【最新】九州大学の現役合格率を徹底調査!浪人とはどっちが多い?
この記事でわかること
- 九州大学の現役合格率
- 現役合格率が高い学部
- 現役合格率が低い学部
- 5年前との現役合格率の変化
- なぜ現役合格率は高くなったのか
2022年の九州大学現役合格率はまさかの74%!
ではなぜ、こんなにも高い現役合格者が出たのでしょうか?
現役合格率がどのように上がってきたのか?
5年前のデータと比較して考察しております。
さらには、「なぜ九州大学の現役合格率は上がったのか」という理由を徹底解説していきます。
九州大学2022年の現役合格率
では、さっそく九州大学の現役合格率を発表していきます。
2022年の九州大学現役合格率は74.1%。
脅威の70%超えです。なんと4人に3人が現役合格!浪人生が4人に1人しかいないと考えると、かなりすごいです。
驚異!2022年合格者の4分の3は現役生
ドラゴン桜であったように、みんなが鉢巻を巻いて1年間死ぬ気で勉強する。
そんな浪人生活はなくなったのでしょうか。
もう、現役合格が主流の時代になっちゃうんですかね。
もちろん、すごいいいことですが!
学部ごとの現役合格率も知りたいと思うので、一覧を載せておきます!
学部 | 現役合格率 |
---|---|
共創学部 | 77.1% |
文学部 | 80.1% |
教育学部 | 81.4% |
法学部 | 76.2% |
経済学部 | 74.9% |
理学部 | 72% |
医学部 | 73.9% |
歯学部 | 51.1% |
薬学部 | 65.1% |
工学部 | 74.3% |
芸術工学部 | 79.7% |
農学部 | 71.7% |
※こちらの表は前期試験と後期試験の合格者の合計です。
九州大学 2022年
現役合格率が高い学部と低い学部
では、「現役合格率が高い学部」と「現役合格率が低い学部」に分けて紹介していきます。
現役合格率は74.1%と高いですが、その中でも現役合格率が高い学部と現役合格率が低い学部があるので、お話ししていきます。
現役合格率が高い学部
まずは現役合格率が高い学部です。
今から紹介してきますが、文系の学部現役合格率が高い傾向にあります。
1位 教育学部
第1位は、「教育学部」!なんと、現役合格率は81.4%!
5人に4人が18歳のピチピチの若者として入学します笑
教育学部の8割以上が現役生!?
そういえば、私も九州大学に入学したときは、「え?18?若いね〜」なんて当たり前のことを先輩に驚かれていました。
今となっては、27になり時間が経ったのを痛感しますね笑
いや〜、懐かしい!
2位 文学部
第2位は、「文学部」です。現役合格率は、80.1%!
教育学部ほどではないですが、文学部もなかなか高い。またもやぴちぴちの18歳がたくさん入学するわけです。
3位 芸術工学部
第3位は、「芸術工学部」です。
ほとんどの学部は伊都キャンパス、医学部系の学部は馬出キャンパスにあります。
しかし、「芸術工学部」は大橋キャンパスにあって1つだけ離れたところにあるんです。
現役合格率は79.7%!80%は下回りましたが、それでも高い!
現役合格率が高い学部
1位 教育学部(81.4%)
2位 文学部(80.1%)
3位 芸術工学部(79.7%)
上位3学部は約80%で脅威の現役合格率となっています。
現役合格率が低い学部
全体としては74.1%とかなりの現役合格率ですが、低い学部もあります。
では、どの学部が現役合格率が低いのでしょうか。
1位 歯学部
第1位は「歯学部」!しかも、ダントツで1位。
現役合格率は51.1%で、次に低い薬学部の65.1%と比べてもかなり低い。
しかも、5年前の2017年の入試では歯学部の現役合格率は29.8%です。(これもダントツで1位です!)
さて〜、歯学部がダントツで高い理由ですが・・・
正直わかりません笑
ただ、歯学部の知り合いが「元々医学部を目指してて浪人してたけど・・・諦めて泣」みたいなことを言ってたので、これも理由としてあるかもしれません。(いや、ほんとのことは分からないですよ!)
