算を正確にこなせるか
講評
| 医学部医学科 | その他の学部 | |
|---|---|---|
| 難易度 | やや簡単 | |
| 目標得点 | 50点 | 50点 |
| 目標時間 | 20分 | 25分 |
この問題が解けないなら合格は厳しい。
「何が変数で何が定数か」を普段から意識するだけで、数学の力はかなりつく。
何が変数で何が定数かを最初に確認する。
(1) が解ければ (2) は計算だけなので、絶対に50点を確保する。
差がつく所・失点しやすい所
- 何が変数か:$t$ が変数で $x,y$ は定数。これを取り違えると (1) は何をすればよいか分からなくなる。
- $x\leqq0$ の場合:$x<0$ で条件をみたす点がないこと、 $x=0$ では $y\leqq0$ が残ることを落とすミス
- (2) の部分積分:$\log^2x$ を含む積分で符号や係数を間違えやすい
2021年九州大学理系数学
第4問 解答・解説
第4問は複素数平面・微分法の問題です。
テーマは「複素数版の平均値の定理(平均値の性質)」。
問題


問題文をテキストで読む
自然数 $n$ と実数 $a_0,a_1,a_2,\cdots\cdots,a_n\ (a_n\neq0)$ に対して、2つの整式
$$f(x)=\sum_{k=0}^{n}a_kx^k=a_nx^n+a_{n-1}x^{n-1}+\cdots\cdots+a_1x+a_0$$
$$f'(x)=\sum_{k=1}^{n}ka_kx^{k-1}=na_nx^{n-1}+(n-1)a_{n-1}x^{n-2}+\cdots\cdots+a_1$$
を考える。 $\alpha,\beta$ を異なる複素数とする。複素数平面上の2点 $\alpha,\beta$ を結ぶ線分上にある点 $\gamma$ で、
$$\dfrac{f(\beta)-f(\alpha)}{\beta-\alpha}=f'(\gamma)$$
をみたすものが存在するとき、 $\alpha,\beta,f(x)$ は平均値の性質をもつということにする。以下の問いに答えよ。ただし、 $i$ は虚数単位とする。
(1) $n=2$ のとき、どのような $\alpha,\beta,f(x)$ も平均値の性質をもつことを示せ。
(2) $\alpha=1-i$、 $\beta=1+i$、 $f(x)=x^3+ax^2+bx+c$ が平均値の性質をもつための、実数 $a,b,c$ に関する必要十分条件を求めよ。
(3) $\alpha=\dfrac{1-i}{\sqrt2}$、 $\beta=\dfrac{1+i}{\sqrt2}$、 $f(x)=x^7$ は、平均値の性質をもたないことを示せ。
解答の方針
どの小問も、左辺 $\dfrac{f(\beta)-f(\alpha)}{\beta-\alpha}$ を計算し、それが $f'(\gamma)$ と等しくなる $\gamma$ が線分上にあるかを調べるだけ。線分上の点は $\gamma=\alpha+s(\beta-\alpha)$( $0\leqq s\leqq1$)と表せる。
【(1)の方針】
$n=2$ なら $f’$ は1次式なので、 $\gamma$ を具体的に1つ見つければよい。答えは中点。
- $f(x)=a_2x^2+a_1x+a_0$ として左辺を計算し、 $a_2(\alpha+\beta)+a_1$ を得る。
- $f'(\gamma)=2a_2\gamma+a_1$ と比べ、 $\gamma=\dfrac{\alpha+\beta}{2}$(線分ABの中点)で等しくなることを示す。
【(2)の方針】
$\alpha,\beta$ が実軸に関して対称(共役)なので、線分上の点は $\gamma=1+ti$( $-1\leqq t\leqq1$)。等式を実部と虚部に分ける。
- 左辺を計算して $2+2a+b$ を得る( $\alpha+\beta=2$、 $\alpha\beta=2$)。
- $\gamma=1+ti$ として $f'(\gamma)=3\gamma^2+2a\gamma+b$ を実部・虚部に分ける。
- 実部から $t=\pm\dfrac{1}{\sqrt3}$(範囲内)、虚部から $a=-3$。 $b,c$ は任意として答える。
【(3)の方針】
$\alpha=\cos\left(-\dfrac{\pi}{4}\right)+i\sin\left(-\dfrac{\pi}{4}\right)$、 $\beta=\cos\dfrac{\pi}{4}+i\sin\dfrac{\pi}{4}$ と極形式で見ると $\beta^7=\alpha$、 $\alpha^7=\beta$ で、左辺は $-1$。 $7\gamma^6=-1$ を偏角と絶対値に分けて調べると、線分上には条件をみたす点がない(背理法)
- 左辺を計算して $-1$ を得る。
- 平均値の性質をもつと仮定し、 $7\gamma^6=-1$ となる $\gamma$ が線分上にあるとする。