2位 薬学部
第2位は「薬学部」です。薬学部(特に臨床薬学部)は医学部医学科に次いで難易度が高い学部です。
難易度が高いからこそ、現役生にとっては難しい、というのが理由でしょう。
ポイント
あとは、国立の薬学部が少ないというもあると思います。
薬学部がある国立大学は全国で19校。九州だと、九州大学・熊本大学・長崎大学の3つ。
どうしても薬剤師になりたい人で「国立大学しかだめ」とう人は浪人せざるを得ないのかもしれませんね。
国立大学薬学部の少なさ→浪人生が増加?
九州大学2022年入試は最高の現役合格率
ここまで2022年入試の現役合格率を話してきました。
九州大学入試の歴史をさかのぼっても、目立ったできこと。
なんと、ここ10年では最高の現役合格率です。
5年前の2017年の現役合格率との比較を載せておきます。
学部 | 現役合格率 | |
---|---|---|
2022年 | 2017年 | |
全体 | 74.1% | 69.9% |
共創学部 | 77.1% | |
文学部 | 80.1% | 79.7% |
教育学部 | 81.4% | 90.0% |
法学部 | 76.2% | 71.2% |
経済学部 | 74.9% | 73.3% |
理学部 | 72% | 73.7% |
医学部 | 73.9% | 63.0% |
歯学部 | 51.1% | 29.8% |
薬学部 | 65.1% | 60.0% |
工学部 | 74.3% | 70.1% |
芸術工学部 | 79.7% | 64.0% |
農学部 | 71.8% | 72.5% |
全体的に5%も現役合格率が増えています。
学部によっては増えているところもあれば減っているところもある。といった感じですが、、、
この中でも注目したいのが、医学部医学科の現役合格率です!
ポイント
医学部医学科の現役合格率は44.6%(2017年)→65.8%(2022年)と20%も増えています。
私の入学年も40%程度でした。これはかなりすごいことです。
医学部医学科はレベルもダントツで高く、現役生には中々厳しいと言われていますが、ここまで現役で受かるとは・・・う〜ん、すごい!
この現役合格率の高さがどうしても気になりました。だから分析します!
2022年は現役合格者率がこの10年で一番多い!その理由は…?
九州大学2022年入試の現役合格率は
なぜ最高になったか?
私は九州大学の現役合格率が高くなったのにはいくつか理由があると思っています。
考えれるのは次の4つ。
- 共通テストの難化
- コロナウイルスの影響
- 九州大学2次試験の難易度
- 高校の進学校化への取り組み
では1つずつ説明してきます!
共通テストの難化
なんと言ってもこれでしょう。
2022年は共通テストがかなり難化しました。数学ⅠAを始め、理系科目がかなりの難化。
共通テストで人生が変わった人も数多くいたことでしょう。
九州大学の入試にもかなりの影響が出ました。
共通テストのボーダーは去年より50点くらい下がり、受験生はかなり戸惑ったことでしょう。
その結果、2次試験を合わせても合格最低点はかなり下がっていました。
ポイント
共通テストの結果が悪くなるとどうなるでしょうか?
もちろん、志望校を下げる人が出てきます。
今年の共通テストは、目標点を取れなかった人もたくさんいると思います。
そんな人たちが浪人を嫌って志望校を下げた。
これが1つ目の理由と考えました!
共通テストの難化で志望校を落とす人が続出?→現役合格
コロナウイルスの影響
次は新型コロナウイルスの影響です。
2年目に大型の緊急事態宣言が出ました。このウイルスの影響をもろに受けているのが、2022年の受験生!
でも悪いことばかりではなかったのではないでしょうか。高校が休校になったり、オンライン授業になった生徒が多いです。
そのような生徒は自分の勉強に取り組める時間が増えました。
高校生が受験に挑むのに、悩みのたねとなるのが高校の存在。朝課外から放課後の補講と忙しい高校もあり、自分が望む勉強をできない生徒もいます。
しかし、コロナウイルスをきっかけに自分の勉強に向き合う時間が増えた。これが現役合格率が上がった理由と考えます。
コロナ休校で現役生の自学の時間が増加!