- 偏角の条件から $\arg\gamma=\pm\dfrac{\pi}{6}$(線分上の点の偏角は $-\dfrac{\pi}{4}$ 以上 $\dfrac{\pi}{4}$ 以下)。
- そのときの $|\gamma|$ を求め、 $|\gamma|^6=\dfrac17$ と合わないことから矛盾と結論する。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 15点
$f(x)=a_2x^2+a_1x+a_0$( $a_2\neq0$)とすると
$$\frac{f(\beta)-f(\alpha)}{\beta-\alpha}=\frac{a_2(\beta^2-\alpha^2)+a_1(\beta-\alpha)}{\beta-\alpha}=a_2(\alpha+\beta)+a_1$$
$f'(x)=2a_2x+a_1$ なので、 $\gamma=\dfrac{\alpha+\beta}{2}$ とすると $f'(\gamma)=a_2(\alpha+\beta)+a_1$ で等しい。 $\gamma$ は線分の中点なので線分上にある。よってどのような $\alpha,\beta,f(x)$ も平均値の性質をもつ。
(2) 配点 15点
$\alpha+\beta=2$、 $\alpha\beta=2$、 $\alpha^2+\beta^2=(\alpha+\beta)^2-2\alpha\beta=0$ より
$$\frac{f(\beta)-f(\alpha)}{\beta-\alpha}=(\beta^2+\alpha\beta+\alpha^2)+a(\alpha+\beta)+b=2+2a+b$$
線分上の点は $\gamma=1+ti$( $-1\leqq t\leqq1$)と書けて
$$f'(\gamma)=3(1+ti)^2+2a(1+ti)+b=(3-3t^2+2a+b)+(6+2a)t\,i$$
$f'(\gamma)=2+2a+b$ となる条件は、 $3-3t^2=2$ かつ $(6+2a)t=0$。
第1式より $t=\pm\dfrac{1}{\sqrt3}$( $-1\leqq t\leqq1$ をみたす)で $t\neq0$ なので、第2式より $a=-3$。逆に $a=-3$ なら $t=\dfrac{1}{\sqrt3}$ でみたす。
答 $a=-3$( $b,c$ は任意の実数)
(3) 配点 20点
$\alpha=\cos\left(-\dfrac{\pi}{4}\right)+i\sin\left(-\dfrac{\pi}{4}\right)$、 $\beta=\cos\dfrac{\pi}{4}+i\sin\dfrac{\pi}{4}$ で、ド・モアブルの定理より $\beta^7=\cos\dfrac{7\pi}{4}+i\sin\dfrac{7\pi}{4}=\alpha$、同様に $\alpha^7=\beta$。よって
$$\frac{f(\beta)-f(\alpha)}{\beta-\alpha}=\frac{\alpha-\beta}{\beta-\alpha}=-1$$
平均値の性質をもつと仮定すると、 $7\gamma^6=-1$ をみたす $\gamma$ が線分上にある。線分上の点は $\gamma=\dfrac{1+si}{\sqrt2}$( $-1\leqq s\leqq1$)で、その偏角 $\varphi$ は $-\dfrac{\pi}{4}\leqq\varphi\leqq\dfrac{\pi}{4}$。
$\gamma^6=-\dfrac17$ より $6\varphi$ は $\pi$ の奇数倍で、 $-\dfrac{3\pi}{2}\leqq6\varphi\leqq\dfrac{3\pi}{2}$ から $6\varphi=\pm\pi$、 $\varphi=\pm\dfrac{\pi}{6}$。
このとき $\gamma$ は実部 $\dfrac{1}{\sqrt2}$、偏角 $\pm\dfrac{\pi}{6}$ の点なので $|\gamma|=\dfrac{1}{\sqrt2\cos\dfrac{\pi}{6}}=\sqrt{\dfrac23}$、
$$|\gamma|^6=\frac{8}{27}\neq\frac17$$
となり、 $|7\gamma^6|=1$ に反する。よって平均値の性質をもたない。
出題意図
初めて見る定義(平均値の性質)を正しく読み取る初見対応力があるか。中身は整式の計算と複素数の計算だけ。
(3) は「存在しない」ことの証明。極形式で絶対値と偏角に分けて考える複素数の力が問われている。
講評
| 医学部医学科 | その他の学部 | |
|---|---|---|
| 難易度 | やや難 | |
| 目標得点 | 35点 | 30点 |
| 目標時間 | 30分 | 35分 |
冷静に見れば標準レベルの計算問題。
だが本番の受験生には難しく見える。
今「なんとか解けそう」と思う問題は、本番では解けない。
余裕で解けるまで練習する。
問題文の長さに身構えず、定義を式に直して (1) から順に計算する。
(2) の「必要十分条件」は、普通に計算すればそれが答え。
差がつく所・失点しやすい所
- 見た目で手が止まる:「平均値の性質」という造語と長い問題文で身構えるが、中身はただの計算。定義を式に直せるかがすべて。
- (1) で線分上の条件を忘れる:中点を見つけるだけでなく、それが線分上にあることまで書く
- (3) の矛盾の導き方:$\gamma^6$ を成分で展開すると計算が重い。極形式で偏角と絶対値に分けると数行で終わる。
2021年九州大学理系数学
第5問 解答・解説
第5問は整数・場合の数の問題です。
テーマは「二項係数が素数になる組」。
問題


問題文をテキストで読む
以下の問いに答えよ。
(1) 自然数 $n,k$ が $2\leqq k\leqq n-2$ をみたすとき、 ${}_n\mathrm{C}_k>n$ であることを示せ。
(2) $p$ を素数とする。 $k\leqq n$ をみたす自然数の組 $(n,k)$ で ${}_n\mathrm{C}_k=p$ となるものをすべて求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
${}_n\mathrm{C}_k$ を階乗の分数として書き、 $n$ で割った値が1より大きいことを示せばよい。分子の $(n-1)(n-2)\cdots(n-k+1)$ と分母の $k(k-1)\cdots2$ を大きい順に1つずつ組にして分数の積に分けると、どの分数も(分子)$-$(分母)$=n-k-1$ で正になる。 $2\leqq k\leqq n-2$ のすべての $k$ で同じように言える。
- $\dfrac{{}_n\mathrm{C}_k}{n}=\dfrac{(n-1)(n-2)\cdots(n-k+1)}{k(k-1)\cdots2}=\dfrac{n-1}{k}\cdot\dfrac{n-2}{k-1}\cdots\dfrac{n-k+1}{2}$ と分ける。
- どの分数も(分子)$-$(分母)$=n-k-1\geqq1$ であることを示す。
- 1より大きい分数の積なので $\dfrac{{}_n\mathrm{C}_k}{n}>1$、すなわち ${}_n\mathrm{C}_k>n$ と結論する。
【(2)の方針】
まず実験する。 ${}_6\mathrm{C}_0,\cdots,{}_6\mathrm{C}_6$ は $1,6,15,20,15,6,1$ で、両端の1以外はすべて合成数。 ${}_7\mathrm{C}_0,\cdots,{}_7\mathrm{C}_7$ は $1,7,21,35,35,21,7,1$ で、素数になるのは ${}_7\mathrm{C}_1={}_7\mathrm{C}_6=7$ だけ。素数になるのは ${}_n\mathrm{C}_1$、 ${}_n\mathrm{C}_{n-1}$ で、 $n$ が素数のときだけと見当がつく。それを示すのに (1) を使う。(1) から $2\leqq k\leqq n-2$ なら ${}_n\mathrm{C}_k>n$、一方 ${}_n\mathrm{C}_k=p$ なら $p$ は $n!$ を割り切るので $p\leqq n$。この2つがぶつかる。
- $k=n$ は ${}_n\mathrm{C}_n=1$ で不適。 $k=1,\ n-1$ は ${}_n\mathrm{C}_k=n$ なので $n=p$。
- $2\leqq k\leqq n-2$ のとき、 $p$ が $n!$ を割り切ることから $n\geqq p$、(1) から ${}_n\mathrm{C}_k>n\geqq p$ で矛盾することを示す。
- 以上から組を求める( $p=2$ のときは $(2,1)$ の1組)。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 20点
$2\leqq k\leqq n-2$ のとき
$$\frac{{}_n\mathrm{C}_k}{n}=\frac{(n-1)(n-2)\cdots(n-k+1)}{k(k-1)\cdots2}=\frac{n-1}{k}\cdot\frac{n-2}{k-1}\cdots\frac{n-k+1}{2}$$
右辺は $k-1$ 個( $k\geqq2$ より1個以上)の分数の積で、分子の大きい順と分母の大きい順を組にしている。
どの分数も、分子は分母より $n-k-1$ だけ大きい。たとえば一番左は $(n-1)-k=n-k-1$、一番右は $(n-k+1)-2=n-k-1$。 $k\leqq n-2$ より $n-k-1\geqq1>0$ なので、どの分数も1より大きい。
よって $\dfrac{{}_n\mathrm{C}_k}{n}>1$、すなわち ${}_n\mathrm{C}_k>n$。
(2) 配点 30点