高校の時間が少なくなるのは悪いことではありません。「ゆとり世代」にも素晴らしい人材はたくさんいます。
フィギュアスケートの羽生結弦選手や野球の大谷翔平選手は「ゆとり世代」。でもその分野のトップクラスの選手!
やる人とやらない人での差は拡大したようですが、頑張る人が結果を残せるのは素晴らしい環境だと思います。
九州大学2次試験の難易度
九州大学2次試験の難易度も理由だと考えています。
数学の難化が話題になっていますが、理科が簡単になったのが大きい。
現役生は理科が完成せずに受験に挑む人が多いです。
なんと言っても高校が理科を終わらせるのが高校3年生の10月とか。(中には、12月になる高校もあります。)
完成させろと言われるほうがおかしい話笑
現役生ラッキー?完成度の低い理科が簡単に
高校の進学校化への取り組み
高校の取り組みも注目すべき理由です。
大濠高校や宮崎西高校を知っていますか?私はこの2校は今後伸びてくる勢いのある高校と考えています。
ほとんどの高校が「ん、意味あるの?それ」と思うような対策をしている。
そんな中、この2校は中高一貫校である恩恵を最大限に活かして、進学実績を伸ばしてきています。
特に大濠の一貫クラスなんて、学校の勉強で完結できるくらいの素晴らしい課題が出されます。
九州大学医学部医学科の高校別合格者数を徹底解説した記事はこちら
高校の受験生を第一に考えた取り組み。これも現役合格率アップに絶対につながっています!
よくある質問
ネットで調べたら、「九州大学 現役」や「九州大学 浪人」に関して多くの質問が見つかったので、これらに答えていきます!
- 浪人して九州大学に行く価値はありますか?
-
あなた次第だと思います。
1年でも早く社会に出て、やりたいことを始めていきたい!のであれば、浪人なんてせずに合格した大学に行ってもいいのではないでしょうか?
しかし、「浪人するか悩んでいて決めきれない」のであれば浪人してもいいと思います。
生々しい話、大学の偏差値と平均年収はある程度比例します。
つまり1年浪人してでも九州大学に進学したほうが、生涯年収は高くなる可能性が高いです。
まだまだ学歴と生涯年数は比例する。その1年が一生を左右するかも
さらに、現役で行きたくない大学に進学しても後悔が残る可能性が高いです。
- 仮面浪人で九州大学を目指そうと思っているのですが、可能でしょうか?
-
これを悩んでいる時点で答えは決まっています。 仮面浪人は効率悪いと思ってるんでしょ? その通りです。
1年で受かりたいなら、勉強に全振りしたほうがいい。こんなの誰でも分かります。
もちろん、ご家庭の事情があるかもしれません。その際は仕方がないので、仮面浪人で頑張りましょう。
- 前期試験に落ちて後期で九州大学に合格しました。行くべきでしょうか?
-
これも悩んでいる時点で答えは分かっています。 後悔しないために、もう1年頑張ってはいかがでしょうか? もちろん、まだ頑張る気持ちが残っていればですが・・・
私は1年浪人してでも1ランクや2ランク上の大学を目指すのはありだと思います。
お金は取り戻せますし、後悔も残りません。
九州大学の現役合格率まとめ
最後に今回お話しした内容を簡単にまとめておきます。
- 2022年の九州大学現役合格率は驚愕の高さ
- 特に高い学部は教育学部や文学部
- 低いのは歯学部や薬学部
- 2022年に高くなった理由は4つ
①共通テストの難化
②コロナウイルスの影響
③2次試験の難易度
④高校の取り組み
最後に受験生に言いたいことは、現役合格と浪人を比べると、絶対に現役合格のほうがいい。こんなのは誰でも分かります。
今からでも勉強して絶対に現役合格を掴みましょう!
「4年計画」を前提の高校もありますが、あなたが浪人する理由にはなりません。いいですか、絶対に現役合格を勝ち取るのです!