– $k=n$ のとき ${}_n\mathrm{C}_n=1$ は素数でない
– $k=1$ または $k=n-1$ のとき ${}_n\mathrm{C}_k=n$ なので $n=p$。 $(n,k)=(p,1),\ (p,p-1)$
– $2\leqq k\leqq n-2$ のとき ${}_n\mathrm{C}_k\cdot k!\,(n-k)!=n!$ なので、 ${}_n\mathrm{C}_k=p$ なら $p$ は $n!=1\cdot2\cdots n$ を割り切る。 $p$ は素数なので $1,2,\cdots,n$ のどれかを割り切り、 $p\leqq n$。一方 (1) より ${}_n\mathrm{C}_k>n\geqq p$ となり矛盾。
答 $(n,k)=(p,1),\ (p,\ p-1)$( $p=2$ のときは $(2,1)$ の1組)
出題意図
(1) 二項係数を式(階乗の分数)として扱い、大小を比べられるか。組合せの意味としてしか覚えていないと手が出ない。
(2) (1) の不等式を使って候補を絞り、素数の性質(約数が1と自分だけ)で残りを決める整数の論証
講評
| 医学部医学科 | その他の学部 | |
|---|---|---|
| 難易度 | 標準〜やや難 | |
| 目標得点 | 30点 | 20点 |
| 目標時間 | 25分 | 30分 |
2021年のセットで一番差がついた問題。
二項係数を見て解き方がいくつ浮かぶか、という数学への慣れがすべてを決める。
幅広く勉強した人ほど報われる良問。
(1) が解けなければ第5問は飛ばしてよい。
(1) が解けたら、(2) は実験で見当をつけてから (1) を使って場合分けする。
現実的には (1) も (2) も論証が少し不十分で25〜30点。
差がつく所・失点しやすい所
- (1) で二項係数を式として扱えるか:組合せの意味だけでは大小を比べられない。 $\dfrac{{}_n\mathrm{C}_k}{n}$ を分数の積に分けるという発想に行き着けるかで大きく差がつく。
- (2) の $p\leqq n$:$p$ が $n!$ を割り切るので $n$ 以下、という素数の性質を書けるか。ここが論証の山場。
- (1) が解けないと (2) もまず解けない:(2) は (1) の結果が場合分けの決め手になる。(1) で止まったら、第5問は飛ばしてよい。
2021年九州大学・理系数学の
講評とまとめ
5問の難易度と目標得点をまとめると、次のとおりです。
| 大問 | 難易度 | 医学部医学科 | その他の学部 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | 標準 | 45点 | 35点 |
| 第2問 | 標準 | 50点 | 40点 |
| 第3問 | やや簡単 | 50点 | 50点 |
| 第4問 | やや難 | 35点 | 30点 |
| 第5問 | 標準〜やや難 | 30点 | 20点 |
この年は、時間の制約と得意・不得意を考えて、総合の目標点を低めにしています。そのため、大問ごとの目標得点を足しても、総合の目標点(医学部医学科で190点、その他の学部で150点)にはなりません。すべての大問で目標得点を取る必要はありません。
解ける問題を確実に落とさない、九大の王道のセット。
第1問〜第3問はできれば完答し、第4問(1)と第5問(1)は確実に解きたい。
これで十分に合格点に届く。
標準問題を確実に解く力を身につけよう。
解く流れ
第1問から順番に解く。
時間が足りなくなるセットではないので、問題ごとに順番を入れかえる必要はない。
2021年九州大学・理系数学に
関するよくある質問
2021年の九州大学・理系数学について、よく聞かれる質問にお答えします。
- 2021年の九州大学・理系数学は難しかった?
-
例年よりかなり難しくなった年でした。
それまで毎年出ていた「見た瞬間に解法がわかる」問題がなくなり、九大理系数学の転機になった年です。
ただ、時間が足りなくなるセットではないので、第1問〜第3問は完答を目指しましょう。 - 2021年の九州大学・理系数学は何点取れば合格できる?
-
目標点は、医学部医学科で190点、その他の学部で150点です(250点満点)。
数学が苦手な人でも、医学部医学科で130点、薬学部臨床薬学科で100点、その他の学部で80点は確保しましょう。 - 2021年の九州大学・理系数学はどこで差がつく?
-
特に差がついたのは、次の2つです。
- 第5問(2):実験して答えを推測できたか。初見問題に対する対応力がどれだけあるかが問われた問題でした。
- 第4問:長い問題文と「平均値の性質」という言葉に身構えず、定義を式に直して計算できたか。見た目ほど難しくない問題です。
- 2021年の九州大学・理系数学は何が出題された?
-
大問ごとの単元は、次のとおりです。
- 第1問:空間ベクトル
- 第2問:複素数平面・複素数と方程式
- 第3問:微分法・積分(数学Ⅲ)
- 第4問:複素数平面・微分法
- 第5問:整数・場合の数


